妻の殺害を企むヒモも同然の婿養子。妻はロスの別荘、夫は東京の自宅。

ストックホルム郊外で磔にされた男の全裸体が見つかった。

「力が必要だ」--母と自分を虐待し別れたろくでなしの父親に復讐するため、暴力団員を目指す聖。

完全犯罪も、この二人はだませない。若き社会学者と死者見る少女の事件録 「過去をやり直すことはできない。

日本のある富豪が発見したという「聖遺物」。

その少女は「かみさま」のなりそこない―― 藤咲藤花の元に訪れる奇妙な事件の捜査依頼。

劇場内のボックス席で、バレエ団のワンマンオーナーが殺された。そして、殺害時の状況から犯行が可能な人物は一人に絞られた。

佐久間美保は小学生の息子・晴翔と夫の三人暮らし。ある日、晴翔が小学校のベランダから転落して骨折してしまう事件が発生する。

モスクワ駐在のCIA工作担当官フランクリンの若い妻アンは、夫の本国勤務を渇望している。

故国を去り英国に住む悦子は、娘の自殺に直面し、喪失感の中で自らの来し方に想いを馳せる。

高校時代に巻き込まれた放火事件をきっかけに、望んで火災原因調査員となった茜。

過去に未解決の殺人事件が存在したかもしれない。あたしたちはその謎を解くヒントを手にしているのかもしれない。

もう少しで夏休み。新太は公園で、真っ黒な服を着た不思議なおじさんと話をする。

売れない作家・保科匡緒のマンションで起こった密室殺人。そこに登場する“チョーモンイン(見習)”神麻嗣子。

高校生の翔也は幼少期から優秀な双子の弟・諒也と比べられどこにも居場所がなかった。

「３年ぶりに会ったパパ」の重大な秘密は？母とふたり暮らしの優希は、家庭教師の荻野に、父が３年ぶりに会いに来た、という秘密を打ち明ける。

夫と二人で暮らしながら、虐げられる隣家の老犬トウマに想いを馳せる三十歳の蒼子。

一本の綱を引き合い勝敗を決める「綱引き」。五輪の正式種目だった時代もある、歴としたスポーツ競技だ。

少年のイノセンスを瑞々しく描いたカポーティの名作を、村上春樹が新訳。 1940年代アラバマ州の田舎町。

正当防衛で相手を殺してしまったところを同じ大学の先輩だという織賀に目撃された祝部。

わたしたちは永遠の共犯者。二度と離れることはない―(「Partners in Crime」)。

書院番の同僚、上田半左衛門と武藤源太郎は長年憎みあっていた。

普通のサラリーマンとして人生を過ごしてきた男が最後の賭けに出た。

本格ミステリ大賞&日本推理作家協会賞Wノミネート!新世代の青春ミステリ 北楓高校で起きた生徒の連続自殺。

「生きていかなきゃならない夜がまだいっぱいありすぎる」―アメリカを逃れてカナダの港町ヴァンクーヴァーにやってきた謎につつまれた若い美女。

事務所のあるビルの取り壊し、親友や恋人との不仲…あと四カ月で40歳を迎えるわたしの身辺は憂鬱なことばかりだった。

幼馴染の史郎を一方的に恋慕い、結婚を夢見る咲希は、ひょんなことから結婚式の代理出席者である「サクラ」のバイトをすることに。

唐松岳頂上山荘に到着した北アルプス山岳遭難救助隊の一行を待っていたのは、「遭難事故発生」の知らせだった。

モスクワ効外、行方不明の米兵三百人が監禁されると囁かれる謎の施設。

「私は人間(ひと)であることを諦めない」 西彩子(にしさいこ)、連続殺人犯の娘。人呼んでレクターガール。

違和感を抱えて生きるすべての人へ。不器用な「私たち」の物語。

警察本部長スコール大尉は、20年前の事件の復讐を誓う元服役囚に脅かされていた。

精神科医ガースの脳裡から若い美貌の未亡人ベティのことが離れない。

高利貸しアルバート・リーブは、実はゆすり稼業も兼ねていた。

食にA級もB級もありまへんけど、人間にも一流も三流もありまへん。みな同じです。

忘れられない、でも二度と味わうことのできない一皿。

珍しく引き受けたボディガードに失敗、依頼人は殺されてしまった(WRAP YOUR TROUBLES IN DREAMS)。

「アルプス食品」の社長淡路剛造が、自宅の浴室で何者かに撲殺された。

人気絶頂の映画女優シルヴィーが殺された。報せをうけた映画監督、脚本家、俳優たちの表情は硬い。

高二の春、片想いをしていた翔琉に告白をされた紗菜。

いつもの憂鬱な朝、急に「サイキック探偵になる」と言いだした姉・芙二子に振り回される三紅。

探偵霞田志郎が見合い!?―天才的推理で知られる“男爵”こと桐原が美貌の藍染作家・志賀織香を霞田に紹介した。

戦時下の事件と現代の殺人が時空間を超えて結びつく、ペーパーナイフが結ぶ運命の糸―本格推理職人芸。書下し長篇ミステリ。

自分の部屋に見ず知らずの死体を発見した男が、死体を消そうとして逆に死体に追いつめられてゆく『無関係な死』、試合中のボクサーの意識の流れを、映画的手法で作品化した『時の崖』、ほかに『誘惑者』『使者』『透視図法』『なわ』『人魚伝』など。

「みんな、わたしをばかにして。

昭和モダン華やかなりし頃、その惨劇は起きた―。関西のハイカラな医師邸に納車された最先端の自動車「T型フォード」。

銭湯の湯舟でくつろいでいた青年は、ふと我に返って驚愕する。いつの間にか、そこは「女湯」に変わっていたのだ。

「人は誰でも、死にたがっている」「世界は絶望と悲惨に塗れている」でも僕は戦おうと思うんだ。

目立った手柄もないのに、なぜか警視庁捜査一課に所属する和戸宋志。

かつてなくリアルに描かれる捜査の実態と癒着、横領、隠蔽、暴力、…日本警察の真実のなかにあぶりだされる男たちの強烈な光と闇。

歌舞伎町にある「エスペシア」。そのドアを叩くのはホスト目当ての客ではなく、「心残りのない最期」を願う人々だ。

部付次長の花山は、勤続三十年のリフレッシュ休暇を取っていた。

CIAの『伝書鳩』とともに、父の仇である『リヴィエラ』を追っていたジャック。複雑怪奇な諜報機関の合従連衡。

ハリーは冴えない中年作家。

この男、絶体絶命! 悪夢のような小説 食材偽装を告発し経営を刷新しようとした役員への協力を疑われ、子会社に左遷された50歳のサラリーマン、入矢悟。

「神が人を殺した。これは、神々の殺人の始まりだ」―都内で発生した3件の女性殺害事件。

ショッピングサイト《ほしがり堂》を経営する深町ユリオは、筋金入りのマニアックなコレクター。

医者から老眼適齢期だと言われた。治療法はただひとつ、眼鏡をつくることだという。

「一気に最後まで読んでしまった! これぞリアルの中のファンタジー!」真島ヒロ氏もこう絶賛した傑作長編。

南部の大学町で孤独な生活を送る女性数学者リスルは、美貌と才能に恵まれた大学院生レイフと知り合い、恋に落ちた。

雑誌の編集者をしている百瀬道代は、取材先の川島地蔵尊で行方不明になった婚約者の所持品が岐阜で発見されたという知らせを受ける。

山陰地方を走る6つのローカル線と大阪駅に、流れ着いた女性のバラバラ死体!なぜか首はついに発見されなかった。

1作につき約3分間の極上読書をどうぞーー。

水沢春花は、二階堂日美子の兄・柏木陽一が院長を務める鶴来総合病院のリエゾンナース―患者と医師との人間関係を円滑にする看護婦だ。

「裏窓遊び」と名づけて高層アパートから双眼鏡で覗きを愉しんでいた孤独なハイミスの電話交換手が何者かに殺された!彼女は何を見て殺されたのか?自ら最悪の人生の結末を招いてしまった女の運命の皮肉と驚愕の真相を浮き彫りにする「残酷な視界」をはじめ、病原体にまつわる

死体を燃やす殺人鬼・フレイムに妹を殺された天祢山紫郎は、音が見える探偵・音宮美夜と捜査に乗り出す。

「投稿作品のアイディアを盗まれた」―美緒の勤める出版社に人気作家を告発する手紙が届いた。

財産をねらう継母から逃げてきたサムとソフィー。

藤原純友と平将門は共に反旗を翻そうと盟約をかわし、その証として純友の息子・九郎は東国へ送られ、将門の娘・夜叉を娶った―。

秘密警察の要員が散った。日本人技術者をA処理―暗殺せよ。

幻の長編「宿命は待つことができる」を軸に、既刊2冊に収録しきれなかった短編7本、さらに書き下ろし作品「失われた秘策」を収録した、待望の第3集。

セーヌの川底からお化け潜水夫に水死体が運び去られた。

ようこそ、御神木が見守り、物の怪が住まう場所――御森へ 御神木に見守られる町・御森には大樹に嫁入りした巫女の末裔である百目木一華が取り巻きの妖怪と暮らしていた。

決して調べてはいけない。見てはいけない。

満員の後楽園球場。

「教場」映画プロジェクト原作！最新刊！ 第一話 会意のトンネル 郷村秀初は、体格に優れた14歳年上の同期、岩国禾刀に何かと助けられていた。

トカジがほじくり出す、ダメ男の爆裂的人生。できればなかったことにしたい昭和史。

おいちは十六歳。江戸深川の菖蒲長屋で、医者である父の仕事を手伝っている。

「リリーはいるか?」引っ越してきたばかりのピアスのもとに、間違い電話が次々にかかってきた。

元裁判官で、現在は大学教授を務める梶間勲の隣家に、かつて無罪判決を下した男・武内真伍が越してきた。

闇と光の交錯する混沌都市・新宿に聳え立つ超高層ビル。

東海道を舞台にした「蠱毒」も、残り23人。 人外の強さを誇る侍たちが島田宿で一堂に会した。

銚子の〆粕を巡る騒動の末、わずかばかりの利益を得た高岡藩。

大学で法制史を教える山根辰雄は、古書店で集めた本に、同じ蔵書印があることに気付く。

地球撲滅軍と敵対する組織・絶対平和リーグの本拠地、『四国』が消息を絶った。全住民と連絡が取れなくなったのだ。

東日本大震災に匹敵する災禍「アウターライズ」に見舞われた東北だったが、規模に比して抑えられた被害状況を公表した。

2014年に江戸川乱歩生誕120年を記念して刊行されたアンソロジー「みんなの少年探偵団」。

大手企業の幹部たちに届いた一通の手紙。それは、破滅への招待状だった。