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志摩半島殺人事件
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【この小説が収録されている参考書籍】
志摩半島殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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もう30年以上前の作品ですが、今読んでも面白い。特に第一の被害者である袴田が電話で話していた相手が誰だったのか最後の方まで分かりませんでした。終わり方には賛否はあるだろうけど、これで良かったと個人的には思います。 | ||||
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ドラマでは可愛い2人のヒロインが印象的で、年も近くとても好きな作品でした✿ この本はまず文字が大きめで、と~っても読みやすく他のもこれくらいだといいなと思いました!! 私は三重県出身ではないけど、ゆかりの地で他にも何冊か三重舞台の作品があることに、驚きました。。 今作は作者がもっとも多忙を極められていた頃の作品の1つだそうで、その充実ぶりが作品にもよく表れている気がします。 イキイキしたヒロインとは対照的な、人々を取り巻く過去の海をつなぐ哀しいストーリー。海女の大変さも取材されてわかり、中学生の目線がリアリティ溢れてカギになります。 あまりスッキリした終わり方ではなく、読み終わって目を瞑り、情景を馳せていました・・ このシリーズはいつも温かいですが、”今の生活を脅かす脅威”なるものに対する、作者の気遣いが感じられました。それでも真珠のきらめきが、光を浴びて「それでも明日は続く」ととても眩しく感じられる、素敵な1冊です☆彡 余談ですが、海女さん特集曰く、個人的にも三重の女性は可愛い印象を受けます。本当に、毎回いろんな地域が楽しみなシリーズです✭ ✲ ✯ | ||||
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元やくざあるいは組のもの、今は作家の袴田啓二郎の死体が志摩半島の英虞湾に浮かぶ。誰がやったのか。フリーのルポライターで探偵を趣味としている浅見光彦が、警察庁刑事局長である実兄を「警察手帳」の代わりとして胸に秘め、事件の真相を追う。 推理小説は本来その最初から読者の推理を誘うものである。ネタバレは慎まなければならないので、小説の最初の方に提示される印象に残っている部分を二カ所引用して掲載しておきます。 まず一つ目は、袴田が殺害される前に電話の相手とやりとりをしているのをそばで聞いていた秘書の証言。『先生(袴田)は、「しばらくだな」といったのです。「やっぱりあんただと思った」と(袴田が)いいました。そして、「そりゃ分かるさ」と言い「会いたいね」「おれも変わったしな」と・・・。』 この後誰かに殺害されることになります。 そして二つ目は、地元の中学生の読書感想文が新聞社のコンテストで賞をもらった、その作文の始まりの部分。この小説と全く違った文体で、中学生のものとは思えない濃厚な描写を味わって欲しい。『ギラギラと、志摩特有の朝なぎの海が、碧い無数の光の粒となって、眩しく輝く。涼しげな山背の潮風に乗って、海女達の声が浜いっぱいに広がる。ポンポン船の煙が朝焼けの空に、七つ八つと小さな輪を並べていく。浜風が追うようにその輪を消していく。その後へ、紫色の煙が海女小屋からゆっくりと舞う。私は潮風に後れ毛をなびかせながら磯を歩いて行った。』 | ||||
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ラストが余り好きな終わり方じゃないので、星3つにしました。光彦君の優しさですけどね。 | ||||
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志摩半島を舞台に光彦が事件に切り込みます。 志摩半島から東北三陸まで、駆けずり回りたどり着いた真実は、なんともやりきれないものでした。 罰則とは必ずしも必要な事なのか。 考えさせられる一冊でした。 今回は、東京のお兄さんやお手伝いさんの出番が、ほとんどないのが残念でした。 | ||||
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浅見光彦シリーズは、話の内容はみんな似ているのですが、はずれがありません | ||||
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TVドラマを見て書いていますので、原作とは異なると思いますが、 体験談を書いて人気作家になった元ヤクザ袴田が伊勢志摩で殺害される、続いて雑誌記者野村の殺人事件も発生する、一見警察は関連がないものと捜査をはじめるが、暴力団の抗争事件後袴田と野村は伊豆の大島に同じ時期にいたことが判明し接点が見つかる。 そこで25年前沢井紗保子という娘が溺れて遺書を残して死んだ・・・遺書には悲しい事実が書かれていた身内が隠蔽し警察では自殺として処理されていた。 袴田は伊豆で暴行した過去が浅見の執拗な聞き込みで判明する、その紗保子の恋人本橋が伊豆から伊勢志摩に、また元看護士で袴田の以前の妻も伊勢志摩に来ていた。そうとは知らずにお互いの傷を埋めあって生きる希望をもって二人は結婚していた。不思議な因縁である。 最愛の家族は命をかけても守るもの、どんなささやかな幸せでも人間は守る権利がある。 袴田が最後に電話したのは実は男ではなかっのでは・・・・・ | ||||
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英虞湾に、男の他殺死体が浮かぶ。被害者は、刑務所体験をもとに小説を書く人気作家・袴田啓二郎。事件発生時、浅見は伊勢志摩で、美少女見習い海女・岩崎夏海を取材しているところだった。事件の発端は地元中学生本橋嘉代の特選作文だった。恐ろしい事件は夏海をも巻き込んでいく。 実在の中学生の全国作文コンクールの特選作品を読んでこの殺人事件のストーリを発想したと言う、軽井沢のセンセの思考回路はどんになってるんでしょうね。素晴らしいの一言です。前科何犯かの元ヤーサン作家は見るからに安部譲二にそっくりなのは何故でしょうか。彼はまだ生きてますけど・・・。 全く関係のなさそうな被害者二人が風光明媚な志摩半島で殺され、さらに全く関連のないような犯人との接点を20年前の大船渡での事故と関連させたストーリーは流石です。浅見ちゃんの推理も冴えてますよ。 光彦倶楽部会員番号21151番 | ||||
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