六月六日生まれの天使
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点5.50pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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愛川晶の『六月六日生まれの天使』を読んだ。 | ||||
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目覚めたら見知らぬ男と一緒に寝ていた私は、自分が記憶喪失だということに気付く。そして、その男もまた脳に障害をもっており・・・。愛川さんの本はこれが初めてだったんですが、浦賀さんが思春期の性の暴走を描いているのとは対照的に大人のエロスをここまでかというほど書きこんでいたのでちょっと読んでいて辛かったような(笑)トリックは見破れませんでしたが、「葉桜」とは対照的にとことんダークでしたね(笑) | ||||
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【ネタバレかも!?】 (4件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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知り合いから進められ読んでみました。 ストーリー展開が楽しくてすいすい読ませてもらいました。最初は展開が変わりやすいので把握するまでアレ?って感じでしたが面白かったです。 | ||||
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鮎川賞の密室トリックやアリバイトリック系を得意にしていた愛川氏が挑んだ初の叙述トリック一本勝負の作品である。 暴力団絡みの男女の複雑な時制と入れ替わりのトリックが進行していく。 魅力的な冒頭の謎に比べて全容が明かされてると意外にシンプルな話なのだが、もともと叙述トリックはストーリーを普通に組みなおして見たらすごく単純な話になるのはいわば当然なので、仕方ないと言える。 叙述トリック系としてはオチが判明しても即真相が分かり、衝撃が与えられるというよりは再度じっくりと再考してそういうことかと分かるやや複雑なオチになっており、叙述トリック作品の定番の読後の強烈なインパクトはあまりないが、十分読ませる作品。 | ||||
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叙述トリックを扱った作品にありがちな、大して面白くない話をとことん分かりにくく 書いただけの作品とでもいうのだろうか 主人公は都合よい部分だけ記憶を忘れ、男にも特殊な設定をつけてと下ごしらえは完璧だ カンボジアだのポルポトだのと無駄な話も多く、やがて明らかになる真相もとにかくごてごてと していてああそうといった感想しか湧いてこない マスクやサンタにも大した意味は無いとあらすじもやや詐欺っぽい よほどのマニア以外は手を出さない方が無難だろう | ||||
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通常の時系列の物語と最近から遡行していく物語が交互に入り組み、ちょっと 構成が分かりにくいかなぁとは思いますが、全体に非常によくできています。 同一人物かと思えば実は別人?(その別人ともうひとりの人物は同一人物?) 同じようなエピソードがあり、共通の人物(それも二人)と関わっていくので もう完全に騙されます。 『私』の名前(フルネーム)は何? プロローグの殺人シーンの真実とは…? その他の登場人物のキャラクター設定も謎めいていて、展開もおもしろいです。 読み返しながら完全に理解するのに結局休日丸1日を費やしてしまいましたが、 こんなに熱中させてもらったのは久しぶりです。 この著者の作品は今回初めてでしたが、個人的にこの仕掛けは、歌野晶午や乾 くるみ、我孫子武丸らの上をいく、もっと評価されていい作品だと思います。 | ||||
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まず本作品は叙述トリックを用いており、 作者は巧みな筆力で、うまく読者を誘導しています。 ただ人物設定があまりに都合がよすぎます。 もちろん小説なので、多少のご都合主義は致し方ないですが、 ここまで行き過ぎてしまっては興ざめしてしまいます。 また主人公にこれといった魅力がなく、感情移入できませんでした。 しかし問題は全体の4分の1くらいを占めているだろうセックスシーンの描写。 これは本編とは何の関係もなく、サブプロットにさえなっていません。 まるで枚数を稼ぐために書いたような感じです。 一方で、暴力団についての記述にはあまりにもリアリティがありません。 この二つの対比が作品全体に薄っぺらさを醸し出してしまった感があります。 全体的にもディテールの濃淡が目に見えて分かるのは読み手として厳しいです。 筆力がものをいう叙述トリック自体はうまく描けていますし、構成も見事です。 でも☆2の評価しかできないのが残念です。 | ||||
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