自衛官だった弟の自殺が信じられない姉。部下の死に戸惑う上官。

記念すべき十冊目のテーマは、「時間怪談」。江戸川乱歩がかつて「怪談」と呼んだ文学ジャンル。

金融庁・金融危機対応室に勤める香月彩は、業績悪化の一途を辿る地銀と中小企業のテコ入れを図る一方、父親の死の真相を探っている。

闇を愛する皆様。ようこそ。

高い塀に囲まれた町、セカンドタウン。その郊外にある井戸から、高校教師の中山が救出された。

悪戯か御馳走か?この世は恐怖に満ちていると震え上がったあなた。…そしていつのころからか、本を読むことを覚えたあなた。

芸能界の驚くべき内幕を鋭く抉る著者会心の傑作長編!!

恋する図書館は、丘の上のおしゃれなスポット。庭に燕の像があり、そこで運命の恋と出会えるという恋伝説が話題になっている。

2097年、静止軌道衛星サイズに繰り広げられるSFミステリー。

警視庁江戸川警察署の合同捜査本部で一人の青年が逮捕された。容疑は大学時代の友人を刃物で殺害したということ。

薄紫の香腺液の結晶を、澄んだ水に落とす。

第七期棋幽戦第二局は、〈碁の鬼〉と称される槇野猛章九段の妙手で一日目を終えた。

SF作家・高橋哲哉とその妻・佐知子は友人から借りた別荘でひと夏を過ごすことになる。

代々、使譯(通訳)を務める“あずみ”一族の子・針は、祖父から、那国が漢に使者を遣わして「金印」を授かったときの話を聞く。

アメリカの田舎町。11歳のハロルドは、湖に棲むモンスターを呼び出す実験に夢中だ。

ついに発火する若者たちの怒り。暗躍する謎の人物。

高利貸しアルバート・リーブは、実はゆすり稼業も兼ねていた。

弁舌巧みなイケメン元国会議員・漆原翔太郎は国民人気を武器に都知事へ転身。

株式公開を目指せ、その後で株を売れ。かつての地上げと同じ方程式がそこにある―。

その頑固さゆえに新卒で勤めた会社を早々に辞めた新島翡翠は、親友の玉置緑から喫茶店経営の相談を受ける。

丘の上に建つ五軒の家。

ソマリアの国境付近で活動する陸上自衛隊第一空挺団の精鋭達。

御広敷添番として四代将軍家綱の側室を刺客から守った無住心剣術の達人、工藤小賢太。

十一月の深夜、歴史教師のキャロラスはミンコット荘のレディー・マーガレット・ピップフォードから電話を受ける。

ニューギニアからの撤退、アッツ島玉砕、インド・インパール作戦の凄惨な敗退。

第46回小説推理新人賞受賞作。俺が稲荷神となって、はや三百年。

まるまる四昼夜も昏睡していたキッド・ラビッドが病院のベッドで目を覚ましたとき、 辺りは墓場のように静まりかえっていた。

多忙を極める平賀とロベルトは、ハイチでの公務後に1週間の休暇を取るようサウロから厳命される。

狂っているのは、彼女か、それともーー。「聖書を勉強してみませんか？」きっかけは新興宗教の訪問勧誘だった。

道警の鬼っ子・鷹見健吾。彼の捜査は、同僚が「鷹狩り」と言うほど苛烈。

警視庁捜査一課の田島慎吾は、自衛官の死亡事故現場に別の自衛官がおり、事故後すぐに現場から逃走していたことを知って怪しむ。

15年前の夏のキャンプに参加した27歳の5人がキャンプ主催者の遺言執行人に集められた。

おばのトレーラーハウスに身を寄せ、職探し中の美女ミッキー。自らをミュータントだと語る、手脚が不自由な少女レイラニ。

会員制高級ステーキハウスの雇われ店長、久慈良彦は、オーナーの立浪琢郎から「妻と寝ただろう」と銃をつきつけられた。

情報処理会社に勤める中井は、残業中、魔術の本を読みふけっていたら、オフィスのオートロックがかかり、閉じ込められてしまった。

斬殺した遺体の顔に不可解な傷を残す連続猟奇殺人が発生中の都下で、警官が何者かに射殺された。

中央区日本橋。男性の“損壊"遺体が発見された。

ショッピングモールの駐車場で、疾病予防管理センターの疫学者が拉致された。

糖尿病の妹・理奈がいる敦士は、妹が群馬県の川で見たイルカを探すため、彼女と友人とともに群馬へ向かう。

対人恐怖症の探偵・柔井公太郎と、ドS美人心理士の不知火彩音が、奈良を舞台に珍事件を解決する! 「鹿に食べられた息子を探して」「制服が盗まれたのはなんで?」「国宝級の鉄剣を見つけて」など、知性も推理も手が届かぬ真相に柔井はどう辿り着くのか?人が苦手という武器

サッカー日本代表新監督を探せ。期限はたった25日──。

渓谷を走る7両編成の列車から、6両目だけが抜きとられ、36人の乗客と共に消えた!巨額の身代金の受け渡しに寝台特急「日本海2号」が指定され、日本海沿いを走る列車に異変が続発。

IT企業ジェイ・プロトコルの中井優一は、東南アジアを中心に交通系ICカードの販売に携わっていた。

世界の南の端にある「花勒」「花陀」「雨果」「沙文」の四つの島は海神のものだという。

東京の大学で修士課程を終え、研究所に招かれて札幌にやってきた青年。

お前を死刑台に送ってやる。迫真のリーガル・サスペンス。

イタリア駐留米軍基地の建設現場で発見された人骨は、第二次世界大戦中に謎の失踪を遂げたパルチザンのものだった。

1929年の秋のある日、豪華なホテルの一室で白髪の老紳士が息をひきとった。

カリブ海の島セント・ピエール。若き革命家リカルドは軍事政権との戦いで、悪名高い刑務所に拘束されていた。

津村沙世子―とある地方の高校にやってきた、美しく謎めいた転校生。

賭けごと、妄想、そして狂気…。奇才ダールの妙味をつめ込んだ、代表作四編。

リリーは才色兼備だが少々悩みも多い女性弁護士。

夏の盛りの黄金色の日暮れ時に、私は四十代半ばの美しい女性と出逢った。暫し言葉を交わした見知らぬ旅人。

すべての謎が解けたとき、きっとあなたは涙を流す――。 読む人の感情を揺さぶる名作ミステリーを収録したアンソロジー。

「平壌放送の乱数表が複雑化している」米朝の熾烈なせめぎ合いの裏で何が起きているか。

ボストンの大手弁護士事務所に勤めるフィン。前途洋々、輝かしい未来が待っているフィンの元に突然、悲報がもたらされた。

天才ピアニストの呼び声高い瀬川恭介は、突如として自分の教え子が殺害された事件の重要参考人となってしまう。

凶悪犯に腹をめった刺しにされて一年間休職したローガン・マクレイ部長刑事が復帰早々に遭遇したのは、寒風吹き荒ぶ水路に浮かぶ、幼児の無残な死体だった。

万能の天才学者、刑事に転身。

ケネディ大統領がダラスで暗殺される5カ月前―CIAを退職しフロリダで釣り三昧の悠々自適な生活を送っていたジャックのもとに、かつての上司サムから依頼が舞いこんだ。

“プロジェクト”を通して、自分の時空間跳躍能力に目覚めていく悠有。いっぽう、辺里の町では不穏な出来事が進行していた。

国連学校の歴史教師オマー・ユセフは、ジョージ・サバがイスラエルへの内通者と名指しされ、テロリスト射殺幇助の容疑で逮捕されたと知らされて耳を疑った。

テムズ川で溺死体が発見された。

かつて恋人として暮し、真剣に結婚を考えたが、頑ななまでの強い拒絶にあって戸惑ったことのある女から、丑の時参りを連想させる奇妙な連続殺人の犯人に狙われている、という助けを求める手紙が舞い込み…北国の町で彼が見聞きしたものは、意外な事実の連続であった。

偶然、殺人事件を目撃してしまったケイシーだが、恐怖と自己保身のために警察に通報できなかった。

1997年アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀処女長編賞ノミネート。

【あの警視が死んだ!? そんなこと、信じられない!】 通報してきたのが無能で鳴らすヘクター巡査でなかったら、 通報を受けたのが無頼で鳴らすダルジール警視でなかったら、 事件の様相はまったく違っていたかもしれない。

仕立職人・富田銀蔵(銀次)は、店に習いに来る娘とわりない仲となり、所帯をもつ約束をする。

第一次世界大戦後の英国。ウォリックシャー州の静かな村で、乗馬中のハリス大佐が惨殺される。

交通事故訴訟専門、刑事裁判経験はたった1件、アルコール依存症克服中の「ビルボード弁護士」ことジェイソン・リッチ。

香港在住もぐりのコンサルタント・工藤をある日、美しい女・麗子が訪ねる。

第二次大戦のヨーロッパの戦争が終結した直後、1945年夏。

父親のわからない巫女の娘・玉順は、母子を助けたヨンチリと珍島から木浦へと行く。

研究室で被曝事件が起こり、コノリーは重態の科学者から驚くべき告白を聞いた。

大手ホテルの課長が客の女性と同衾中、刺殺された。女性の夫が現行犯とし逮捕されたものの不可解な事実が浮かび上がった。

仕事ぎらいご馳走好きの新人類刑事と、セックス好きの恋人OL。

扇に綴られた美しい秘文字“ニュシュウ”が伝える女としての喜び、悲しみ、怒り、嫉妬。この本は、ふたりの女の愛の物語である。

30万部突破 『このミス』大賞・文庫グランプリ受賞作 『レモンと殺人鬼』著者の 狂気の学園サスペンス 「どんでん返しの新女王」が放つ ノンストップ反転劇! この学校には秘密がある。

数百キロ離れて暮らすカップル。久しぶりに再会したふたりは、お互いの存在を確かめ合うように幸せな時間を過ごす。

バブルの寵児ともてはやされた不動産王の夫と八年前に離婚し、現在は脚本家として働く沢野瑞枝。

高校生のあすかは「ゴールド・マイク新人大賞」でスカウトされ一躍トップアイドルに。

山形市で探偵業を営む椎名留美は、元刑事にして小学生の娘を持つシングルマザー。

1996年冬、北京。郊外のスケートリンクで駐中アメリカ大使の息子が死体で発見された。

みんなは知らない、ちょっとだけ特別なちから。

鬼頭千満おばあちゃんはなぜ殺されたのか。

エリスは元判事。事件を起こし、心を病み、今はホームレスの日々を送る。

十歳のろうあの黒人少年デクスターは凶悪殺人の罪により禁固五十五年を言い渡された。

珊瑚（７０代）は急逝した兄の跡を継いで、神保町で小さな古書店を営んでいる。親戚の美希喜（２０代）が右腕だ。

「わたしの宝石を担して貰いたいの」刑事を辞め私立探偵として独立した麻生龍太郎に、奇妙な依頼が舞い込んだ。