白戸修の事件簿(ツール&ストール)
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東京中野駅は白戸修にとってまさに鬼門だった。平凡な大学生白戸修の日常を脅かす事件は決まって中野駅から起こる。そんな彼が巻き込まれる事件5編。 | ||||
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読んで感じたのは、主人公の白戸君は、鮎川哲也氏の亜愛一郎に似ている! | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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届いた日に開封し、中を点検したところ、初ページより左右の下側に湿気及び濡れた後による皺が発生してました。 | ||||
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内容はアマゾンの紹介文が短いながら余すところなく伝えてるとおり。 解説によれば、著者はかつて警察雑誌(そんなのがあるんだ!)編集部に勤めていたそうで、 身近な犯罪の手口をさらりと解説しつつ、軽いタッチの犯罪小説に仕立てています。 軽い、といっても中身が薄いという意味ではありません。 旧き良きミステリの香りがするような、どこかイギリスっぽいような、 そんな感じの上質エンターテインメントなんです。 子どもでも楽しめる間口の広さを持ちつつ、本にうるさい人もきっと納得させるにちがいありません。 なかでも『ショップリフター』(万引きのこと)が秀逸。 | ||||
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良いんだ、これ。 すごくライトタッチなんだけど、それは著者が意識してのものだ。 だから、スラスラ読めるんだけど、本格度はけっこう高い。 著者の短編では、「落語」シリーズも面白いんだけど、こっちの方が私は好きだ。 ひょうひょうとした主人公が、さまざまな形で事件やトラブルに巻き込まれる。 そして、何となく、という感じでそれを解決しちゃう。 この作品スタイル、主人公の印象、そして短編オンリーであることなど、泡坂「亜シリーズ」を思わせる。 多分、著者はちゃんと意識していると思う。 個人的には、銀行強盗のエピソードがよかった。 最後まで、どう収集がつくのか予測しづらい。 それでいて、きちんと収束するという、目の前で神業を見せられたような気分だ。 そう、本書の作品はどれも、小ネタである。 だが、そのプレゼンテーションの仕方がすばらしい。 まるで、上手なクロースアップ・マジックのようだ。 | ||||
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一見どこにでもいるフツウの大学生が巻き込まれる事件簿。 そう陰惨な事件は起こらないが、のんびりとした語り口と、 主人公のお人好しなのんびりした感じ、の割には時に鋭く事件を解決する、 その爽やかな語り口がスマート。 ただのほのぼのではなく、スリのやり口や万引きGメンの詳細など、 描かれるべきところはきちんと抑えてあるので説得力もある。 安心しながらも読みごたえもあり、なかなかの良書。 読んでよかった! | ||||
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2002年に出た『ツール&ストール』の改題・文庫化。 巻き込まれ型の主人公・白戸修の登場する5本の短篇が収められている。 スリ、万引き、ストーカーなど軽犯罪がテーマとなっているのが珍しい(銀行強盗を扱っているのもあるが)。 著者が警察雑誌の編集をしていたという経歴ならではのものだ。 スリの技術とか、万引きの実態とか、ちょっと知られていないような話が興味深かった。 また、話の作り方も、巻き込まれ型というだけあって、最後まで展開が読めない。 ミステリとしての出来も上々と思う。 これからも頑張っていって欲しい主人公だ。 | ||||
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