(短編集)

オクトパシー



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    初公開日(参考)1983年05月
    分類

    短編集

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    オクトパシー (ハヤカワ・ミステリ文庫 11-9)

    1983年05月31日 オクトパシー (ハヤカワ・ミステリ文庫 11-9)

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    オクトパシーの総合評価:8.80/10点レビュー 5件。Bランク


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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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    No.5:
    (5pt)

    付録に価値あり

    本編はやや間延びした短編ばかりで、ボンドのいつもの活躍を期待していると、がっかりします。
    晩年のエッセイのつもりで読んだほうがいいでしょう。
    ただ、付録の「007のすべて」がありがたい。ボンドの人となりから、ボンド・ガール、悪役たち、
    作品集まで読みどころ満載でファンにはたまりません。
    現在、文庫本は欠品中のようでKindleで読めて良かったです。
    オクトパシー (ハヤカワ・ミステリ文庫 11-9)Amazon書評・レビュー:オクトパシー (ハヤカワ・ミステリ文庫 11-9)より
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    No.4:
    (5pt)

    1980年代前半に読んで

    1980年代前半に読んでいたのを思いだした。紺の「トロピカルの背広を着た男」というのが忘れられないでいた。そもそもこの本は、香港(まだもちろんイギリス統治下の)に旅行することになった時、機内で読むために「007 バラと拳銃」と一緒に選んだ一冊だった。(短編なので)帰国して、ブランデーをジンジャエールで割って飲んだ。記憶がよみがえる一冊だった。2冊ともバハマやジャマイカが舞台になっている。これを読んで一週間くらい後にショーンコネリー氏の訃報に接した。永眠の地はバハマだったそうで、この作品としての因果を感じる。(なお、映画になったオクトパシーは、ストーリーがだいぶ違っており、主演はロジャームーアです。)
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    No.3:
    (3pt)

    書籍版にあった内容をすべて読みたい者もいる

    短編3作に関しては全く文句のつけようがないものの、書籍版にあったI.フレミングのエッセイ「スリラー小説作法」が省かれていたのはとても残念だった。書籍版で「007号のすべて」と題されていたものも大幅にカットされていた。このあたりも不満が残るところ。書籍版にあった内容をすべて読みたいという読者も存在することを忘れないでほしい。
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    No.2:
    (4pt)

    85年3刷

    著者の死後に出た短編集だけあって200ページ足らずの中、物語は3編130ページ程度で後はシリーズ解説の水増しとなっております。
    しかし短編全て面白く、内容は濃くて買わない手はないんじゃないかと思います。

    ただ、再版されないんですよねぇ。
    私も当時(当然消費税なし時代)280円だった本書を1447円での購入です。
    電子書籍も悪くはないんでしょうけど、やっぱり寂しいですね。
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    No.1:
    (5pt)

    粒ぞろいの短編集

    Kindle版を購入。ハヤカワ・ミステリ文庫『オクトパシー』5刷(1987年11月発行)を底本としたものだそうです。収録内容は3作の短編+解説となっています。

    ・オクトパシー
     第二次大戦末期に、密かにドイツの金塊を盗み出したスマイス少佐の半生を回想形式で描いた作品。ボンドはあくまで狂言回しという短編らしい作品です(一応長編でも『わたしを愛したスパイ』という例がありますが)。冒険/犯罪小説のような過去話と、哀愁漂う現在の描写との対比が印象に残る好篇。
     ちなみに映画版『007/オクトパシー』にでてくるヒロインのオクトパシーはスマイスの娘という設定。ただし、小説では金塊を見つけ出した場所がオーストリアなのに対し、映画では北朝鮮となっているので、同一人物とはいえないかもしれません。とはいえ、映画が小説の後日譚的なスタンスをとっているというのはとても珍しいことです。
     また、回想に登場する山男ハンネス・オーベルハウザーは、映画『007/スペクター』の敵役フランツ・オーベルハウザーの名前元だったりします。
     ぜひとも映画と一緒に楽しんでほしい作品です。

    ・所有者はある女性
     映画『007/オクトパシー』のもうひとつの原作。ソ連の二重スパイのもとに届けられたファベルジェのエメラルド球体。そのオークションを利用してKGBのスパイをあぶりだそうとする話。どちらかといえば、映画版はこちらのほうをベースにしている感じです。華やかな雰囲気が漂う作品。

    ・ベルリン脱出
     映画『007/リビング・デイライツ』の原作。重大機密をもったスパイの西側諸国への脱出を成功させるために、KGBの凄腕スナイパーを狙撃する話。殺しのライセンスをもったスパイとしてのボンドと、任務の重圧に苦悩する人間としてのボンドという2つの側面を見事に描き切った傑作。

    ・解説/007のすべて
     O・F・スネリングの『ジェイムズ・ボンド報告』(北村良三訳、ハヤカワ・ミステリ・マガジン1965年7月号~11月号掲載)をもとに構成したもの。「007の女たち」「007のイメージ」「007の敵たち」の3章からなり、小説版007の世界観を解説しています。なにぶん古い解説なので、今読むと笑っちゃうような記述があるのはご愛敬。『カジノ・ロワイヤル』『死ぬのは奴らだ』『ムーンレイカー』『ロシアから愛をこめて』『ドクター・ノオ』『ゴールドフィンガー』『わたしを愛したスパイ』『女王陛下の007』の多大なネタバレを含みます。未読の方は要注意。

    フレミングの007の中でも完成度の高い1冊だと思います。3作とも良作揃いで、ページ数もそれほどなく、(ネタバレ過多ではあるものの)解説も豊富なので、小説版007の入門編にうってつけかと。

    早川からでているフレミングの007は2000年頃に改訳版が出版されてるのですが、本書だけなぜか出されませんでした。それゆえになかなか触れる機会がなかったので、安価で読みやすいKindle版が出てくれてホントに嬉しいです。
    オクトパシー (ハヤカワ・ミステリ文庫 11-9)Amazon書評・レビュー:オクトパシー (ハヤカワ・ミステリ文庫 11-9)より
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