9.11から一年後のアメリカ。右翼の秘密クラブを監視する任務に就いていた捜査官が消息を絶った。

警視庁捜査一課内に新設された強行犯特殊捜査班、通称「SM班」。

ある日、遅くまでサービス残業をしていた研究員・下村が起こした小さな事故が呼び水となり、塚原ゴムに臨検が入ることになった。

研究者の道をあきらめ、家業の町工場・佃製作所を継いだ佃航平は、製品開発で業績を伸ばしていた。

表紙にコバルト色の艶紙を貼った本がある。題名も著者名もない。

その並木道で出逢ったのは、 未来の「私」と過去の「私」。

南青山で交通事故に遭い死亡した男は、「ホトケノオデコ」という謎のダイイング・メッセージを残す。

人形が産声を上げるとき、怪人は生まれる！『無貌伝』シリーズ、待望の続刊登場！　秋津と遥の出会い、そして無貌生誕の謎が明らかに！

貴公子然とした容姿端麗の名探偵、神津恭介。世間にも名高き彼の下に、事件は絶えず舞い込む。

クラスの人気者アンドリアが無惨な死を遂げて以来、7歳だったエリーは、姉との秘密を誰にも明かさなかったことを悔やみ続けてきた。

〈ままならぬ人生……でも捨てたもんじゃない!〉 「あたためますか?」 「アイスあっためてどうすんの」 「あたりぼう、早く見たいでしょ」 「んなわけあるかい!」 俺はコンビニバイトの傍らネタを作り続けている。

鉄砲をどう運用すべきか。毛利水軍に勝てる船とは。

イギリス南部のリゾート都市ブライトンで、男性の惨殺死体が発見される。

80歳を過ぎた今、70年前の夏の出来事を思い出す―11歳のぼくは暗い森に迷い込んだ。

1936年、ベルリン。

女名探偵の死宮遊歩は迷宮牢で目を覚ます。姿を見せないゲームマスターは｢六つの迷宮入り凶悪事件の犯人を集めた。

スーザンの元夫ブラッドがセクハラで訴えられた。

現象学者の凪田緒ノ帆は、火災で恋人を失った。そのスマホには謎の女性・メグミの画像が。

東京の公園で男の死体が発見された。捜査に当たった戸田刑事は、その数日前に被害者の地元で白骨体が発掘されていたことを知る。

十月七日午後五時三十分。萩行きの夜行高速バスが品川のバスターミナルを出発した。

高校最後の夏、悟史が久しぶりに帰省したのは、今も因習が残る拝島だった。

おいしいと評判のレストラン「ハライ」に、同じ時に訪れた６組の客の物語。仕事に納得がいっていない。

息子のカケルと二人暮らしの“チッチ”こと青田耕平は、デビュー以来10年「次にくる小説家」と言われてきた。

14歳の冬休み、わたしはいなくなった―。

「呪いと祝いは、紙一重だよ」異能を持つ凸凹コンビの民俗学ミステリ第3弾 尚哉の友人・難波の元に不幸の手紙が届いた。

早朝、都内でライブハウス店長が刺殺される。

泣く子も黙る「オーシティ」。巨大なギャンブルシティと化した、かつての大阪。

鉄からなんでも生み出す少女、オーリャド・ファニーフィンガーズ。やがて彼女にボーイフレンドができるが……。

殺人を企む一人の男が、土砂崩れを前に途方にくれた。 復讐相手の住む荒土館が地震で孤立して、犯行が不可能となったからだ。

女友達の何気ない言葉から、社長殺害を思いつくジャネット。アメリカの大都会。

武器密売人がホテルの一室で射殺されていた。死体の脇にころがっていた酒瓶と一冊の本。

絞殺体の傍らに、殺人計画のメモが―。鳴海理沙率いる文書解読班に、出動命令が下る。

ハロウィンの渋谷を仮装強盗団が爆破! ATM強奪殺人の影に国際謀略が―― ハロウィンの渋谷で、マリオの仮装で見事な行進をする集団が注目を集めていた。

皆から注目を浴びる双子の姉・美羽に比べ、出来の悪い自分に嫌気が差す高2の優羽。

求む、理系的発想力ーー。2013年の創設時からAIによる応募も可とする画期的な文学賞・日経「星新一賞」。

ボンドの今回の標的は、全米の暗黒街を牛耳る男ミスター・ビッグ―彼はジャマイカから大量の古代金貨を盗み出し、世界の金相場を狂わせようと企んでいた。

道郎の通う帝陽美術大学の上空に突如、カラスの大群が現れた。

電車の中で痴漢扱いされた上場企業の役員は、無実を証明しようという第三者の申し出を断わる。

技術の粋を結集して完成間近の未来仮想大験ゲーム。

記憶や人格などの情報をコンピュータに“ダウンロード”することが可能となった21世紀なかば、ソフトウェア化された意識、“コピー”になった富豪たちは、コンピュータが止まらないかぎり死なない存在として、世界を支配していた。

南の島で知子ばあさんと暮らす十七歳の鷹野一彦。

全焼したアパートから1体の焼死体が発見され、放火殺人事件として捜査が開始された。

死後に注目された萩生仙太郎の絵画が、30年ぶりにオークションへ出品されることになった。

天下は豊臣から徳川へ。度重なる不運の末、あえなく伊賀を追い出され、京でぼんくらな日々を送る“ニート忍者”風太郎。

奄美大島で主人公が発見したのは、脳をくり抜かれたカリスマ占術師の死体だった。

西暦453年、フン族王アッティラの婚礼の祝宴に沸く陣地。

「クラブみたいなハコで、DJやダンサーみたいな男の子が接客してくれる」渋谷のホストクラブ、“club indigo”。

超常能力ゆえに、自らに滅びの運命を課す独覚一族。

嵐の琵琶湖に乗りだしたクルーザーから、三人の若者が忽然と消えた!まるで、歴史に残る謎の事件のように、たったいままで、そこにいた気配を残しながら。

32歳無職、天草美晴は高額報酬につられ、ゴミ屋敷の掃除を引き受けた。

服にまつわる悩みをお持ちなら仕立屋『filature』にご来店ください！ 憧れのアパレルブランドに就職できたが、希望していたデザイナーになれず販売員を続けている布川糸。

神田の貧乏長屋に巣食う、砂絵師のセンセーとおかしな仲間たちが、江戸市中で起きた怪事件の謎を解く人気の捕物帳シリーズ。

ガーセン生涯の怨敵、5人の〈魔王子〉もいまやハワード・アラン・トリーソング1人を残すのみとなった。

“幻の名峰”として人気の新羅山。その日も登山客で賑わうなか突如、群発地震が襲う。

十年の商社勤めの末、三十四歳にして「島流し」の憂き目にあった夏季は、出向先の若き取締役、渡辺真理の手腕に羨望と疑念を抱く。

六年間勤めた会社を離れ、八丈島で1ヶ月を過ごすことになった川瀬星子。

殺人事件と謎のライダー、その接点は白バイ隊員――!? 箱根駅伝の先導に憧れて神奈川県警の白バイ隊員になった本田木乃美。

５２ヘルツのクジラとは、他のクジラが聞き取れない高い周波数で鳴く世界で一頭だけのクジラ。何も届かない、何も届けられない。

華やかな芸能界の裏側に渦巻く、愛情のもつれ、ライバル意識、打算。ロケバスは俳優たちのさまざまな思惑を乗せて流れ橋へ。

みんなに愛されていたオカマのマサコちゃんが、めった打ちにされて殺された。

駅のホームで頭から血を流して倒れていた中年男性の死の理由。靴を片方だけ残して消えてしまった少女の行方。

俺の求めているのは本物のブルースだ―。

英語とガイジンに対して強烈な劣等感を抱いている中年社員の福岡竜男が、こともあろうにニューヨーク支社勤務を命ぜられた。

浅井久子は、12年前に夫をひき逃げで亡くした。犯人が分からないまま時効を迎えた今も、悲しみが癒されることはない。

2020年は著者没後30年。 再び味わいたい、池波正太郎の世界。

凍死遺体がもつ共通の痣の意味とは? 大人気シリーズ第4弾! 過去の資料から見つかった、首に奇妙な痣を持つ複数の凍死体。

今日も個性豊かな住民たちが集う、にぎやかな食卓。 古い建物だが、格安の家賃が魅力の下宿屋「猫目荘」。

容疑者、全員名探偵!? ようこそ、絶海の孤島にて過ごす二泊三日の常軌を逸した休暇へ 現代本格の雄、文月優臣のデビュー三十周年記念パーティーに愛読者(ファン)代表として招待された「僕」こと“中村あき”と、元探偵でクラスメイトの鋸りりこ。

赤かぶ検事の相棒・行天燎子警部補が殺人事件の容疑者に!明治時代に惨殺された呉服商夫妻の怨念が、今甦った。

枝垂れ桜で知られる東北の小京都・角館で、白骨死体が発見された。

「幽霊寺」と噂される深川・冬青寺の一風変わった和尚・雨柳は、法力と天性の人たらしの才で、成仏しきれぬ物の怪たちを慰めている。

地球外知的生命の探求のため、人生をかけて火星にやってきた生物学者のリキ・カワナベは、スピラミンという物質の結晶構造の変化を発見する。

廃屋に展示されるように残されていた女性の全裸死体。それを撮影したものが会員サイト「死体美術館」にアップされる。

家庭教師・鷲津兵輔が、生徒として引き受けることになった女子高生の乾倫子。

男性医師が子供を宿した状態で殺された。不妊治療の名医は自らの体を実験台にしていたが、何者がどんな理由で殺害したのか―。

男が女を犯せぬ国があるという。 金出づる国、燦という大国が支配する世界。

ローン未払いを理由に家を差し押さえられたシングルマザーが、大手銀行副社長撲殺の容疑で逮捕された。

行方不明の父の書斎にあった隠しトンネル。ウィルと友人のチェスターは探検気分で暗い穴に入っていった。

医療費の高騰で病院に行けなくなる人が急増した日本。

東城大学医学部付属病院の“チーム・バチスタ"は心臓移植の代替手術であるバチスタ手術専門の天才外科チーム。

神守幹次郎・汀女夫婦は、札差の伊勢亀半右衛門から薄墨太夫との川遊びに誘われるが、それを機に新興札差・香取屋武七の魔手が忍び寄る。

父危篤の報せを受けたライターの安東貞人は、病院で出会った父の戦友だという不審な男・源田から、モンゴル捕虜収容所で囁かれた「チンギス・ハーンの黄金伝説」の話を聞かされる。

札差の娘と揉めて上方へ追いやられた男。その思わぬ反撃とは(「わかれみち」)。

森島巧は公立小学校で臨時教師として働き始めた23歳だ。

傑作短編12編を収録した最終巻ではレンデル、ハイスミスといった一線級のクライムストーリイ作家の紹介から、英国の書き下ろしアンソロジー〈ウィンターズ・クライム〉の隆盛と、シリーズキャラクターの台頭を一因とするMWA賞の「没落」を語り、終章では編者が二十世紀最

騙されて江戸に来た13歳の少女・お末の奉公先「鱗や」は、料理茶屋とは名ばかりの三流店だった。

ホラー小説レーベルの編集者・西任結が息子のために引っ越したマンションで起きた、子供たちが次々と亡くなっていく惨劇。

船田信和は「安全・清潔都市事業モデル地区」に指定され活気のある姫田市で自分の能力を発揮し、人生をやり直そうとしていたが、アプリに紹介された廃屋の解体現場で、バラバラにされた人体を発見してしまう。

芸能人を招待してのパーティや、クルーズ船を使っての接待。

百に及ぶウッドハウスの全小説中もっとも複雑で凝りに凝ったプロットを持ち、英国ウッドハウス協会元会長をして“全作品中のベスト”と言わしめた傑作長編小説。

私立伯東高校。問題児ばかりで構成されたクラス、それが二年四組だ。

北海道警の一匹狼・鷹見健吾。彼の捜査は同僚が「鷹狩り」と言うほど苛烈だ。

ある事件を機に警視庁捜査一課の刑事を辞め、妻の転勤について神戸へ来た嶋野康平。