震度0



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初公開日(参考)2005年07月
分類

長編小説

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震度0

2005年07月15日 震度0

阪神大震災のさなか、700km離れたN県警本部の警務課長の不破義人が失踪した。県警の事情に精通し、人望も厚い不破がなぜ姿を消したのか? 本部長の椎野勝巳をはじめ、椎野と敵対するキャリア組の冬木警務部長、準キャリアの堀川警備部長、叩き上げの藤巻刑事部長など、県警幹部の利害と思惑が錯綜する。ホステス殺し、交通違反のもみ消し、四年前の選挙違反事件なども絡まり、解決の糸口がなかなか掴めない……。 (「BOOK」データベースより)




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震度0の総合評価:6.84/10点レビュー 102件。Cランク


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全6件 1~6 1/1ページ
No.6:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

警察小説というより社内権力を争う謀略小説、だが面白い!

独自の視点から警察小説の新ジャンルを牽引する著者の2005年の作品。県警組織の要となる総務課長が失踪した不祥事をきっかけとする幹部たちの権力闘争を描いたヒューマン・ドラマである。
阪神淡路大震災が発生した日、遠く離れたN県警にも激震が走った。事務方のトップである総務課長の不破が行方不明になったという。幹部からも部下からも人望厚い不破は、なぜ姿を消したのか? この事実が警察庁の知るところになれば一大不祥事であり、県警上層部は全力で行方を探すとともに事態が外部に漏れるのを必死で防ごうとするのだが、ことの背景には県警本部長の失態があり、さらに幹部の間の権力闘争が重なり、解決への道は複雑になるばかりだった…。
総務課長が蒸発しただけでも大問題だが、そこにキャリア組と地元叩き上げの確執、同じ職階の幹部同士の利害対立が重なり警察上層部はバラバラになる。さらに過去の選挙違反摘発事件、殺人犯の逃走、交通違反もみ消しなどスキャンダルになりかねない出来事が次々に起き、次第に各人の本音が露わになるプロセスがスリリング。謎解きミステリーの要素より人間ドラマに重点が置かれているのだが、下手な謎解きより格段に面白い。
横山秀夫ファンはもちろん、警察群像もののファンにオススメする。

iisan
927253Y1
No.5:
(6pt)

ぐずぐずした感じ

県警内部の権力闘争のようなものを、ぐずぐずと描き出している。
権力闘争というより、もっとレベルの低い内輪揉めみたいなものかもしれない。
よって、緊張感や爽快感は殆ど得られない。
他の家庭の夫婦喧嘩を覗いているような感覚である。
だから、それが面白いと言えば、確かに面白いのである。
でも、著者の得意とするラストの切れ味のよさ、スッキリ感を得たいのなら、それは本冊からは難しい。
ということで、この評価になりました。

マッチマッチ
L6YVSIUN
No.4:
(3pt)

震度0の感想

官僚ネタも、ここまでくると嫌になる

mick
M6JVTZ3L
No.3:
(4pt)

震度0の感想

大好きな横山秀夫さんなのですが…
登場人物が多い上に役職が似通っていて誰が誰なのか解らなくなり何度も前のページと行ったり来たり。
本来優先すべき大地震の対応よりも、自らの思惑と保身に走る県警幹部たちとの対比を楽しむ小説だと思いますが、
読みにくさが勝ってしまい中々頭に入ってこなくて残念でした。
真相の切れ味もいまいちでした。

歌舞伎蝶
LMC3R9P9
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

震度0の感想

阪神淡路大震災があったその日に、神戸から約700km離れたN県警で発生した話である。
保身と野心。
タイトルの「震度0」が示す通り、N県警で起こっている事は、県民にとっては誰も気付かないような実際どうでもいい話なのである。
それにしても、この作者の描く警察小説に登場していた「警察官」たちは一体何処に行ってしまったのか?
同じ日本で大変なことが起こっている大震災の最中、県警幹部達が、自身の保身に身勝手なままに奔走する。
警察幹部夫人達まで、くっだらない見栄の張り合いで、読み手の失笑を買っていること間違い無しだ。

作者はこの作品で警察の何を描きたかったのか、という事になるが・・・。
「現場の刑事は立派で格好いいけど、彼らの上司である幹部連中はバカばっかりです」って事だろう。
ある意味、「挑戦」的な作品といえるのではないでしょうか。

梁山泊
MTNH2G0O
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

震度0の感想

県警警務課長の失踪事件が起きる。簡単に表ざたに出来ない事態に、県警幹部達がそれぞれの思惑や事情を抱えて暗躍する群像劇、となっています。そこに阪神大震災がどう話に絡んでくるのか、非常に興味深く読みました。
残念ですが、今作は正直期待外れでした。面白く無くは無いですが、震災と同時期に進行している所も生かされていないですし、事件の真相もいまいちで、幹部達の行動やその描写も感情移入出来ない。あえて喜劇的に揶揄したのでしょうが、緊張感が無く勿体ない作品という評価になりました。
いつもの短編では書ききれない群像劇は読みごたえ有りましたが、一ネタで引っ張るのは長編では厳しいかも知れませんね。カタルシスが不十分でした。

なおひろ
R1UV05YV
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