ライオンズ、1958。
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地元記者の木屋 曲がった事が嫌いで筋を通すヤクザの田宮 実在していたプロ野球選手 | ||||
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野球をあまり知らない、興味が無くても、面白い!と思います。 | ||||
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ライオンズといえば小学生のころに平和台で何度も見た赤白のユニフォームのクラウン。 そういう世代の私にとって西鉄ライオンズは伝説のチームです。 昭和30年代初め、東京オリンピック前夜、日本シリーズで巨人を負かした初のチームが福博の街を熱狂させた時代。 私にとってはモノクロの写真や関係者の方々の著書、インタビューなどでしか知り得ない そういう「伝説の時代」の福岡を舞台に「筋を通す男たち」のストーリーが展開します。 辞めさせられた西鉄の2軍選手といっしょに逃げた娼妓を追う、誠実な土建屋を経営するヤクザのお兄さん、 その元2軍選手の兄貴分である西鉄番の若手新聞記者の2人のあいだに生まれる友情。 脇役、あるいはチョイ役として何人もの登場人物が出てきますが とくに仁義に厚い親分さん、大下さんと新聞記者を乗せたタクシーの運転手の2人は印象的でした。 そしてその登場人物たちが動く福岡、博多の街。 中州、川端、渡辺通り、平和台、百道・・・身近な地名が出て来るのがたまりません。 新聞記者である主人公との絡みで小説のなかに西鉄の選手たちが出演(!)していますが それぞれの選手たちの雰囲気が本当に良く出ています。子供好きで優しい大下さん。 エネルギッシュな豊田さん・・・。こういうセリフを言うだろう、こういうことをするだろう、という感じです。 稲尾さんや三原監督もセリフ付きで登場しますが(中西さんは出て来ません) 実際に西鉄ライオンズのエピソードとして語られていることを下敷きにしたシーンもいくつかあり これは往年のファンの方々にはたまらないものではないでしょうか。 大下さんの少年野球チームと、ヤクザのお兄さんの監督する戦災孤児の少年たちの野球チームが 百道浜で試合をするシーンも良かったです。本の裏側のほうの表紙に、本編にも出て来る主役の2人の男たちが 戦災孤児たちの施設を背景に浜辺でキャッチボールをしているシーンの絵が描かれていますが おそらくこれは室見川に寄ったあたりの百道浜、現在インターナショナルスクールがあるあたり、大きな マンションが立ち並び、往復4車線でひっきりなしに車の行き交う、よかトピア通りのあたりなのでしょうね。 ホークス戦を見に来る現代の野球ファンの人たちにも、福岡ドームのすぐ近くに西鉄ライオンズの選手たちの宿舎、 大円寺(大圓寺)寮が有ったことを知る人はほとんどいないのではないでしょうか。 令和という新しい時代を迎える時期に、昭和の息吹と言いますか、 こういった昔話はもうほとんど誰も興味を持たないのかもしれません。 しかしこういう作品こそTVドラマもしくは映画にすべき1作のように思われます、 現代とは大きく異なる昭和という時代を生きた人々の記録のひとつとして。 西鉄ライオンズの日本シリーズ3連覇は、それだけでひとつの大きなドラマ、その時代の福岡、 その時代の人々の姿とともになんとか映像作品にしてもらえないか、と強く感じます。 | ||||
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たぶんここのレビューは総てサクラでしょう。 夜の商売をやりすぎて褒めることが雑になっているかような 陳腐な褒め言葉がならぶ星5つのレビューたち。 知人でも総動員したのでしょうが、 本書の稚拙な中身もそれに似ています。 60点の技術に頼った文体。 イデオロギーに著者自身が酔いしれていて 読み手の心の奥底を揺さぶるものはありません。 | ||||
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面白かった! 文章のリズム、展開のスピード、話の内容、どれも文句なし! これ、絶対映画にして欲しい! 主人公は記者の木屋なのか、ヤクザの田宮なのか、ちょっと判然としませんが、おそらく二人ともなのでしょう。もちろん、脇役は大下、中西など西鉄ライオンズの実在の面々です。 果たしてどこまでが本当(ノンフィクション)で、どこまでがフィクションなのか、冷静に考えれば明らかなのですが、読んでいると小説の世界に引き込まれてしまい、全てを忘れます。 かつて福岡に住んだことのある人間としては、往時の博多の風景も郷愁をそそります。作中で最新のモダンな建物として紹介されている花関ビルも日活ホテルも、今はもうありませんから。 | ||||
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