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掏摸



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【この小説が収録されている参考書籍】
掏摸

掏摸の評価: 6.40/10点 レビュー 5件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.40pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

掏摸の感想

一人のスリの男が主人公の作品です。
スリの場面の描写は資料等を調べただけあって、リアル感と緊迫感を感じさせてくれます。
また、謎の男から裏の世界の仕事を依頼される場面があるのですが、踏み込んではいけない領域に足を踏み入れてしまった、心の内でザワザワする何とも言えない恐れ、不安感を感じさせられた事が、この小説の中で一番に印象が残りました。

松千代
5ZZMYCZT
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

もうちょっと読ませて欲しい

アメリカでノアール小説への貢献ということで受賞した、中村文則の2作品のひとつ。中村文則という作家は知らなかったのだが、ノアール小説好きとしては見逃す訳にはいかず、手に取ってみた。読後感を一言でいえば、「え、もう終わり?」というところ。テーマ、ストーリー、キャラクター、いずれも文句無く面白いのだが、エンターテイメントとしては短か過ぎる。少なくとも倍以上のボリュウムで書き込んでもらいたかった。
掏摸(すり)のテクニックは詳細で緊迫感のある描写で読ませるが、ストーリーの肉付けが薄いのが物足りない。主人公の生い立ち、別れた女、重要な役割を担う少年との関わり、主人公が強制される犯罪の背景など、エンターテイメントとして膨らませていける要素がいっぱいあるだけに、残念な気がした。

iisan
927253Y1

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