嘘つきポールの夏休み
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 | 2017年06月17日 嘘つきポールの夏休み (ハーパーBOOKS) ぼくは何も悪くない。(はずだ) 女好きする顔と口からでまかせで生きてきた中年男ポール。 お気楽な人生と嘘八百のツケは、身に覚えのない凶悪殺人容疑だった……。 楽園のバカンスは地獄の入り口。 英国発話題のイヤミス 売れない小説家ポールはある日、成功した同級生に再会し、裕福な弁護士アリスを紹介される。 彼女に取り入ろうと人気作家を装い、嘘を重ねていくポール。 まんまとギリシャの別荘に招かれたもののレイプ事件が発生し、警察に嗅ぎ廻られることに。 10年前に起きた未解決の少女失踪事件の際も彼は島にいたのだ。 嘘の山に足をすくわれ突如容疑者となったポ―ルの休暇は悪夢の一途を辿り始め……。(「BOOK」データベースより) |
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嘘つきポールの夏休みの総合評価:
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| 前半は小さいできごとの積み重ねで多少じれったいのですが、それらが後から効いてきます。主人公が保身や見栄のために言う嘘のせいで少しずつ追い詰められる様子はこちらも息苦しくなります。なかなかのイヤミスでした。 | ||||
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| 嘘に嘘を重ね、冤罪事件もひっくるめてこのまま破滅の一途を辿るのかなーと 軽く考え読んでいたら、終幕に仕掛けられた幾つかの小さなサプライズにニヤリ。 訳者あとがきによると本書は著者の「三作目のサイコラジカル・スリラー」であり、 YA小説も数冊著しているとのことで、ハーパーBOOKSさん今後に期待してますよ！ | ||||
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