掏摸
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点6.40pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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掏摸を生業とする主人公が、腐れ縁から裏社会に加担させられる様子を描いた作品です。タイトルからは社会で落ちぶれた人間が必死に生きる姿を描いてでもいるのかと想像しましたが、もっと遥かに暗い話でした。ただなんともいいところで終わってしまい、これからどうなるの?と続きが気になりました。200ページ弱と短く、書ききっていないところは読者各々で補完して読めば良いのでしょうが、あれは何だったの??ともやもやすることが多々ある終わり方でスッキリとしなく、後味は悪いです。 | ||||
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一人のスリの男が主人公の作品です。 | ||||
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アメリカでノアール小説への貢献ということで受賞した、中村文則の2作品のひとつ。中村文則という作家は知らなかったのだが、ノアール小説好きとしては見逃す訳にはいかず、手に取ってみた。読後感を一言でいえば、「え、もう終わり?」というところ。テーマ、ストーリー、キャラクター、いずれも文句無く面白いのだが、エンターテイメントとしては短か過ぎる。少なくとも倍以上のボリュウムで書き込んでもらいたかった。 | ||||
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本屋の広告に惹かれて買いました(笑) | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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何冊か著者の本を読んでるけど、列とR帝国は自分の思考の結構深いところに入った気がする、いろんな経験をする時にどことなく思い出す、最初は奇天烈だと思った考えもすごくらあたり前のように思える、もっとこの著者の考えを知りたい | ||||
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正直、すらすら一日で読めましたが、 全体的に面白くない。 深い話のようで浅い話だと思う。 もっとたくさん面白い本はありますので、 この本を読む必要は無いと思います。 | ||||
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私のような知多人には、石川とか新美とかなじみ深い名前が出てくるだけで嬉しいのです。それゆえ、若干甘めの採点になるのですが、少なくともこの作家が人生の無意味性から目をそらしていないところは、素晴らしいのではないでしょうか。「えっ、不条理の話を今頃?しかも、それ木崎が説明しちゃう?」なんて、私は思いもしませんでした。なんとか塔の話で深みを出そうとしている努力も、私は大いに評価したいです!それでぎりぎり、スケベなスリがスリまくるだけの話にならずにすんでます。 | ||||
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主人公はスリという悪に染まりながら、親の命令でスリをする子を助けるなど善も兼ね備えており、そこには、少なからず自分の正義を持っていることを感じた。 社会レールに乗って無反応で生きている自分こそ悪ではないかと、考えされた一冊であった。 | ||||
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売春と万引きで生計を立てる、母子の姿が、読後も印象に強い。 母親の「化粧すれば結構マシだから。一万でいいから」という言葉で客引きをする場面に、この世界の暗黒を思い見る。 子供の方は、母親の彼氏からDVを受けたり、万引きを強制されたりと、支配から逃れられない。 この子供の存在は、残酷な運命の中で生きる主人公の写し鏡として描かれ、最後は、主人公の手によって救いの手が差し伸べられる。 その一筋の光は、作者の願いが込められた、もうひとつの物語として、小説世界を力強く支えていた。 | ||||
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