暴力団の幹部が刺殺された！　唯一の目撃証言が街中に与えたショックとは！？　（「くるみ観音」）　北海道来内別（きないべつ）市は、原始林のなかに突如出現したピンク街。

東京の浪人生・橋本真人の部屋で同級生の撲殺死体が見つかった。

決して調べてはいけない。見てはいけない。

鳴り響くサイレン、倒れ伏す人々―最新鋭化学工場の警備員として働く島浦は、突如としてパニックに巻き込まれた。

新興の化粧品会社が主催する洋上大学―豪華客船セントルイス号は、選ばれた百名の若い女性を乗せて、ハワイへ向かった。

耽美派小説の巨匠、重松時子が薬物死を遂げてから、四年。

灼熱の溶岩に地表を覆われた世界―炎界。

いまわのVサインは何を意味するのか?財川財閥の御曹司が、新婚旅行先の伊豆で謎めいたダイイング・メッセージを遺して惨殺された。

一六六六年、白馬に乗った王室の公用使が、新雪をついてアルマソン村の宏壮な城館に到着した。

不倫の関係を続ける亜紀と聡史は、逃避行のようにしてエーゲ海の小島にやってきた。

「ママナラナイわね、お互いに」斉藤尚弥は不動産会社に勤務する三十六歳。近頃、何もかもうまくいかない。

映像証拠が残るという絶望的な状況すらも裁判の場で覆した“悪魔の弁護人”こと阿武隈。

かつて下町の路地で肩寄せ合って暮らした三軒長屋の面々が、それぞれの悲しみと別れを乗り越え、今年もまた、春野家の当主の命日に集う―暗雲たちこめる戦時下から、戦後四十年余りを経た平成の初めまで、時代の奔流の中で逞しく生きた庶民の「昭和」を描く長篇小説。

禁じられた一線を現在進行形で踏み越えつつある兄妹、櫃内様刻と櫃内夜月。その友人、迎槻箱彦と琴原りりす。

勤めていたバイオ企業を辞職した侑平は、父方の祖父母がかつて住んでいた愛媛県松山市の空き家を訪れていた。

「デュパンの能力はたいしたことはない。

警視庁公安部の「アンタッチャブル」と、捜査一課の「落ちこぼれ」コンビが巨 大テロの脅威に挑む。

仕事が休みの日に、友人の代わりに「交通安全の旗持ち」をする ことになった元探偵の宅配便ドライバー寺坂脩二。

「真実を、知れてよかった」盛り上がり最高潮!凸凹コンビの民俗学ミステリ 長野での記憶を失ってから元気がない高槻のもとに、絶縁状態だった従弟の優斗から連絡が。

モザンビーク沖の小さな島国セント・メアリー。

幕府から江戸召喚の命が下った百万石加賀藩の筆頭家老・本多政長は、数馬を連れて急ぎ金沢を出立した。

生まれ故郷に帰ってきた女性。

自由奔放で身勝手な母に嫌気が差し、田舎を飛び出してひとりで暮らしてきた綾乃。

売春婦殺害の疑いがある男に拉致監禁されてしまったコニー。

黒岩重吾生誕100年企画。

古書の街にあらわれた探偵。秘められた目的とは・・・・・・「危険な賭け〜私立探偵・若槻晴海〜」。

家族でも見分けられない双子、舞原月乃と今宵。月乃は誰からも好かれる朗らかな性格で、妹の今宵は大人びた物静かな少女だった。

神奈川県警を辞し、探偵事務所の看板を掲げたものの相変わらず、無聊をかこつ真崎薫のもとに、プロデューサーの矢吹調を捜して欲しいとレコード会社の中山秋穂が訪ねてくる。

二ノ宮こと葉は、製菓会社の総務部に勤める普通のOL。

ある日、逢坂剛氏のもとに奇妙な宅配便が届いた。中身は旧式のフロッピディスク。

荒涼としたアイルランドの湿原で、赤毛の女性の頭部が発見された。

江戸南町奉行・矢部駿河守が、老中・水野越前守の懐刀・鳥居耀三の奸策で、奉行職を罷免された天保１２年の暮、御側御用人・堀大和守の公用人・黒川内記と結ぶ豪商・佐原屋九郎兵衛の毒牙をのがれたお美也を救った大川忠介が、極道ぞろいのはだか長屋に住んだことから、剣難女

2番ホールのティーショットのボールがフックして隣りの12番ホールでプレー中の税理士の側頭部を直撃、意識不明のまま70年後に死亡した。

時は平安。天皇の血筋を引き、容姿端麗、歌の名手でもある在原業平は、今日も昼間から女房を口説いていた。

クリムヒルト――王国史から名を消した、暗愚の女王。

「あれ? いまみんなの動きが止まったぞ!?」 ひょんなことから時間を止める能力を身につけた高校生・笹森陽太。

紫式部が生きた平安中期を描く、豪華絢爛宮中絵巻。

男の子の年齢は十歳前後。地面にうつ伏せになり、体の下の血は凍りはじめていた。

現地協力者にして美人キャリアウーマンのスーザンを道連れに、ブレナーはヴェトナムを“田舎のほう”へ向かう。

福岡県の夕築市にある寺院・道然寺には、 中学2年生の双子が住んでいる。

ポオの衣鉢をつぐ幻想文学の第一人者、SFの抒情詩人ブラッドベリの名声を確立した処女短編集「闇のカーニバル」全編に、新たに五つの新作を加えた珠玉の作品集。

少年は何度も何度も成長し、愛しい人々と青春を駆け抜ける。

旅は楽しいし、ミステリーは面白い。両方のよさを一冊の本で心ゆくまで味わえる本。

眼鏡型の携帯通信端末「サイグラス」が人々のあいだに普及したある日、 見習い寿司職人・和泉淳がアイドルになった恋人の笹村灯里と デートすべく渋谷に向かっていると、謎の電話が入る。

会わなければ、よかった。知らなければ、よかった。

著者が過去30年間に発表したショートショートから選り抜き、編成。全15話収録。

「地下鉄の電車に乗っている人間、ホームにたたずんでいる人間の何人かは、必ず死んだ人間なんだそうですよ…」地下鉄職員の同僚岡田に話しかけられた島崎は、ホームの端にありえないものを見てしまう。

救急医・武田のもとに搬送されてきた、一体の溺死体。その身元不明の遺体「キュウキュウ十二」は、なんと武田と瓜二つであった。

富岡八幡の相撲見物で浮き立つ十一月。吉原で最近人気の半籬に脅し文が投げ込まれた。

人々に妖精の谷と怖れられる地で育った少女がいた。母は少女の名を隠し、二人は洞穴でひっそりと暮らしていた。

無事に進級を遂げた俺の背後席には、相変わらず涼宮ハルヒが鎮座していた。

「恋人になってもらえませんか」片想いのこよみからの突然の告白に、草食系大学生の森司は思わずフリーズ。

幻の夜を行く男と女。息もつかせぬ傑作長編！ 阪神淡路大震災の直後に、出会った男と女。

尽誠会巴組の組長・水谷優司の幼馴染み・神楽武雄が刺殺された。

将軍と呼ばれる老亡命者が殺された。将軍は英国情報部の工作員だった。

彼は私をつけてきた。

過労死のリスクを数値化して予防できる画期的新技術が、文科省研究公正推進室による最終評価段階を迎えていた。

無双大学文学部の教授で、ミステリー作家でもある芥川竜介。

棺桶の絵とともに日付が書かれた葉書を受け取った者たちが、その日付に謎の死を遂げた。

大気汚染に隠された驚愕すべき悪意!ダイオキシンは大丈夫か?“現代”を問う伝奇ロマン。

探偵と元軍鑑の宇宙船がコンビを組み深宇宙での事件を解決する表題作他、異文化に適応しようとした女性が偽りの自分に飲み込まれる「包嚢」、宇宙船を身籠った女性と船の設計士の交流を描く「船を造る者たち」、少女がおとぎ話の真実を知る「竜が太陽から飛びだす時」など、“

継承される血と野望。

耳縮小手術専用メス、シロイワバイソンの毛皮、切り取られた乳首…「私が求めたのは、その肉体が間違いなく存在しておったという証拠を、最も生々しく、最も忠実に記憶する品なのだ」―老婆に雇われ村を訪れた若い博物館技師が死者たちの形見を盗み集める。

幼い頃の事故で感情を失った監察官・小田垣観月。

凶作のため高岡藩の米収穫高も例年の七割しかなく、藩財政がさらに困窮することが予想された。

「月給20万円。販売、修理、その他なんでも対応します」。

名探偵の弟子・シャルの事件捜査を描いた『たんもし』スピンオフ! 一流の探偵とは、事件が起きる前に事件を解決しておくもの。

水飢饉対策に氷山を曳行して溶かして使おう―壮大な計画のもとに予備基地を設営した遠征隊に思わぬ危難が襲う。

「平壌放送の乱数表が複雑化している」米朝の熾烈なせめぎ合いの裏で何が起きているか。

埼玉県岩槻市にある武蔵自動車教習所の配車係りが川土手に倒れているのを、路上教習中の同僚が発見。

ボート上で発見された男女の遺体。

天界・魔界をひとっ飛び!名探偵をまちうける難事件とは??「きみは、坂本浩一郎くんだね?お釈迦さまの命令で、きみをむかえにきたのだ」「お釈迦さまって、天国の?」「ブッブブー!お釈迦さまは極楽にすんでおられる。

さまざまな怪異が日常に潜む、“もうひとつの京都”―妖しい神社の「奇面祭」、「減らない謎」の不可解、自宅に見つかる秘密の地下室、深夜のプールで迫りくる異形の影、十二年に一度の「ねこしずめ」の日…恐怖と忘却の繰り返しの果てに、何が「私」を待ち受けるのか?本格ミ

帝都を狙う恐るべきスパイ網!愛国探偵・横川禎介、謀略を暴く!異色スパイ小説。

運悪く、十五年勤めた修業先を辞めることになった麻四郎。

美しすぎる謎と鮮やかすぎる解決が出会う！「本格とは何か」不断の問いかけがここに結実。

仙台、杜乃宮大学・法医学教室。解剖技官の梨木楓は、上司で准教授の今宮貴継とともに警察から届く死体を日夜、解剖する。

目前で起きたビル爆破事件で親友を失った公認会計士の岸一真。

誰とも比べなくていい。

一九八五年、上野の職安で出会った葉子と希美。互いに後ろ暗い過去を秘めながら、友情を深めてゆく。

20歳の茉莉は、数万人に一人という不治の病にかかり、余命が10年であることを知る。笑顔でいなければ周りが追いつめられる。

かわいい娘が二十ドルを差し出して、マーロウの援助を求めて来た。

『ロング・グッドバイ』の新訳刊行を機に、再評価の気運が高まるレイモンド・チャンドラー。

叶理香子26歳、彼女の勤め先はおよそ若い娘には不似合いな監察医務院。

すべて当代一流の翻訳者による新訳で、チャンドラーの全中短篇を発表年代順に収録する画期的全集の第2巻。

本書には、レイモンド・チャンドラーが1938年から39年前半にかけて発表した五篇の中短編が収められている。

本書にはチャンドラーが1939年後半以降に発表した8篇の短篇と2篇のエッセイが収録されている。

50年代ペルー、60年代パリ、70年代ロンドン、80年代マドリッド、そして東京…。

第13回小説現代長編新人賞受賞作。 長野の冬は長く厳しい。

訳ありの人々が集う美味なビストロ。ギャルソンとシェフが心の謎を解く! 三軒茶屋にある小さなビストロ。

アーチー・グッドウィン、辞職す！　絶体絶命の美人依頼者の無実を信じ、迷探偵アーチーの捜査が始まる。

天国までの道の途中に佇む写真館。ここには、訪れる死者の人生が写真に収められ保管されている。

「トム」、夜中にかかってきた一本の電話、それは二十二年前に死んだはずの息子からのものだった。

あの日は絶好のピクニック日和だった。アップルヤード学院の生徒たちは、馬車でハンギングロックの麓に向けて出発した。