(短編集)
オチケン、ピンチ!!
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2009年に理論社から出た単行本の文庫化。 「オチケン」シリーズの第2弾。 「三枚の始末書」と「粗忽者のアリバイ」の2中編が収められている。 前者は落語の「寝床」、後者は「粗忽長屋」をモチーフとしたもの。 いずれも大学内部のドロドロした事件で、しかもちょっとやりすぎな感じがあり、現実味をもって読むことができなかった。 落語をネタにしているわりには、あまりからっとしていない。 | ||||
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単行本と文庫本の詳細が分からず、本来求めていた単行本ではなく文庫本が届きました。 仕方ない中古の本屋へ売りに行く予定です。 | ||||
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はまっちゃいました。 大倉さんの本て、その辺の本屋ではなかなか、探すのが大変なんですよね。 すごく面白いのに、もっとたくさんの人に知ってほしいです。 この続きのオチケン探偵も読みたくて、購入しようと思ったら中古で、ものすごい高い値段がついていたので、ちょっと怒りを覚えました。 でも、大きな書店に行ったら、ちゃんと買えたので、皆さん、ぼったくりには注意しましょうね。 早く、続きが出るのを楽しみにしていま~す。 | ||||
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期待以上に面白くて、一気に読んでしまった。落語好きでなくても十分楽しめるように構成されている。テーマになる噺が自然な形で紹介されているのが、うれしい。 | ||||
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『オチケン』の続篇です。大学のマイナーな部の集まった黎明棟を舞台に、今回もゆったりとお話は2本。 三回始末書を書いたら退学、部員が三人を切ったら部は廃部、という規則のなか、今回、部長の岸がガラスを割ったとの濡れ衣を着せられ、三回目の始末書になりかけます。別の部の二人も、それぞれ覚えのない器物損壊などの罪状で、退学瀬戸際に追い詰められます。いったいだれが彼らを陥れたのか? 落語の『三枚起請』を聞かされた主人公越智の頭にはっとひらめくものが……。 あいかわらず、大学生活を講義ではなく部活動にかける若者たちの心意気が解決にもあらわれていて、後味はすがすがしい「日常の謎」です。 もう一篇は『粗忽長屋』がテーマ。岸部長の師匠である花道屋春蔵のライバル、松の家一光師匠とその子息の緑葉をめぐる失踪ミステリで、アリバイ作りはちょっと平凡ですが、入院中の春蔵師匠のために奔走する岸や越智の、やや過激な行動もあいまって、みずみずしい青春物語に仕上がっています。 語尾をふわんとのばしてしゃべる、頼りなさそうなのに、いったん落語を語りはじめると万華鏡のようにみなを引き込む岸、落語の魅力に徐々にめざめてゆく越智、そしてスマートに陰で暗躍する道場師範の中村、三人の個性がますますのびのびと発揮されています。 今回もかっこいい馬術部主将、バードウォッチング部の執念を見せる福部、教授よりも恐ろしい学生部の職員、土屋など、人物描写がキラリと光ります。 女っ気のない男子ばかりの黎明棟での日常が、学同院(学習院?)大学だからでしょうか、どこかおっとりと日だまりの心地よさを感じさせます。日常のミステリであると同時に、著者の自伝的作品でもあり、あちこちリアルな学生生活の描写がなんともいい味です。 | ||||
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