濱地健三郎の呪える事件簿
※タグの編集はログイン後行えます
※以下のグループに登録されています。
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
濱地健三郎の呪える事件簿の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全1件 1~1 1/1ページ
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
心霊探偵の連作集三冊目だ。六編入り。すべてコロナ蔓延中の世相が背景になっている。 『リモート怪異』と『戸口で招くもの』はコロナ時代の怪談という感じ。なかなかいい。『囚われて』もちょっと意表を突かれた。後の三篇は感心しない。拝み屋ではなく仮にも探偵の話なんだから、動機と真相はしっかり突き止めてほしい。 「正体はわからないけど、追い払ったから一件落着」ではミステリとは呼べない。今回はやや残念な出来だ。軽い娯楽作として悪くはない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
シリーズ3冊目となる本書は、全編コロナ禍での話で、6編が収録されている。 全体としてミステリー色は強くない。かといって、オカルト色満載ではない。ほどよい混じり方と言ってもいいかもしれない。 コロナ禍ということで、リモート飲み会、コロナ感染、飲食店でアルコール解禁、骨董屋でのネット売買、キャンプ場のソロキャンプなどが取り入れられている。当然だが、登場人物たちはマスクをして、むやみに出歩かないが、それでも心霊たちは人を悩ます。それぞれの事件に関するアプローチに差があること、濱地健三郎にたどり着く方法も物語のキーになっていることなどが興味深い。 個人的には「戸口で招くもの」「囚われて」が好みに合っている。「囚われて」は、ヒロイン志摩ユリエと〝半分彼氏〟の進藤叡二のそれぞれが関わることが見事に繋がっていき、ちょっと気持ちいい。また、あまり詳しくかけないが前者の「ミスリード」はこの状況下ならではと言える。ちなみに、「戸口で招くもの」のラストが「囚われて」の冒頭に繋がっているので、それぞれ独立した作品だが、できればこの順で読んだ方がいいと私は思う。 なお、ユリエと叡二の恋の行方は…。読んでのお楽しみ。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 2件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|