(短編集)

深追い



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初公開日(参考)2002年12月
分類

短編集

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深追い (新潮文庫)

2007年04月25日 深追い (新潮文庫)

不慮の死を遂げた夫のポケットベルへ、ひたすらメッセージを送信し続ける女。交通課事故係の秋葉は妖しい匂いに惑い、職務を逸脱してゆく(表題作)。鑑識係、泥棒刑事、少年係、会計課長…。三ツ鐘署に勤務する七人の男たちが遭遇した、人生でたった一度の事件。その日、彼らの眼に映る風景は確かに色を変えた。骨太な人間ドラマと美しい謎が胸を揺さぶる、不朽の警察小説集―。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.67pt

深追いの総合評価:8.13/10点レビュー 70件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(7pt)

深追いの感想

短編が7作入っています。
著者の短編はいつも卒なくまとめられており、どれもレベルが高いと思います。
本冊子に関しても、水準以上です。
ただし、ややばらつきも感じれ「うーん」という作品も混じっていると思いました。
当方の好みとして、「又聞き」・「訳あり」・「仕返し」が良かったです。

マッチマッチ
L6YVSIUN
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

深追いの感想

横山秀夫は短編が面白いが
この作品集はイマイチ。
主人公に共感も同情もわかない。
読後に残るのは
イヤ感だけ

jethro tull
1MWR4UH4
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

組織人の再出発物語

事件捜査が主役ではない警察小説を確立した横山秀夫の連作短編集。今回は、県庁所在地から遠く離れ、警察署と官舎、寮が同じ敷地に建つという三ツ鐘署を舞台に、交通課、鑑識係、少年係、会計課などの7人の職員の物語が収録されている。
元来が徹底した階級社会、ムラ社会の警察組織、しかも職場と住居が一体化されているとあって、三ツ鐘署の職員の人間関係はきわめて微妙なバランスの上に成り立っており、いつ、どこで破たんするか知れない危険性をはらんで展開されることになる。そんな中で生きる職員たちの組織人としての建前と個人としての本音の葛藤が、これでもかというほど繰り返され、かなり息苦しいエピソードが続くことになり。
しかし、一度落ち込んだり壊れたりした人間性、人間関係を立て直そうという姿勢がうかがえるエンディングが多いこともあり、読後感は「真相」などに比べて明るいものが多い。
7作品の中では、警官と泥棒、それぞれの老いと技術の継承を通して人間の業を描いた「引き継ぎ」が一番面白く、印象に残った。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.67:
(5pt)

短編集も面白いです

7つの短編集で出来ています。場所は全て地方都市の三ツ鐘警察署が舞台となっています。七つともバリエーションがあり飽きさせません。横山さんの作品には,「64」や「クライマーズハイ」などの長編が有名ですが,短編も楽しめます。長編読んだら次は短編そしてまた長編と読んでいます。スナック菓子をぽりぽり口に入れながらゆったりと読書できるのは最高の幸せです。
深追い (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:深追い (新潮文庫)より
4101316716
No.66:
(3pt)

緊張感ではなく「既視感」のある作品集

横山秀夫らしいひねりの効いた短編集。どの短編も架空の「三ッ鐘署」という
地方警察所を舞台としている。登場する警察官は、実務に長けた現場警察官であ
り、いわゆるエリート(国家公務員試験合格者)の物語ではなく、物語も「泥く
さい」もの。

 7編が収載されているが、かなり錬られている物語が多い。読みやすい文体な
ので、すっとストーリーの中に入っていくことができ、スピーディーに展開し、
最後には意外な形で終わる。
 職人の熟練の手捌きを見ているようで、気持ちよく小説の中に入ることができ
た。あまり複雑ではないように作品が構成されていて、どこの短編からでも読む
ことができる。

 1編は30ページから長いもので50ページほど。気の張る本を読んでいると
きに読んでもいいだろうし、暇な時間にパラパラめくって読むのも楽しい。実に
「手軽」に読むことができる。
 最近は横山秀夫のような、各短編の水準が高い作品を書ける作家が少なくなっ
たように思える。その意味では「貴重」な作家であろうか。

「深追い」。文字通り自分で勝手に深追いしてしまう警官のいささか「哀しい」
 物語。はっとするストーリーだった。ストリーテラーとしての横山の筆が冴え
 る。
「引き継ぎ」。細かな点で、ストーリーに無理があるカ所もある。少々奇をてら
 いすぎか。
「又聞き」。ストーリーが尻切れになっていて、すっきりした結末ではないが、
 哀しみの漂う情緒がある。
「訳あり」。この短い作品で、様々な警官としての人生の断面を見せてくれる。
「締め出し」。物語のリアリティがいま一つ。
「仕返し」。一番長い作品。本書の作品でどうにも高く評価できない作品。展開
 の面白さもなく、途中で「だれる」、最後もとってつけたよう。
「人ごと」。これも何を描きたかったかがはっきりしない。後味も薄い。

 さほど出来のよい作品集はないが、「暇つぶし」には十分。だが、二度読むこ
とがないであろう短編集。
 2002年に単行本として刊行されていて、すでに20年を超えている。
 署内で酒を飲むシーンなどは、今では絶対にありえない。ポケベル(と書いて
も分からない人も多いのでは)など小道具も古びている。ただ小説としてはさほ
ど古びた感じはなく、現在に読みかえてもいいような内容だ。

 前述したが、「暇つぶし」には格好だろう。
深追い (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:深追い (新潮文庫)より
4101316716
No.65:
(5pt)

日常の中に、特異な視点でのストーリー。

正攻法の清張さんとは異なり、小さな事象を特異な感覚で展開している点が、面白い。
深追い (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:深追い (新潮文庫)より
4101316716
No.64:
(5pt)

上手い

毎回最後のページで唸りました。さすがですね。
気に入ったのは「仕返し」と「人ごと」です。
全体的に、人間の強さも弱さも如実に書いている小説だと思います。
深追い (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:深追い (新潮文庫)より
4101316716
No.63:
(1pt)

うーん

「人ごと」のみ読みました。
中年の主人公が、自分の姪とはいえ14歳の中学生に抱き着かれてキスの真似事されて嬉しいと感じている描写で、ちょっと引いてしまいました。あと年金で生活している高齢者って、タワマン最上階の部屋を賃貸契約できるんでしょうか? 一人暮らしなので審査通らないような気がして、そういう細かい点が気になってしまって作品に入れませんでした。オムニバスのようなので、他の短編も読めば印象が変わるのかもしれませんが……
深追い (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:深追い (新潮文庫)より
4101316716



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