掏摸



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掏摸
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初公開日(参考)2009年10月
分類

長編小説

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掏摸

2009年10月10日 掏摸

お前は、運命を信じるか?東京を仕事場にする天才スリ師。彼のターゲットはわかりやすい裕福者たち。ある日、彼は「最悪」の男と再会する。男の名は木崎―かつて一度だけ、仕事を共にしたことのある、闇社会に生きる男。木崎はある仕事を依頼してきた。「これから三つの仕事をこなせ。失敗すれば、お前を殺す。もし逃げれば…最近、お前が親しくしている子供を殺す」その瞬間、木崎は彼にとって、絶対的な運命の支配者となった。悪の快感に溺れた芥川賞作家が、圧倒的な緊迫感とディティールで描く、著者最高傑作にして驚愕の話題作。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.40pt

掏摸の総合評価:7.37/10点レビュー 149件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(6pt)

掏摸というタイトルでは柔らかすぎる

掏摸を生業とする主人公が、腐れ縁から裏社会に加担させられる様子を描いた作品です。タイトルからは社会で落ちぶれた人間が必死に生きる姿を描いてでもいるのかと想像しましたが、もっと遥かに暗い話でした。ただなんともいいところで終わってしまい、これからどうなるの?と続きが気になりました。200ページ弱と短く、書ききっていないところは読者各々で補完して読めば良いのでしょうが、あれは何だったの??ともやもやすることが多々ある終わり方でスッキリとしなく、後味は悪いです。

陰気な私は地球を回さない
L1K3MG03
No.4:
(3pt)

掏摸の感想


▼以下、ネタバレ感想

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とも
4ND5R58B
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

掏摸の感想

一人のスリの男が主人公の作品です。
スリの場面の描写は資料等を調べただけあって、リアル感と緊迫感を感じさせてくれます。
また、謎の男から裏の世界の仕事を依頼される場面があるのですが、踏み込んではいけない領域に足を踏み入れてしまった、心の内でザワザワする何とも言えない恐れ、不安感を感じさせられた事が、この小説の中で一番に印象が残りました。

松千代
5ZZMYCZT
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

もうちょっと読ませて欲しい

アメリカでノアール小説への貢献ということで受賞した、中村文則の2作品のひとつ。中村文則という作家は知らなかったのだが、ノアール小説好きとしては見逃す訳にはいかず、手に取ってみた。読後感を一言でいえば、「え、もう終わり?」というところ。テーマ、ストーリー、キャラクター、いずれも文句無く面白いのだが、エンターテイメントとしては短か過ぎる。少なくとも倍以上のボリュウムで書き込んでもらいたかった。
掏摸(すり)のテクニックは詳細で緊迫感のある描写で読ませるが、ストーリーの肉付けが薄いのが物足りない。主人公の生い立ち、別れた女、重要な役割を担う少年との関わり、主人公が強制される犯罪の背景など、エンターテイメントとして膨らませていける要素がいっぱいあるだけに、残念な気がした。

iisan
927253Y1
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

面白かったです

本屋の広告に惹かれて買いました(笑)
中村さん本は初めてでしたが、読後に他の単行本で出版されてるのを全部よんだほど、面白かったです。
ちょっとくどい内面描写も他の本ほどではなく、うまく話しに溶け込む範囲でした。
オススメします。

ねりまりん
JFS69YS1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.144:
(5pt)

面白い

何冊か著者の本を読んでるけど、列とR帝国は自分の思考の結構深いところに入った気がする、いろんな経験をする時にどことなく思い出す、最初は奇天烈だと思った考えもすごくらあたり前のように思える、もっとこの著者の考えを知りたい
掏摸Amazon書評・レビュー:掏摸より
4309019412
No.143:
(3pt)

いまいちです。

正直、すらすら一日で読めましたが、
全体的に面白くない。
深い話のようで浅い話だと思う。
もっとたくさん面白い本はありますので、
この本を読む必要は無いと思います。
掏摸Amazon書評・レビュー:掏摸より
4309019412
No.142:
(4pt)

32万部突破……か。

私のような知多人には、石川とか新美とかなじみ深い名前が出てくるだけで嬉しいのです。それゆえ、若干甘めの採点になるのですが、少なくともこの作家が人生の無意味性から目をそらしていないところは、素晴らしいのではないでしょうか。「えっ、不条理の話を今頃?しかも、それ木崎が説明しちゃう?」なんて、私は思いもしませんでした。なんとか塔の話で深みを出そうとしている努力も、私は大いに評価したいです!それでぎりぎり、スケベなスリがスリまくるだけの話にならずにすんでます。
掏摸Amazon書評・レビュー:掏摸より
4309019412
No.141:
(5pt)

無反応な人間こそ悪

主人公はスリという悪に染まりながら、親の命令でスリをする子を助けるなど善も兼ね備えており、そこには、少なからず自分の正義を持っていることを感じた。
社会レールに乗って無反応で生きている自分こそ悪ではないかと、考えされた一冊であった。
掏摸Amazon書評・レビュー:掏摸より
4309019412
No.140:
(5pt)

母子の姿

売春と万引きで生計を立てる、母子の姿が、読後も印象に強い。
母親の「化粧すれば結構マシだから。一万でいいから」という言葉で客引きをする場面に、この世界の暗黒を思い見る。
子供の方は、母親の彼氏からDVを受けたり、万引きを強制されたりと、支配から逃れられない。
この子供の存在は、残酷な運命の中で生きる主人公の写し鏡として描かれ、最後は、主人公の手によって救いの手が差し伸べられる。
その一筋の光は、作者の願いが込められた、もうひとつの物語として、小説世界を力強く支えていた。
掏摸Amazon書評・レビュー:掏摸より
4309019412



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