(短編集)
生還 山岳捜査官・釜谷亮二
- 山岳ミステリ (48)
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作家自身が登山家で、山や登攀の描写が抜きん出ています。 一つ注文をつけるとしたら、結末をもう少し、明るい終わり方にしてほしいです。 | ||||
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森村誠一の山岳ミステリーが好きで、本書を手に取りました。 暗い憎しみ、切羽詰まった迫力やスリルは少なく、すでに起きた事件が事故か殺人か、謎を捜査する形でした。 山の風景や登山の様子などが満載で、楽しめました。 ピークの名前、小屋の名前などの位置関係が、地図もついていて、わかりやすかったです。 | ||||
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満足しています | ||||
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2008年に出た単行本の文庫化。 「生還」「誤解」「捜索」「英雄」の4話が収められている。長野県警の山岳救助隊を描いたミステリ。 わずかな手がかりから遭難者を見つけたり、不可解な「事故」の真相に迫ったり、遭難者の残したメッセージを読みといたり。ミステリと山岳小説が融合しており、どちらも好きなひとにはたまらないだろう。 しかし、警察ものを書くときは、かならず内部での対立のシーンをもりこまないといけないのかね。 | ||||
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長野県山岳遭難救助隊の釜谷と原田がコンビを組んで、山での不審な事故や遭難を調査する中短編4作品。 二人が調査をしていく過程で、事故当時にどのようなことが起こったのか、被害者や犯人の隠された意思は何だったのかが解明されていく話。ミステリ―要素は弱いが、山岳描写は十分に楽しめた。 なお、作品中で舞台となっている山は、すべて架空の山。 「生還」 黒門岳と黒門小屋の間の斜面で滑落死した女性登山者。関係者に聞き取り調査を行うととともに、黄色のダウンジャケット、4本が結び合わされた靴紐、煙草の吸い殻、写真のフィルムケースなどの遺留物から、事故当時の状況を推理し、女性登山者が伝えようとしたことが明かされる。 「誤解」 奥千岳小屋の管理人がポンプの点検から戻らないので、たまたま小屋に到着した釜谷と原田が様子を見に行ったところ、落石を受けて倒れており、救助。離れた場所に血の跡があること、トランシーバーに蹴った跡があること、管理人の爪の間に青色の登山靴の紐と見られる繊維片が残っていたことなどから、釜谷と原田は偶然の事故ではなく、故意によるものとの疑いを持ち、小屋番2人と宿泊客2人に聞き取り調査を行う。それぞれの証言などから、事件当日の出来事が時系列に組み立てられ、証言の中の矛盾を見抜き、釜谷は真相に達する。 「捜索」 下山しない登山者の捜索願が提出され、現地の警察の講習会に講師として招かれた釜谷たちも捜索に協力することに。当日の足取りを探っているうちに、自殺の疑いがあることがわかり、現地捜索救助隊の責任者と釜谷は、捜索範囲について意見が衝突する。捜索が難航し、天候悪化でヘリの飛行が困難になる中で、釜谷がヘリの再飛行を要請した真意とは。 「英雄」 七冬岳の斜面で雪に埋もれて発見された男性の遺体。雨具のポケットから見つかったレシートから身許を割り当て、被害者の身辺を洗うと、過去の「奇跡の生還」事件との関連が疑われるようになる。その当事者に聞き取りを重ね、真相が明らかになる。この真相は意外なトリックが使われていて、なかなか面白いが、他のレビュワーの方も書かれているとおり、作品中での釜谷の発言には矛盾している箇所がある。 | ||||
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