曲亭の家
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| 曲亭馬琴と家族とりわけ息子の嫁お路を描いた作品。 滝沢家に入ったお路は夫・宗伯、姑・お百、舅・馬琴から長年にわたる散々な嫌がらせにも耐えながら生きている。 夫の宗伯が若年で亡くなった後、滝沢家に住みつき息子と娘を大事に育ててきた。 馬琴が失明し八犬伝最後の代筆を頼まれ、馬琴から罵詈雑言に耐えながら執筆に協力し完成させた。 まさに波乱万丈の人生だった。 歴史教科書には乗らない戯作者とその一家の真実を見た気がした。 一般文学通算2986作品目の感想。通算4191冊目の作品。2026/01/05 08:45 | ||||
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| ワープロやパソコンの無い江戸時代の口述筆記、口述するのは偏屈で頑固な馬琴、筆記するのは無き息子の嫁で愛想に欠け情の強いお路だ。馬琴の里見八犬伝は完結に至るまで二十八年に及ぶ長篇作だが、馬琴が失明し最後の三年間はお路の口述筆記によるものだ。馬琴は、俗字を使うな正字を使え、偏はどうで旁はこうだと煩いし、説教も長いうえ厭味ったらしい。きかん気のお路はこれに一々口応えする。傍で聞いている女房のお百は誤解、嫉妬して家出する有様だ。曲亭の家は馬琴と八犬伝の犠牲となるがお路はこれに屈することなく自分の道を拓けていく。 | ||||
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| 曲亭(滝沢)馬琴の口述筆記者、お路の苦難の物語がはじまる。 舅は曲(くせ)の強い八犬伝。 夫は病弱の癇癪持ち。 姑も癇癪持ち。 茨の道を耐え忍ぶ日々。 ”人生は悲喜交々至る”、”禍福は糾える縄の如し”と。 ”小さな幸せはその気になれば見つかるもの”と懸命に生きる。 | ||||
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