ひょんなことから、着ぐるみに入って演技する「スーツアクター」としてコンビを組むことになった、樺島雄一郎と太田太一。

ある朝、タナーに入ってきた連絡は衝撃的だった。

刑務所で起こった元受刑者の首吊り死。

全ヨーロッパをおおわんとするファシズムの暗雲に対し、一点の希望を投げかけたスペイン内戦。

仕事も人間関係もうまくいかず、毎日辛くて息が詰りそう。２３歳の千鶴は、会社を辞めて死ぬつもりだった。

娘の同級生を放課後預かることになった久恵。だが母親同様ずうずうしい小学生ゆかりには、盗癖があった。

子供の頃から不思議な体験を重ねた主人公・村井は「死」は終わりではなく次に始まる「生」への扉だと信じるようになる。

“人間ならぬ何か奇妙に悲しい生物”三島由紀夫への痛恨の鎮魂曲、江戸川乱歩ら異端と幻想の作家への限りないオマージュ、『黒鳥の旅もしくは幻想庭園』『ケンタウロスの嘆き』『地下を旅して』三冊のエッセイ集を初の文庫化。

特殊能力を持つ天涯孤独の17歳、鳥谷ジュリオ。ギャングのトップを目指すが、大切な仲間を失ってしまう。

14年前、わたしは親友と歌を失った 名古屋での結婚生活に終止符を打ち、東京・谷中に戻ってきた沢口遥は、【ルーカス・ギタークラフト】という店に興味を持つ。

伯爵家の次男ライダー・シャーブルックは、南国の領地で起こった騒動を静めるためジャマイカに赴いた。

あれから3年。ジェーンは囚われ人のようにスコットランドで傷心の日々を過ごしてきた。

コロラド州でダムが決壊し、多数の犠牲者が出た。

たった14歳の少年が電気椅子に送られた。衝撃のミステリ。

神奈川県警の心理分析官・真田夏希 の元に、奇妙なプレゼントが届けられた。

ニューヨークきっての探偵リリアン・ペンテコスト。そしてわたしは、元サーカス団員の助手のウィロージーン・パーカー。

ピーター・ウィムジイ卿の兄ジェラルドが殺人容疑で逮捕された。しかも、被害者は妹メアリの婚約者だという。

明治二十四年の函館に発足した、小さな警察署。

副作用解析医・古閑志保梨のもとに、またしても副作用症例が届く。

世にも美しい場所で、世にも陰惨な殺人は起きた! 奇想と感動のミステリー。

ロンドン近郊の町ウィッチフォードで発生した毒殺事件に興味をもったシェリンガムは、早速現地へ乗り込んだ。

自分の消費期限は、もう切れているのか── 小学生でデビューし、天才の名をほしいままにしていた小説家・綴喜文彰(つづき・ふみあき)は、ある事件をきっかけに新作を発表出来なくなっていた。

「私、先生の大ファンなんです!」そう近づいてきたリサは、半ば強引に人気作家・如月杏彩子のマネージャーになる。

六年前、旅回りのロデオでカウボーイをやるために突然家を飛び出した姉の夫が、おめおめ町に帰ってきた。

鶴見弁護士の中学の恩師夏川が、札幌から上京した。

真っ赤な血は明らかにナイフによる傷。 事故じゃない、殺人だ。

レスタトのロックスターとしての活動が、すべてのヴァンパイアの「母」である女王アカシャを長の眠りから目覚めさせた。

ドイツでの任務でレイプされた女性警部キャロル。傷心のままイギリスに戻り、重犯罪専門の特捜班のチーフに命じられる。

出羽山形からの帰路、俄雨の宿場で磐音は、追手に襲われた若い侍を助ける。

ホラー&ミステリの宇佐美まことのデビュー作。受賞作を含む7篇を収録。

和風魔法美少女・出屋敷市子vs.美人女子大生陰陽師・禁野いかが。

友人と旅行代理店を経営している四十二歳の鞠子は、十一歳も年下の男と付き合っているが結婚する気はない。

ザニーは6歳のとき、4歳の坊やウィリーを池に沈めて殺した。大好きな猿のお人形をとりあげられたから。

あとをつけまわす仮面の男。身に覚えのない脅迫電話。

双子の姉妹の家庭教師が殺された。犯人は姉妹のどちらか。

マフィアの娘フランチェスカ・ロッシは、社交界デビューとなる仮面舞踏会で、初恋の相手アンジェロに初めてのキスを奪ってもらおうと企んでいた。

弁護士の一色桜子は、ヴァイオリンの恩師・浦上紗也香のコンサート会場で浦上から悩みごとの相談があると言われる。

チビの正太とバクチの天才・勇、それに優等生の千佳。

辻井未来は、小学2年生の娘・茉優と二人暮らし。モラハラ夫と離婚し、介護センターで派遣のヘルパーをしている。

長編『死刑台へどうぞ』を巻頭に置き、「幻への逃走」や「東京完全犯罪」など、探偵小説専門誌以外に書かれた短編をまとめ、さらに単行本未収録の最新短編「とられた鏡」を初収録。

門脇と南部は法学部の学生。

「私たち、お父さんのこと何も知らない」。胸を刺された男性が日本橋の上で息絶えた。

父危篤の報せに病院へ急ぐ会社員、納期が迫ったITエンジニア、背後から痴漢の手が忍び寄る美人―それぞれの場所へ向かう人々を乗せた夜の満員電車が、事故で運転を見合わせる。

かのウィリアム・シェイクスピアは果たして本物か―気弱な古書商ピーターが手にした本は、世界を揺るがす大論争に決着をつける奇書『パンドスト』初版本だった。

惑星コマールのミラー衛星に貨物船が衝突、七個の衛星のうち三つを破壊してしまった。

『このミステリーがすごい! 』大賞受賞後第一作、文庫化! 内閣金融局の秘密部門SIIに所属する二礼茜の仕事は、依頼人の“もっとも大切なもの"と引き換えに、 経営危機に直面する会社に対して株取引によって資金作りの協力をすること。

古くから一向宗を信仰し「上なし」の自治を貫いてきた伊勢・長島は、急速に勢力を伸ばしてきた織田信長の脅威にさらされる-。

結婚式当日、幸せ絶頂の朝倉に連絡が入る。

秘密厳守! 訳ありのお客さまにこっそり美味しい料理を届ける、若き料理人ライラのシリーズ第2弾! もうすぐクリスマス。

「やっと、見つけた…」ナルは湖畔にたたずみ、呟く。

天才科学者山之内明が発明した奇跡の石油生成菌ペトロバグ。

伊原ユリ、四十一歳。夫は目下入院中。

横浜みなとみらいの都市型ロープウェイが突如制御を失った。

「ぼくは一体、誰なんだ?」炎に包まれた夜、ぼくは記憶をなくした。失われた自分を取り戻すため、彼女と「心の旅」に出た…。

東京新宿御苑の新緑が一夜にして枯れ果てた。

本書は、あなたに新しい興奮をもたらす。それは、第一章「闇一重」で幕を開ける。

昌枝は自分でも説明がつかなった。相思相愛、理想の結婚を実現した7年後、突然、夫の慎治が嫌いになってしまった。

セオの大好きな先生が突然解雇された。同じころ、道路建設工事をめぐり、街は反対派と賛成派が対立。

外交官・黒田康作シリーズ第３弾書下ろし　刑事なのか、外交官なのか。窮地に陥った邦人女性保護のために奔走する黒田康作。

「銃で撃たれる。このまま離陸するぞっ!」父は負傷していた。

トラベル・ライター瓜生慎と真由子は珍妙な新婚旅行を終えて、旅行誌「鉄路」の取材で奥黒部峡谷に向かった。

隠れキリシタンの島で起きた、密室殺人！ 相続鑑定士の三津木六兵の肩には人面瘡が寄生している。

伝説の名作たちがよみがえる。文春文庫40周年記念 海外ミステリ・クラシックス。

閉じ込められた!島津今日子がひとり目覚めると、そこは永遠にループする「無限階段」でできた異世界だった。

ミス・コンテストの最終予選に残った五人の美女。

最終決戦で宿敵の兄・架祈斗を倒した結衣と凛香。2人ともに進学が決まり、新しい生活が始まろうとしていた。

中絶の専門医である古河は、柔らかい物腰と甘いマスクで周りから多くの人望を集めていた。

マデリンはクーパー島にある閉鎖されたホテルを訪れた。管理人から話したいことがあると連絡を受けたのだ。

極秘来日していたオノコロ国のトップが“暗殺”された。自首したのは、衆議院議員の息子で創薬研究をする大学院生・一臣だった。

広島電鉄の若い運転士が路面区間で制限速度を20キロ超過する不祥事を起こし、処分を受けた。

一二七六年、十字軍に参加したイングランド騎士エドワード率いる一行が、博多に漂着した。

ロサンジェルスの大学病院に一人の男が収容された。彼の名はベンスン。

ケンブリッジの川のほとりで、ブロンド美女の遺体が発見された。被害者の日記によれば、女は有名作家エヴァンズの愛人だという。

大正情緒を引きずる昭和6年、1人の強欲成金が顔を赤いペンキで塗られた異様な死体となって発見された。

刑事の息子が綴る、本邦初の警察家族小説! キャリアの兄とノンキャリの弟は、 刑事だった父の汚名を雪げるか? 警察庁の刑事局組織犯罪対策部薬物銃器対策課に所属していた高岡剣は、異動で故郷・津之神市に戻ってきた。

第二次大戦下のイギリスで研究活動を続けていたアメリカ人医師マークは、老獪なイギリス軍人の策謀にのせられ、ある極秘作戦に加わることになった。

警視庁に次々と送りつけられる白骨。

ホープはイタリア南部の都市バーリで、事故で入院した親友のかわりに英会話学校の校長代理を務めている。

永禄3(1560)年、京の街角で三人の男が&

ささやかな、けれどかけがえのないクリスマス。

1943年イタリア、ミラノ。ピノ・レッラは女の子とジャズと食べ物に夢中の17歳だ。

支配人が三千万円を持ち逃げ!?長野県警豊科署の道原伝吉刑事がひいきにしている信州安曇野のそば屋「波奈家」の女将・梅村尚子が豊科署を訪れた。

国際生花シンポジウム開催中の京都で、雑誌記者が殺された。仕事を引き継いだ浅見光彦だが、目の前で第二の殺人が。

七夕の夜、ユアンは留学で中国を離れる親友ヂィンに会いに出かけた。

上田秀人の大型新シリーズ、2ヵ月連続刊行でスタート! 外様第一の加賀藩。筆頭家老の本多政長は大名をしのぐ五万石を誇る。

バックパッカーの聖地・カオサン通りにある「ミカドホテル」。

「この稀有な旅人のことを、どうしても書きたい」。 「旅」の真髄に迫る、九年ぶりの大型ノンフィクション。

アメリカ南部ジョージアの小さな町に住むスティーヴィ・クライは数年前夫を亡くし二人の子どもを養うためフリーランスライターとして生計をたてていた。

「どうして、学年一の秀才、川下礼子が飛降り自殺を…?」放課後探偵に憧れる扇中学3年で、化粧品店の娘堀江千佳子と妹の幸子は、隠された真実を見つけ出そうと決意した。

清貴が上海に旅立った数日後、葵は利休、好江とともにニューヨークの地にいた。

独自の言語を設計する言語デザイナーの主人公は、奇妙な偶然から、これまでのものとはまったく構造の異なる言語に遭遇する。

公家武者・松平信平を主人公とする人気シリーズ、躍進の第11弾!