(短編集)
ハイキング
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先日読んだ『黄金蝶を追って』がとても良かったので、こちらの電子書籍版の話題作も読んでみました。 『ハイキング』 会社の同僚たちとハイキングに出かけた夫が、山中で道に迷い夜になってから帰宅した途端に、これまでにない異常な食欲を発揮してひたすら過食を続けます。 不安に駆られた妻の「祥子」は、夫が道に迷った際に出会ったという謎の老人の行方を追い求めます。 『日曜日の翌日はいつも』 大学生の「宏史」は、オリンピック代表を目指す期待の水泳選手です。ここのところ、急激にタイムを伸ばして周囲を驚かせている彼には、「日曜日の次の日に、彼だけの一日を過ごせる」という人知れぬ秘密があったのです。この作品は、唯一『黄金蝶を追って』の中にも掲載されています。 そのほか、『ファンファーレ』と『打棒日和』の二作品が収録されています。 とても素敵な作品集なので、一日も早く書籍化して、もっと多くの方に手に取って頂きたいと願っています。 | ||||
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みなさん書かれていますが、引っ掛かることなくするすると読める文章に、いつのまにかページが進んでいきます。相川英輔さんの作品は「HIDDEN AUTHORS」や「たべるのがおそい」などの掲載で、いくつか読んでいますが、いつでも心地よい文体がそこにあり、それは親切とか正義とか優しさとかとよく似ていて、作者の美徳だなと感じます。 「日曜日の翌日はいつも」は、SF設定があり青春小説でもありますが、アスリートの孤独について、ひいては人間の孤独について、ストーリー自体が問いかけています。「ファンファーレ」も、SFの設定それ自体が問題提起を内包しており、ラストのメッセージまで含めて完成度の高い作品と思います。「ハイキング」からも「打棒日和」からも、それぞれの色の読後感を受け取ります。 | ||||
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人に誇れるほど読書量があるわけじゃないけど、こんな話はこれまで読んだことがなかった。 4つの話が収録されているけど、全部が違うテイストで、「この小説はこんな感じ」と一言でいい表わすことができない。 以前応募した坊っちゃん文学賞の大賞作「キラキラハシル」はかなりガッカリな作品だったけど、佳作のこちら「日曜日の翌日はいつも」はとてもステキだった。(こっちが大賞のほうが良かったんじゃ…?) ジャンルを飛び越える作家として今後にも期待を込めて☆5つです! | ||||
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期待以上の作品で最初から惹き込まれる内容でした。 普段小説を読まない私でも、短編小説なのでとても読みやすかったです。 作品としてはどのストーリーもしっかり創りこまれていますので、隙間時間に読んでいましたが続きが気になって早く読みたい!という衝動に駆られてしまいました。 4作品の中にはミステリアスでちょっとしたオカルトホラー、時には息を呑むような感動話もあったので、私としてはどれも楽しめました。 始まりはリアルな日常が描かれており、そこからジワジワと奇妙な展開に進んでいきます。 各登場人物の心理が深く表現されているので感情移入してしまうこともしばしば。 文面から広がる想像から不思議な体験をした気分になり、独特な世界観に魅了されてしまいます。 それほど、この作品は素晴らしいといえますね。 この価格で読み応えのある内容満載なので、非常に満足していますし、購入して良かったです。 今後のご活躍も祈念しております! | ||||
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「たべるのおそい」から期待している作家。ただ、そこに掲載されていた『エスケイプ』のような作品を期待して購入したら面食らった。 オカルト要素のある短編、さわやかな青春もの、一風変わったスポーツもの、そしてSFと純文学を足して割ったような作品。収録されている4作品の「顔」が全部異なるのである。 作品の中で『日曜日の翌日はいつも』は素晴らしかった。普段あのような青春ものは手に取らないのだが、主人公とヒロイン二人の心の動きに涙腺が緩んだ。 今後この作家がどのような作品を書いていくのか興味が湧く一冊であった。 | ||||
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