永遠の0



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初公開日(参考)2006年08月
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長編小説

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永遠の0 (講談社文庫)

2009年07月15日 永遠の0 (講談社文庫)

「娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守るために」。そう言い続けた男は、なぜ自ら零戦に乗り命を落としたのか。終戦から60年目の夏、健太郎は死んだ祖父の生涯を調べていた。天才だが臆病者。想像と違う人物像に戸惑いつつも、一つの謎が浮かんでくる―。記憶の断片が揃う時、明らかになる真実とは。涙を流さずにはいられない、男の絆、家族の絆。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.81pt

永遠の0の総合評価:7.92/10点レビュー 2102件。Sランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全26件 1~20 1/2ページ
No.26:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

永遠の0の感想

歴史小説の枠になるのかな?
初めてこのタイプの小説を読みました。
評価は6点ですが、決して面白くないわけではないです。
戦闘のシーンは手に汗握りました。
ただ、本筋にあまり関係のない人物名がやたらたくさん出てきて
それが結構大変でした。
そこは、「〇〇作戦を指揮した長官」とかでよかったのかな、と。
フルネームで名前が出てくるとなんとなくストーリーに関わってくると感じ、覚えないといかない感じがしてしまいます。

まずまずのボリュームですが、物語を飽きさせない筆力は十分です。
この小説はミステリーではないですが、「謎」は確かに存在していて、徐々に明らかになってくるのですが、どうしても小説に魅力的な謎を求めてしまう私。この小説の「謎」はそこまで魅力的ではなかったのかなとお思います。
ただ、小説自体の完成度は高く、とても処女作とも感じられない構成は見事だと思います。

マビノギオン
ETOPY8N1
No.25:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

永遠の0の感想

ミステリーではありません、第二次世界大戦での対米戦を中心とした歴史小説ですね。
読み易い文章と構成の上手さが手伝い、頁数の割にはそれほど長さを感じませんでした。

戦争の悲惨さをひたすら訴える作品ではなかったのが高評価につながった要因です。
現代の価値観と当時の価値観の違いを感じさせる濃淡が見事に表現されており、個人的に軽々しい感想はなるべく控えたいです。

▼以下、ネタバレ感想

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mkaw11
HAAP6CBX
No.24:
(6pt)

永遠の0の感想

映画もよかったけど、小説のほうがやはり
しっかり作りこまれている (ちょっと長かったけど)

mick
M6JVTZ3L
No.23:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

永遠の0の感想

この特攻というテーマは大変に重く、これを選んだ点は大変な決断だったろうと思い、まずご苦労様と言いたいです。
どう書いても批判は必至のテーマともなれば、全力で下調べに取材を行ったに違いありませんし、そういった意気込みは伝わってはくるのですが、作品に生かしきれなかったようです。
世間の評は賛否両論のようで、反響の大きさをうかがわせますが、なぜ反響が大きいのか不思議に思いました。批判の多くはなぜか小説ではなく著者の政治姿勢に向いています。
本作を読んで戦争賛美だと解釈する人は、ちょっと読解力に難があるかまたは全部を読んでない人でしょう。
まぁ、これだけ心に響かない作品だとこれが右翼思想だろうと左翼思想だろうと、もうどっちだろうとかまわないと思いました。

absintheは、以下では小説としての問題だけ書いてみます。
小説としては、全くつまらないものだと思いました。

小説として駄目な点は、戦闘の体験者としての視点に全く臨場感が無いことです。
著者の書きたかった本来のストーリーは「戦争体験者の話を取材する、戦争を知らない若者の話」だったはずが、「戦争を知らない第三者に取材する、戦争を知らない若者の話」のような内容になっています。戦争体験者を登場させたなら、読者は「戦場で見たこと」を期待するでしょうに、当の経験者に「戦場で聞いたこと」と「戦後に調べた事」ばかりを語らせています。
戦場の体験談と称して戦後の読書体験ばかり語っているのですが、そうまでしてわざわざ記述された読書体験、ここで何人が死んで、何隻が沈んで・・と延々と書かれるあたりも、少し戦記物を読んだ経験のある人なら知っていることばかりです。しかも、戦争の始まりから終わりまでを無理にカヴァーしようとしたため、それぞれの戦闘の印象もますます薄められてしまっています。

パイロットの描写するゼロ戦が、外からみた目線でしかリアリティを感じないのも気になります。飛行甲板に立って着艦を見届ける話、飛行場から飛び立つ飛行隊を見送る話には少しリアリティがあって情景も浮かぶのに、操縦席に座った話になるととたんに情景が浮かばなくなっています。着艦が難しいというエピソードを一生懸命述べるのですが、飛行甲板からゼロ戦を見た目線にこだわってばかりで、操縦席からの目線を語りません。パイロットは操縦席に座り風防を通して戦場を見たはずなのですが、地図上を進む戦闘機を駒として見下すように語ります。
absintheは、大戦中の戦闘機パイロットの戦記を読んだことがあります。日英米独の書籍(の和訳)を最低1冊は読んでいるのですが、操縦者が書いただけあって操縦席の情景はさすがに臨場感があったのを覚えています。本作は小説で、ドラマチックにするためなら多少の創作が許される立場にありながら、淡々と描写された戦記に劣っているのです。これではわざわざ小説にした意味もわかりません。パイロットの目線ならもっと他に書くことがあったはずです。本書には、操縦席の居心地、操縦席の臭い、操縦席の寒さ、操縦桿やペダルの重さ、エンジンの騒音や振動、肩にかかる荷重といった、体験者ならではの話がありません。主人公の青年が取材したのはただの自称パイロットだというオチなのでは?と余計に勘繰ってしまいました。
坂井三郎さんの敵飛行場の宙返りのエピソードを始めとしてノンフィクション戦記の引用が多いのですが、それぞれのネタ元の著作では体験者が主観で描写しているエピソードを本作ではせっせと伝聞に置き換えて「これは聞いた話だが」と語ってしまうので、当然のことならがネタ元よりもずっと臨場感の乏しいものになっています。小説というメディアは聞いただけの話を見た話のように嘘をつくのが許されるメディアだったと思うのですが、本書ではわざわざ見た話を聞いた話に翻案しているのです。
どうしても集めたネタを列挙しただけような印象がぬぐい切れず、登場人物の語りに最後まで命がこもりませんでした。

逆に情景がリアルに感じられたのは、少佐と下士官が碁を打つあたりを描写した整備兵の話だったり、戦後の航空ショーで日米のパイロットが互いの勇気を讃えあった話など、戦闘とは関係ない話ばかりです。せっかく苦労して集めてきた素材を著者の中で消化できなかったようです。百田さんは、もう少し想像力をもって戦闘の様子を描写してほしかったですね。

映像作品はまだ見てないのです。でも主人公が操縦席に座っているシーンをコマーシャルで見ました。期待はしてないのですが、こっちはマシかもしれません。


▼以下、ネタバレ感想

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absinthe
BZLMTCHK
No.22:
(8pt)

永遠の0

日本だからこそできる作品が好きだ。映画で言うと「それでも僕はやってない」とか。そしてこの作品は、まさにそれだと思う。素晴らしかった。読んでいて、戦争がとてもリアルに感じられた。流石、百田尚樹だと思った。
余談だけれど、タイトルが好きです。

レオ
06G2TATX
No.21:
(9pt)

永遠の0の感想

途中はダルかったが、こういうオチにやられました。
よい作品でした。
映画は見てませんが、どうだろうか?

▼以下、ネタバレ感想

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レッダーン
JX3FQ5JY
No.20:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

永遠の0の感想

太平洋戦争について考える切っ掛けとなる点にのみ意味のある作品。祖父の話を聞きたいと言っているのに、大半は直接関係ない自分自身の話と、戦後分かった当時の隠されていた状況を延々と語る老人たちには少々辟易する。また、聞いて回っている主人公とその姉の存在感が薄く、キャラクターとしての魅力を感じ無い。ご都合主義に過ぎ、祖父の生涯を順に辿れる様に戦友と出会える構成も不自然で、読んでいて冷めて来る。元ネタになったノンフィクションの焼き直しなのでしょうか?
と言う訳で小説としては面白く無かったのですが、太平洋戦争や特攻について少々の知識が付いた点は良かった。しかし、なぜこんなに売れたのか、なぜみんな泣けるのか、それは私には分からなかった。

なおひろ
R1UV05YV
No.19:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

永遠の0の感想

戦争小説としても、歴史小説としても、青春小説としても、スカイアクション小説としても、ホワイダニット・ミステリとしても面白かった。戦闘機や特攻に対する深い知識と考察、それを調べていく中での人間ドラマ、徐々に明らかになってくる意外な真相等、著者の筆力の高さを感じさせられました。

水生
89I2I7TQ
No.18:
(7pt)

永遠の0の感想

ものすごく良い話です。
…が特攻の描写が哀しすぎて、個人的にはあまり好きにはなれませんでした。

歌舞伎蝶
LMC3R9P9
No.17:
(6pt)

永遠の0の感想

ちょっと長かった・・・

呑んだくれ
P3S7II56
No.16:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

Noと言える、弱い男、だが、強い!


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アッシュ
X1Y4OWIB
No.15:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)
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永遠の0の感想

素晴らしい!!!
この一言につきる...。


Haru Stingray
RFEPGY0B
No.14:8人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

永遠の0の感想

自分がもし昭和元年に生まれていたら…
混乱の日本で『死』以外に選択肢の無い短い人生を送っていたかもしれません。
戦後60年以上経ったが、慰安婦問題や侵略戦争の謝罪要求など、戦争の爪痕の深さが今だ尚残っています。
戦争は嫌いだから避けて通る…私も実際そうだったかもしれません。
しかし、全く私の認識は間違っていました。

話題作と言うことで、戦争に関する小説を初めて読みました。


この『永遠の0』は、戦争とは一体なんだったのかと言うことを新たな視点で描かれた素晴らしい作品です。

戦争自体が風化されつつある現在ですが、この作品を通じて、改めて平和な日本を感じたいと思いました。


マグル
ZH9M7YFR
No.13:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

永遠の0の感想

大東亜戦争教科書。目頭が熱くなるまでに時間を要する。戦争オタクと戦争嫌いの両極端の方はダメです。

supoo0331
76NSOQ3P
No.12:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)
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永遠の0の感想

話の構成は 、浅田次郎の「壬生義士伝」に似ています。はじめに主人公の死があって、後年、彼を知る人たちにそのひととなりを尋ねていく物語です。太平洋戦争のはじめから敗戦にいたるまでが、彼の人物像を語る証言の中から浮き彫りになっていく物語構成はみごとです。そして最後に泣かせます。若い人たちに是非読んでいただきたい一冊です。そして、感動したら近現代史を勉強してください。おすすめは「読むだけですっきりわかる世界史 現代編」です。

coffindancer49
39M5SIVM
No.11:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(2pt)

イマイチ。。

同じような描写の繰り返しで飽きました。

ほんおっさん
ELM5PJCM
No.10:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

何も知らない自分が恥ずかしくなります

戦争モノはあまり得意ではないのですが、これは自分が戦争経験者の感想を実際に聞いているような感覚に陥って、苦も無く読めました。
戦後だいぶ経ってから生まれた自分、「戦後○年」と言われ続けてはいるけれど、じゃぁ実際日本人として戦争の何を知ってるの?と聞かれたら、「ひどいものなんでしょ?」とか「たくさんの人がなくなったんだよね」とか、その程度でした。
その程度の知識しか持ち合わせていなかった、そして積極的に知ろうともしなかった自分が恥ずかしくなりました。
もちろんこれを読んだからってまだまだ知らないことはたくさんあるけど、戦争の一端だけでも今までよりは少し深いところに来られたかなと思います。
読後、この本が自分に与えた影響を思うと、みなさんに勧めたい。自分もまだまだ若いけど、そんな同世代の若い人たちに勧めたい。
外部からの権力で命の危険にさらされることなく生きている現代人に警鐘を鳴らす意味でも。

▼以下、ネタバレ感想

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へこ
JZT76SNG
No.9:14人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

永遠の0の感想

第二次世界大戦、ましてや特攻隊をテーマに扱うというのは作家にとってある意味挑戦と言えるのではないでしょうか。
賛美する作品など今の世の中で受け入れられる訳がなく、批判するにしても非常にデリケートな問題だと思います。
作家自身が持つ道徳観、倫理観の押し付けにより歪んだ方向に読者を誘導される事がないか危惧していましたが、そんな心配は全く杞憂でした。
それにしても素晴らしい作品だった。
娘、息子が高校生くらいになったら是非読ませたいです。

戦争モノ嫌いで敬遠している方にも是非お薦めしたい。 そして泣いて下さい。


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梁山泊
MTNH2G0O
No.8:15人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ミステリーではないが、読み応えあり

通常のミステリーや戦争物を想起して読み始めると違和感があると思うが、途中からきっとそんなことは忘れて、物語の世界に引き込まれるだろう。
終戦から60年目の夏、司法試験に失敗してニート状態にある26歳の男が、ゼロ戦パイロットとして特攻作戦で戦死した祖父の軌跡を、当時の戦友達へのインタビューでたずねるというのがメインストーリー。写真の一枚すら残されていない祖父の実像を探ろうとする旅は、いきなり「奴は海軍航空隊一の憶病者だった」という衝撃的な証言からスタートすることになる。ひたすら「生きて帰る」ことを願っていた憶病者が、なぜ最後は「十死零生」の特攻機に乗り込んだのか。読み進むほどに祖父の人間性が明らかになり、同時に、戦争や軍隊の非人間性があぶり出されてくる。
フィクションとノンフィクションを入り交じらせながら、現在の視点から戦争の病理や戦時を生き抜く人々の葛藤を描き出した筆者の物語構成力は“素晴らしい!”の一言だ。とてもデビュー作とは思えない。
あの戦争を引き起こし、最後は日本を破滅に追い込んだ軍部、官僚、政治家の愚かさ、頑迷、思い上がりには絶望的になる。だがしかし、それはあの戦争とともに終ったことではない。今回の原発事故をみるとき、我々日本人はあの失敗から何も学んでこなかったのかと、暗澹たる気持ちにさせられる。
新しい日本への歩みを始めるためにも、多くの人に本書を読んでいただきたい。

iisan
927253Y1
No.7:9人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

最期の機会

まるで百田さんが取材したものをそのまま文章に仕上げたようなリアルさを感じました。今は2011年ですが第二次世界大戦を体験されている方々もそろそろ平均寿命を越えてきました。このようにリアルな戦争描写を描けるのは、もしかすると最期の機会なのかもしれません。この作品を読ませていただいた後、そのままいつもは会話もしない母に薦めました。母も読書が好きですが、小説はあまり読みません。そんな母が感動していて、僕が薦めたことをとても喜んでくれました。作られた物語だとしても忘れてはいけない、とても大事なことを教えられました。

ebis103
LYGER7MN
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