タッチ
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毎回この手の翻訳は「ダサっ!!」と感じてしまうことが多く原文を買って読んで自分なりの解釈をしますが・・・ こちらも古めかしい言葉の表現で昭和の香りがする翻訳です。 悲しい・・・ ダニエルキイスはすごい昔から尊敬している作家さんですが、今まで納得のいく内容の翻訳をするかたがいなくて悲しいです。 新しい若い感性をお持ちの方の翻訳したものも読んでみたいです。 | ||||
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不慮の放射能事故と風評被害に苦悩する家族の物語です。 放射能という目には見えない恐怖と風評被害という目に見える恐怖が二重に襲ってきます。 明日は我が身と考えながら読みたい一冊です。 | ||||
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昔、この本を読んだときに このようなことが日本で起きませんように、と思った。 でも、福島の原発は放射能物質を撒き散らし始めてしまった。 今読み返してみると、 怖いのは「放射能汚染」ではなくて、 パニックが広がり、皆が不安になり攻撃的になることなのだ、 ということを、この作品が描き出していることがよくわかる。 特に、事故によって偶然被曝した主人公夫婦に対して 周りの人々が行う攻撃はすざまじい。 そしてその放射能パニックは、 今や日本では現実になってしまった。 加えて、 取材に押しかけるマスコミ(とその向こうにある大衆の無知と好奇心)のいやらしさ。 補償するすると言いながら補償しない会社の手法。 そして夫婦が、御腹の中の子へ抱く愛情と不安。 そういった「恐怖の世界」が描写された作品だ。 だから、放射能物質の広がり方とか、ラストとか、 ちょっとおかしい点があるにしても、やっぱり読むべき本だと思う。 | ||||
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娯楽本を期待して読んだ私は正直失敗したと思った。説教口調がどうもね。作者あとがきも、・・・って感じでした。反体制、反原発好きならともかく、読書が趣味という人にはお薦めしない。 厨房の議論だけど、あえて書く。放射性物質の有用性については、恩恵に預かってる者には計り知れない価値がある。なぜ(扱いを誤ると)危ない放射性物質が広く使われているのか、作者が書いてないこの部分について、本書に共感する人は調べてほしい。 | ||||
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若い夫婦バーニーとカレンが主人公。ある日バーニーの勤務先の自動車会社で放射能漏れ事故が発生。被爆した彼は知らず知らずのうちに周囲に放射能の影響を広げていってしまう。折りしも妻カレンが長年待ちわびた子供を身ごもるのだが…。 「アルジャーノンに花束を」や「ビリー・ミリガン」シリーズで知られる作家ダニエル・キイスが1968年に執筆した作品を2003年に改定版としてアメリカで再出版したものです。断り書きにあるように、放射能汚染の拡がりかたに現代の医学知識と合致しない部分があり、お話の展開に少々無理があるように感じられるのは否定できません。 しかし、被害者であるバーニーとカレンの二人が、町の人々の無知と偏見によって加害者として忌み嫌われていくさまは、終戦後の広島・長崎の被爆者への差別や、近くは80年代のエイズ感染者への厳しいまなざしを思い起こさせます。またバーニーが勤務先を相手取って高額の賠償金を得るべく訴訟に踏み切ると、やはり周囲の人々はそのことをやっかみをもって冷たく見ます。そういえば第五福竜丸の被爆船員たちも、多額の補償金を受け取った直後、激しい妬みの対象となったことを思い出しました。 キイスはこうしたいつの世にも変わることなく存在する差別の過程を大変丁寧な筆致で描いていて、読みながら主人公同様、重い息苦しさを感じずにはいられませんでした。 そして幕切れは大変苦く、それでいてバーニーの心根の美しさを静かに描いた、心振るわせるものです。そこはさすが手ダレのストーリー・テラーであるキイス。「アルジャーノンに花束を」のエンディングでは、目に熱いものがこみ上げて仕方ありませんでしたが、この「タッチ」もやはり同様に、切ない思いにとらわれ、余韻にひたりながらページを閉じました。 | ||||
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