24人のビリー・ミリガン
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この本の最大の問題点は、文体と、構成だと思う。 この本では、あとがきに相当する部分を除くと、すべて一人称視点で記述されている。そのため、すべての記述を読者は事実と捉えがちになるが、本書(上下巻をまとめて)の7割を占める ビリー・ミリガンの伝記の部分は彼の記述を筆者が一人称で物語形式で描いたものであり、事実かどうか見極められたものではないと考えるのが妥当だと思う(たとえば、下巻の一部では彼の恋人の名前が一文字だけ変わっている箇所があり、これが誤訳なのかミリガン自身が語った事なのか謎である)。 本書の構成は、先ず、ビリー・ミリガンにとって一番大きな転機となる裁判を描いており、全体の2~3割を占めている。ここでは筆者は資料に基づき関係者それぞれの行動を一人称で描いている。次に、ビリー・ミリガン当人が語った内容に基づく、彼の視点から見た人生、少年期から先に述べた裁判までの人生を筆者は描いている。これが約7割。最後に、筆者は筆者の視点から見た裁判後のビリー・ミリガンの人生を1991年ごろまで記述している。 本書から私が思ったことは、人間というものは、自分が耐えがたいと思う環境に置かれると、気を失うということである。もちろん、気を失ったままでは生きていけないので、耐えがたい環境に適応した異質な精神的制御装置が本人自身の意識と別に作り出される。それが『多重人格』ということである。 こういうことは『多重人格』という名前が付けられるほど特殊なことではない。殆どの人は、自分が嫌なことに出会うと、それを理解し認めようとするよりも、(残念なことだが)忘れようとする。その極端な例が『多重人格』だと私は思う。ビリー・ミリガンは過酷な環境に置かれて『多重人格』を持つようになり、違法行為を行ったのであり、彼を非難する人は自身が自分に都合の悪い事を忘れ去り(無視していて)、そのことが誰かに被害を与えている可能性を無視している。そういう人は本書のあとがきの中に大量に描かれている。 本書は1992年出版の『24人のビリー・ミリガン―ある多重人格者の記録』の装丁を変えたものである。1994年出版の『ビリー・ミリガンと23の棺』は、「あの」裁判を終えた後にビリー・ミリガンが当時のオハイオ州司法から受けた迫害を記述しているものらしく、いつか読んでみようと思っている。 | ||||
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多重人格について学ぶためにも参考になる本だと思います。ただ、本人が書いているわけではないと思いますので、著者側の主観が多く入っているような気が致しました。登場人物の表面だけが大きくクローズアップされ(人数が多いので仕方がないかもしれませんが)ている感が否めません。脳から命令する声がする等話される人がいますが、このようなパターンもあるのだなと納得出来ました。 | ||||
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Netflixでも実写化されていてすごく面白いし興味深いです | ||||
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発送も早く、大変きれいなお品でした。ありがとうございました。 | ||||
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次回作は気になりますが、この文体が続くなら読みたくないです。 視点がビリー・別人格・現実にいる人の間で予告なくコロコロ変わるのと、急に時間が過去や現在に飛ぶのでわかりづらいです。 いつの誰の何の話なのか分からなくなります。 日本語がおかしい部分も気になります。 翻訳は間違ってないのかもしれないけれど、日本語として間違っているんじゃないでしょうか? 翻訳もっと頑張って欲しいです。 | ||||
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