(短編集)

マリリン・モンロー・ノー・リターン



    ※タグの編集はログイン後行えます

    【この小説が収録されている参考書籍】
    オスダメ平均点

    0.00pt (10max) / 0件

    7.00pt (10max) / 1件

    Amazon平均点

    5.00pt ( 5max) / 3件

    みんなの オススメpt
      自由に投票してください!!
    0pt
    サイト内ランク []-
    ミステリ成分 []
      この作品はミステリ?
      自由に投票してください!!

    0.00pt

    0.00pt

    0.00pt

    0.00pt

    ←非ミステリ

    ミステリ→

    ↑現実的

    ↓幻想的

    初公開日(参考)1972年04月
    分類

    短編集

    閲覧回数535回
    お気に入りにされた回数0
    読書済みに登録された回数1

    ■このページのURL

    ■報告関係
    ※気になる点がありましたらお知らせください。

    マリリン・モンロー・ノー・リターン―野坂昭如ルネサンス〈3〉 (岩波現代文庫)

    2007年07月18日 マリリン・モンロー・ノー・リターン―野坂昭如ルネサンス〈3〉 (岩波現代文庫)

    徹底的に現実を拒否しおぞましい妄想にとりつかれた人間を主人公として、遠国の美女への願望、女たちの執念、反逆的なヒューマニズムや現実逃避をテーマとする中編小説集。作家自身の「私小説」である表題作「マリリン・モンロー・ノー・リターン」をはじめ、性と死を執拗に直視した問題作である「娼婦三代」「母陰呪縛譚」「死の器」「不能の姦」を収録。(「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点0.00pt

    マリリン・モンロー・ノー・リターンの総合評価:10.00/10点レビュー 3件。-ランク


    ■スポンサードリンク


    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

    新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

    現在レビューがありません


    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
    未読の方はご注意ください

    No.3:
    (5pt)

    まことに野崎昭如は天才だ ユーモアも悲惨もここまで書ける作家はいない

    本書には「マリリン・モンロー・ノー・リターン」のほか、5編の作品が掲載してある。
    題名が難しくて、なかなかパソコンでは書けないのでデーターベースをコピーさせていただく。

    「徹底的に現実を拒否し、次々に湧き上がるおぞましき妄想を、世紀の美女・モンローに仮託して謳い上げた作家自身の“私小説”である表題作「マリリン・モンロー・ノー・リターン」。ほかに老いと介護をテーマとした「死の器」、大学落研の青春を描いた「ああ軟派全落連」、原発建設がもたらす悲劇を描いた「乱離骨灰鬼胎草」、怪奇幻想小説「砂絵呪縛後日怪談」等々、遠国の美女への願望、女たちの執念、反逆的なヒューマニズムや現実逃避をテーマとして、多面性に富んだ作家・野坂昭如ワールドが味わえるP+D BOOKSオリジナル編集版。」

    「マリリン・モンロー・ノー・リターン」は出色の作品。
    主人公は地方出身の大学出。卒業後な定職なくブラブラしているうちに、ジョー・ディマジオとの新婚旅行で東京へやってきた、マリリン・モンローの虜になる。依頼、妄想が頭から離れず、同窓会にマリリン・モンローを自分の女として連れて行ったら、みんなはどんな反応するだろうかなど、まったく実現性のない妄想にとりつかれる。そのほかにも、読んでいて爆笑する妄想の数々。主人公は布団を抱いて寝て妄想にふけるのが趣味らしい。ある面、著者の一面でもあり、著者は「マリリン・モンロー・ノーリターン」なる歌を作詞作曲、歌っている場面がいまでもyou tubeで見られます。
    「死の器」はこれも、大学出てぶっらぶらしている数人の男たち、食っていく手段として考えたのが、一人住まいで死にそうな老人を探し出し、皆の巣食っているアパートに連れ込み,死に水をとってやって、
    老人を邪魔者扱いしていた遺族から手数料を取るという仕事の経緯。
    「乱離骨灰鬼胎草」時代小説かと思いきや、時代は一挙に現代に飛び、原発事故の悲惨さを画いている。
    東日本大震災以前の作品の筈だが、その先見性に驚異する。
    怪奇幻想小説「砂絵呪縛後日怪談」、時代物ながら、そのエログロぶりには読んでいて辟易するほどだが、その表現の豊かさは、現代の作家の及ぶところではない天才を感じる。
    内容は、ここに書評として取り上げるには余りにも凄い表現なので差し控えます。
    マリリン・モンロー・ノー・リターン (P+D BOOKS)Amazon書評・レビュー:マリリン・モンロー・ノー・リターン (P+D BOOKS)より
    4093523487
    No.2:
    (5pt)

    妄想小説

    表題作は傑作、著者の妄想には笑った。マリリンと呼びかけるくだりには爆笑。誰でも一人でいるときにはとても人には言えないことを考えているものだが、これは夢でなくて妄想。しかし、その妄想をここまで書けるのは流石作家、裸になってる。とにかく一読を進めます。
    マリリン・モンロー・ノー・リターン (P+D BOOKS)Amazon書評・レビュー:マリリン・モンロー・ノー・リターン (P+D BOOKS)より
    4093523487
    No.1:
    (5pt)

    何だ坂、こんな坂、野坂です。

    何冊めだろうか。読んでない輩が可哀想で、ついプレゼント。手元から失せると、また読みたくなり、また購入。そんな野坂文学の1冊。唄を口ずさむ。
    マリリン・モンロー・ノー・リターン―野坂昭如ルネサンス〈3〉 (岩波現代文庫)Amazon書評・レビュー:マリリン・モンロー・ノー・リターン―野坂昭如ルネサンス〈3〉 (岩波現代文庫)より
    4006021143



    その他、Amazon書評・レビューが 3件あります。
    Amazon書評・レビューを見る     


    スポンサードリンク