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(短編集)
生還 山岳捜査官・釜谷亮二
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生還 山岳捜査官・釜谷亮二の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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作家自身が登山家で、山や登攀の描写が抜きん出ています。 一つ注文をつけるとしたら、結末をもう少し、明るい終わり方にしてほしいです。 | ||||
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森村誠一の山岳ミステリーが好きで、本書を手に取りました。 暗い憎しみ、切羽詰まった迫力やスリルは少なく、すでに起きた事件が事故か殺人か、謎を捜査する形でした。 山の風景や登山の様子などが満載で、楽しめました。 ピークの名前、小屋の名前などの位置関係が、地図もついていて、わかりやすかったです。 | ||||
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満足しています | ||||
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2008年に出た単行本の文庫化。 「生還」「誤解」「捜索」「英雄」の4話が収められている。長野県警の山岳救助隊を描いたミステリ。 わずかな手がかりから遭難者を見つけたり、不可解な「事故」の真相に迫ったり、遭難者の残したメッセージを読みといたり。ミステリと山岳小説が融合しており、どちらも好きなひとにはたまらないだろう。 しかし、警察ものを書くときは、かならず内部での対立のシーンをもりこまないといけないのかね。 | ||||
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長野県山岳遭難救助隊の釜谷と原田がコンビを組んで、山での不審な事故や遭難を調査する中短編4作品。 二人が調査をしていく過程で、事故当時にどのようなことが起こったのか、被害者や犯人の隠された意思は何だったのかが解明されていく話。ミステリ―要素は弱いが、山岳描写は十分に楽しめた。 なお、作品中で舞台となっている山は、すべて架空の山。 「生還」 黒門岳と黒門小屋の間の斜面で滑落死した女性登山者。関係者に聞き取り調査を行うととともに、黄色のダウンジャケット、4本が結び合わされた靴紐、煙草の吸い殻、写真のフィルムケースなどの遺留物から、事故当時の状況を推理し、女性登山者が伝えようとしたことが明かされる。 「誤解」 奥千岳小屋の管理人がポンプの点検から戻らないので、たまたま小屋に到着した釜谷と原田が様子を見に行ったところ、落石を受けて倒れており、救助。離れた場所に血の跡があること、トランシーバーに蹴った跡があること、管理人の爪の間に青色の登山靴の紐と見られる繊維片が残っていたことなどから、釜谷と原田は偶然の事故ではなく、故意によるものとの疑いを持ち、小屋番2人と宿泊客2人に聞き取り調査を行う。それぞれの証言などから、事件当日の出来事が時系列に組み立てられ、証言の中の矛盾を見抜き、釜谷は真相に達する。 「捜索」 下山しない登山者の捜索願が提出され、現地の警察の講習会に講師として招かれた釜谷たちも捜索に協力することに。当日の足取りを探っているうちに、自殺の疑いがあることがわかり、現地捜索救助隊の責任者と釜谷は、捜索範囲について意見が衝突する。捜索が難航し、天候悪化でヘリの飛行が困難になる中で、釜谷がヘリの再飛行を要請した真意とは。 「英雄」 七冬岳の斜面で雪に埋もれて発見された男性の遺体。雨具のポケットから見つかったレシートから身許を割り当て、被害者の身辺を洗うと、過去の「奇跡の生還」事件との関連が疑われるようになる。その当事者に聞き取りを重ね、真相が明らかになる。この真相は意外なトリックが使われていて、なかなか面白いが、他のレビュワーの方も書かれているとおり、作品中での釜谷の発言には矛盾している箇所がある。 | ||||
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山岳遭難救助隊特別捜査係・釜谷亮二。 寡黙だが、非常に魅力的な主人公の、「山登り」そして捜査方法を後輩の目から描いた短編集。 「山と渓谷」に連載されていただけあって、「山」の描写は素晴らしいし、ミステリーとの融合もナイス。 現実味のある人物、事件だが、とても新鮮だ。 確かに、最終話。納得はいきませんね。 読者に推測させるにしても、材料がちらかりすぎて、どういう方向なのかがわからない。犯罪かどうかすら、なんだかよくわからないし。 まあ、最初から犯人あての「推理小説」ではないですが。 もっとこの主人公の活躍する話が読みたいです。 | ||||
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第3話まではまずまず楽しく読んだが、第4話でびっくり。ボロボロだ。 前半で、ある不審死に対して、数年前の「奇跡の生還」事件が浮かび上がり、これを狂言であったことを知った者への口封じではとの推理がなされる。これがどう首をひねっても無理矢理な話のうえ、共犯者の心理について 「彼らにとって命の恩人だ。恩返しをする機会と思った者がいるのかも知れない」 おいおい、狂言だったら命の恩人でも何でもないって。 で、後半で別の動機が浮かび上がり(これまた随分と説得力のない)一応の解決となるが、どうやら前半の推理は大間違いだったという(狂言ではなく命の恩人だったのも事実だが別の不都合が出てきた)ことらしいのだが、そのへんは説明されずじまい。何じゃこりゃというか、大倉さんどうしちゃったのと言いたくなる。小説は専門外の出版社でチェックが効かなかったのか。 | ||||
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大倉氏の山岳捜査官・釜谷亮二シリーズは今までのミステリーと違い、山の表情をストーリーの中に取り込んでいるので、息抜きできる部分がある。 それでいて、しっかり解決したり、そのままぼやかしたり、いろいろなタッチで物語を進めている。ニッチミステリーではないか? | ||||
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