(短編集)
十蘭錬金術
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半年ほど前に河出から大変充実した十蘭のムックが発売され、また今月は『内地へよろしく』という長編が文庫化されたりと、個人的にはくすぶっていた十蘭熱が再燃しているところ。さしあたり、中断していた河出文庫の久生十蘭コレクションを読み進めることにした。本書はその5冊目にあたる。 これまでに読んだ短編の内容をほとんど忘れてしまっているので、どうだったかあやしいが、十蘭が史実に材を採るというのは別に珍しいことではなかったと記憶する。ただ、本集ではよりその傾向が強いかもしれない。「山田風太郎を唸らせた」という「勝負」も悪くはなかったが、個人的には「プランス事件」、「公用方秘録二件」、「不滅の花」がより印象に残った。特に「プランス事件」では、実際の未解決事件を短編に仕上げていく十蘭の筆致はルポルタージュ風で、それが実にいい雰囲気を出しいる。背後に感じられるとてつもなく大きな陰謀の気配は不気味だ。 さて、あいかわらずすばらしい阿部日奈子氏の解説で、十蘭の長編の一つである『十字街』がこのプランス事件を扱っているらしいことを知った。『十字街』を読むきっかけをずっと探してもいたので、ちょうどいい塩梅で興味をそそられた。さっそく読みはじめた次第。 | ||||
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