魔都



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初公開日(参考)1948年01月
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長編小説

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魔都 (創元推理文庫)

2017年04月21日 魔都 (創元推理文庫)

『日比谷公園の鶴の噴水が歌を唄うということですが一体それは真実でしょうか』――昭和九年の大晦日、銀座のバーで交わされる奇妙な噂話を端緒に、帝都・東京を震撼せしめる一大事件の幕が開く。絢爛と狂騒に彩られた帝都の三十時間を闊達自在な筆致で活写した、小説の魔術師・久生十蘭の代表長篇。初出誌〈新青年〉連載版を底本に、新たに校訂を施した決定版。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.00pt

魔都の総合評価:8.73/10点レビュー 15件。Cランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(5pt)

タイトルが良いです

懐かしい劇画を見ているようでした。

わたろう
0BCEGGR4
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.14:
(4pt)

著者のユニークな語り口に翻弄されました。ほんま、手品師の曲芸みたいな話やわ。

独特の節回しとぶつぶつ途切れる場面転換のせいで、途中までは読み進めるのがだいぶ辛かったです。ようやく興が乗ってきたのは、話の中盤、行方不明となった安南国(あんなんこく)の宗(そう)皇帝の居場所が、「えーっ! そんな所におったんか」て意外さにあっけにとられたその辺りからかな。太字で記されたその一文に、唖然となりました。

幕切れは、いっそ清々しいくらいあっさりしたものでした。あっけらかんと終わっちまったラストに、「あれっ。これで終わりなん?」て、ちょと呆然としちゃいました。

創元推理文庫の表紙カバーのイラスト(装画は、影山 徹)が、雰囲気があって良いですね。噴水の鶴の青銅像の間を歩み去るのは、きっと、眞名古(まなこ)警視なんだろうな。本作品で、一番印象に残った人物です。

本作品については、作家・米澤穂信が次のように記しています。
《極めつけはなんと言っても『魔都』(久生十蘭)であり、出会って以来忘れられない、愛する一冊である。日比谷公園の青銅の鶴が鳴き、銀座の酒場で年を越そうという青年紳士は実は安南の皇帝であり、一個の宝石が失われたまま戻らねば国難は必至だという。帝都の一晩の物語は複雑怪奇、久生十蘭(ひさお じゅうらん)の語り口は縦横無尽、この小説はまことに贅沢(ぜいたく)で酔いを招き、魔都の名にふさわしく、不穏である。》
── 米澤穂信『米澤屋書店』(文藝春秋)p.54 ──
魔都 (現代教養文庫 891 久生十蘭傑作選 1)Amazon書評・レビュー:魔都 (現代教養文庫 891 久生十蘭傑作選 1)より
4390108913
No.13:
(4pt)

久野十蘭

戦前の日本社会を活写する推理小説に、ただ読み耽るものです。
魔都 (現代教養文庫 891 久生十蘭傑作選 1)Amazon書評・レビュー:魔都 (現代教養文庫 891 久生十蘭傑作選 1)より
4390108913
No.12:
(3pt)

最後が物足りない

戦前の久生十蘭の代表作ということで、期待して読んだ。講談調の文章は新たな読み物(?)として新鮮だったし、「巴里」のバーとその登場人物の雰囲気は戦後の「虚無への供物」の「アラビク」に引き継がれているように思う。ただし、最後が物足りない?泰山鳴動してねずみ1匹(?)。最初からこのエピローグを想定して書いたものかもわかない?あとがきを読むと「合理的探偵小説として読んではならない」とある。じゃあ、これは何?
魔都 (現代教養文庫 891 久生十蘭傑作選 1)Amazon書評・レビュー:魔都 (現代教養文庫 891 久生十蘭傑作選 1)より
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No.11:
(5pt)

吉田健一氏の個人史の資料

吉田氏の関連記事の執筆資料として用いましたが、みいらとりがみいらになって、黒岩涙香氏の翻案小説並みの面白さに圧倒されて、そのままになりました。珍しいことです。

筆力充分で、著者は飄逸です。この語にノンシャランとルビを振るところが軽妙なくすぐりです。

「日比谷公園の鶴の噴水が歌を唄う」というさりげない事実の真相をめぐり、1934(昭和9)年の大晦日から発した劇が進展します。「今朝九時十二分 鶴の噴水唄わん」との記事が夕陽新聞に掲載されます。トリックと小説の語り口の性質とがうまく溶け合って、絶妙の作風となっています。

2017年、長篇で久しぶりに面白いものを読んだと思いました。
魔都 (現代教養文庫 891 久生十蘭傑作選 1)Amazon書評・レビュー:魔都 (現代教養文庫 891 久生十蘭傑作選 1)より
4390108913
No.10:
(5pt)

待望の文庫化。

今頃文庫化された未読の長編で、それだけで読むのがもったいない感じ。あらすじを見ただけでも面白そうなのは間違いなさそうなので今から楽しみ。
魔都 (現代教養文庫 891 久生十蘭傑作選 1)Amazon書評・レビュー:魔都 (現代教養文庫 891 久生十蘭傑作選 1)より
4390108913



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