タッチ



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    初公開日(参考)2010年04月
    分類

    長編小説

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    タッチ (ダニエル・キイス文庫 15)

    2010年04月05日 タッチ (ダニエル・キイス文庫 15)

    バーニーとカレンは、不妊に悩んでいることを除けばどこにでもいるごく平凡な若夫婦だった。その災厄に見舞われるまでは―。バーニーの勤め先で放射能事故が起き、二人は知らぬうちに被曝してしまったのだ!放射線障害の苦痛、周囲からの差別と孤立が夫婦を襲う。そしてお互いへの愛さえ見失う状況のなか望んでいたはずの妊娠が判明し…絶望の隘路に彷徨う二人は再生の光を見出せるのか。愛の衝撃作が待望の文庫化。(「BOOK」データベースより)




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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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    No.6:
    (3pt)

    古臭い香りのする翻訳文

    毎回この手の翻訳は「ダサっ!!」と感じてしまうことが多く原文を買って読んで自分なりの解釈をしますが・・・
    こちらも古めかしい言葉の表現で昭和の香りがする翻訳です。 悲しい・・・
    ダニエルキイスはすごい昔から尊敬している作家さんですが、今まで納得のいく内容の翻訳をするかたがいなくて悲しいです。
    新しい若い感性をお持ちの方の翻訳したものも読んでみたいです。
    タッチ (ダニエル・キイス文庫 15)Amazon書評・レビュー:タッチ (ダニエル・キイス文庫 15)より
    4151101152
    No.5:
    (3pt)

    世界の何処かで起こる事故。。。

    不慮の放射能事故と風評被害に苦悩する家族の物語です。

    放射能という目には見えない恐怖と風評被害という目に見える恐怖が二重に襲ってきます。

    明日は我が身と考えながら読みたい一冊です。
    タッチ (ダニエル・キイス文庫 15)Amazon書評・レビュー:タッチ (ダニエル・キイス文庫 15)より
    4151101152
    No.4:
    (4pt)

    このようなことが日本で起きませんように

    昔、この本を読んだときに
    このようなことが日本で起きませんように、と思った。

    でも、福島の原発は放射能物質を撒き散らし始めてしまった。

    今読み返してみると、
    怖いのは「放射能汚染」ではなくて、
    パニックが広がり、皆が不安になり攻撃的になることなのだ、
    ということを、この作品が描き出していることがよくわかる。

    特に、事故によって偶然被曝した主人公夫婦に対して
    周りの人々が行う攻撃はすざまじい。
    そしてその放射能パニックは、
    今や日本では現実になってしまった。
    加えて、
    取材に押しかけるマスコミ(とその向こうにある大衆の無知と好奇心)のいやらしさ。
    補償するすると言いながら補償しない会社の手法。
    そして夫婦が、御腹の中の子へ抱く愛情と不安。

    そういった「恐怖の世界」が描写された作品だ。

    だから、放射能物質の広がり方とか、ラストとか、
    ちょっとおかしい点があるにしても、やっぱり読むべき本だと思う。
    タッチ (ダニエル・キイス文庫 15)Amazon書評・レビュー:タッチ (ダニエル・キイス文庫 15)より
    4151101152
    No.3:
    (3pt)

    娯楽本じゃない

    娯楽本を期待して読んだ私は正直失敗したと思った。説教口調がどうもね。作者あとがきも、・・・って感じでした。反体制、反原発好きならともかく、読書が趣味という人にはお薦めしない。

    厨房の議論だけど、あえて書く。放射性物質の有用性については、恩恵に預かってる者には計り知れない価値がある。なぜ(扱いを誤ると)危ない放射性物質が広く使われているのか、作者が書いてないこの部分について、本書に共感する人は調べてほしい。
    タッチ (ダニエル・キイス文庫 15)Amazon書評・レビュー:タッチ (ダニエル・キイス文庫 15)より
    4151101152
    No.2:
    (3pt)

    被爆に関する描写に科学的事実との矛盾がなくはないが、さすがキイスと思わせるだけの幕切れは用意されている。

    若い夫婦バーニーとカレンが主人公。ある日バーニーの勤務先の自動車会社で放射能漏れ事故が発生。被爆した彼は知らず知らずのうちに周囲に放射能の影響を広げていってしまう。折りしも妻カレンが長年待ちわびた子供を身ごもるのだが…。

     「アルジャーノンに花束を」や「ビリー・ミリガン」シリーズで知られる作家ダニエル・キイスが1968年に執筆した作品を2003年に改定版としてアメリカで再出版したものです。断り書きにあるように、放射能汚染の拡がりかたに現代の医学知識と合致しない部分があり、お話の展開に少々無理があるように感じられるのは否定できません。

     しかし、被害者であるバーニーとカレンの二人が、町の人々の無知と偏見によって加害者として忌み嫌われていくさまは、終戦後の広島・長崎の被爆者への差別や、近くは80年代のエイズ感染者への厳しいまなざしを思い起こさせます。またバーニーが勤務先を相手取って高額の賠償金を得るべく訴訟に踏み切ると、やはり周囲の人々はそのことをやっかみをもって冷たく見ます。そういえば第五福竜丸の被爆船員たちも、多額の補償金を受け取った直後、激しい妬みの対象となったことを思い出しました。

     キイスはこうしたいつの世にも変わることなく存在する差別の過程を大変丁寧な筆致で描いていて、読みながら主人公同様、重い息苦しさを感じずにはいられませんでした。

     そして幕切れは大変苦く、それでいてバーニーの心根の美しさを静かに描いた、心振るわせるものです。そこはさすが手ダレのストーリー・テラーであるキイス。「アルジャーノンに花束を」のエンディングでは、目に熱いものがこみ上げて仕方ありませんでしたが、この「タッチ」もやはり同様に、切ない思いにとらわれ、余韻にひたりながらページを閉じました。
    タッチ (ダニエル・キイス文庫 15)Amazon書評・レビュー:タッチ (ダニエル・キイス文庫 15)より
    4151101152



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