姫路の恨み木綿: 若殿八方破れ3
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 | 2012年07月06日 姫路の恨み木綿~若殿八方破れ (徳間文庫) 播磨原にほど近い茶店で、狼藉を働いていたやくざ者を追い払った仇討ち旅一行。野次馬に混じっていた百姓から、かどわかされた村名主を取り戻してほしいと頭を下げられた俊介らは、どうにも見捨てられず、引き受けることに―。手助けした後、姫路城下へ入った一行は、旅篭の女中から、このところ木綿問屋が立て続けに押し込まれた、と耳にする。その夜更け、妙な気配が漂ってきて…。(「BOOK」データベースより) |
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姫路の恨み木綿: 若殿八方破れ3の総合評価:
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| 懐かしの水戸黄門漫遊記。子供だった頃、家族でよく見た水戸黄門を思い出しました。ただ、明石から姫路を行き来するシーンがありましたが、かなり距離があるんですがネ。でも、いやみがなく読みやすいですよ。その読みやすさで、☆四つにしました。 | ||||
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| 自分としては、もっと、スーパーヒーローにするとか周りの人物を’’’ | ||||
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| 第３巻は面白さが戻って来た感がします。 それは、本編に２巻で登場し真実味を欠いていた鉄砲を遣った刺客が現れません。 それと俊介が仇と追う似島幹之丞も出てきません。単純に旅の途中で事件に遭遇し解決する筋書きです。 俊介一行は、姫路酒井藩で民に慕われている首席家老の地位を狙う者達の策略に巻込まれます。 全体的に善悪がハッキリしておりご都合主義であることは否めませんが違和感はありませんでした。 ただし、小生もそうでしたが、時代小説を数多く読まれた方には結果が容易に想像できるかと思います。 俊介を慕う娘も登場し少し艶もありましたが旅の一行の紅一点は６歳児の「おきみ」だけでした。 盗賊に襲われた木綿問屋を俊介と仁八郎は救いますが、その店の医者を志している16歳になる孫娘に俊介は慕われます。 てっきり蘭方医に成るためにその娘が長崎まで同行するのかと思いましたが、そういう展開にはなりませんでした。 俊介が苗字を聞かれ名門信州松代の真田家の嫡男であるということを仕方なく漏らす行がわざとらしく思えますが、 読者の皆さんの多くもどこか心の奥底では俊介がそっと身分を明らかにし、俊介一行に関係し救われた人たちが、 畏敬の念を新たにする行を欲していると思いますので、これはこれで良いと思います。 或いは俊介の持ち物（刀の拵え）等どこか目立たぬ箇所に真田家の「六連銭」の家紋が描かれており、 それにそっと気づく行も欲しいと思いました。 | ||||
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