ヘルたん ヘルパー探偵誕生



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初公開日(参考)2012年02月
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長編小説

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ヘルたん - ヘルパー探偵誕生 (中公文庫)

2014年10月23日 ヘルたん - ヘルパー探偵誕生 (中公文庫)

両親の破産で一家離散となった淳は、浅草の元名探偵・成瀬老人宅の居候となる。そこへ偶然ヘルパーとして現れたのが、かつて淡い恋心を抱いていたヤンキーの先輩。中本葉月。淳は葉月のすすめでヘルパーを目指しつつ、成瀬氏の探偵助手も務めることになる。老人介護と本格推理が見事に融合した浅草人情ミステリー開幕! (「BOOK」データベースより)




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ヘルたん ヘルパー探偵誕生の総合評価:8.80/10点レビュー 5件。Bランク


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No.5:
(4pt)

こんなふうな小説読むと「ほっ」とします

浅草や山谷が舞台なんです。
テーマはとても重いです。
書き方によっては陰惨で悲哀に満ちたつらい話なんですよ。
主人公の背負っているつらいいじめの過去、両親の倒産・・・
主人公の憧れの先輩女性の背負っている悲惨な過去・・・
そして二人とも過去が現在の一生懸命生きている生活に
また圧し掛かって来て。
彼らの仕事先の認知症のお年寄りたちの人生も、悲哀に満ちている。
でも、その重いテーマを暖かく明るく書ききり、
しかもそれでテーマが軽くなっていないのは、
作者の腕なのでしょう。

いかにも「今の世を憂いている自分」に酔っ払った自己満足小説が多い中で
こんなふうな小説読むと「ほっ」とします。
ヘルたんAmazon書評・レビュー:ヘルたんより
4120043312
No.4:
(4pt)

おもしろい組合せ

探偵とヘルパー。おもしろい組合せですね。

作品は結構介護に関する言葉がでてきます。
どうしてもそういう専門用語、そして介護の世界の描写は説明調になりがちですが、作中でヘルパーの世界に触れ、取得していく淳視点で語られていくため、教科書的説明になりすぎず、なんとか物語の一部として溶け込ませるよう工夫がされていたように感じました。

ヘルパーを持っている私としては、本作はミステリというより、介護のあり方の一例を示した本として読んでしまいました。
言葉の説明しかり、対応方法しかり、ルールしかり。
そう教わったなぁと振り返る感じです。

もちろん、物語としても特に後半はなかなか読ませてくれるものがありました。

介護従事者が読むか、それ以外の人が読むかで楽しみ方が違ってくるような一冊だと思います。
ヘルたんAmazon書評・レビュー:ヘルたんより
4120043312
No.3:
(5pt)

泣ける本格ミステリー。傑作です!!

本格ミステリーが好きで、よく読みますが、これは相当の傑作だと思いました。ヘルパーの世界を舞台としているので、地味と言えば地味なのですが、提示される謎が直接介護の世界と結びついていて、しかも、極めて鮮やかに解かれます。探偵役は往年の名探偵、ワトソン役は元引きこもりの青年というわけですが、この探偵が○○症という設定でして、本格物としても、とても興味を惹かれました。丹念に取材されて書かれているようなので、介護関係者やヘルパー志望者にもお薦めできますが、特に読んでほしいのは、ミステリーを読んで泣きたい人…。ジャンルの特質上、本格ミステリーは泣けても、あとで流した涙を返してくれと言いたくなるものですが、この作品は違います。後半は怒濤の展開で、主人公の淳君と葉月先輩の悲惨な身の上に、涙が止まりませんでした。そして、ラストにちゃんとひねりが二回も入っているのですが、それまでの世界は少しも壊れず、逆に希望のもてる終わり方になっています。続編が出ることを期待します。
ヘルたんAmazon書評・レビュー:ヘルたんより
4120043312
No.2:
(4pt)

あまり前例がないミステリ。

ヘルたんとはヘルパー探偵の略らしい。本格ミステリの人が介護を描くとどうなるのかと思ったら、うーん、なるほど。ちゃんとミステリになってて感心。でもいわゆる「日常系」とも違って、山谷が出てくる後半はけっこうヘビー。最後は謎解きよりも切なさが勝ってくる。バリバリ人が死んで驚けなきゃイヤという人にはお勧めしないかな。好き嫌いが分かれるところでしょうが、こういうのは好き。
ヘルたんAmazon書評・レビュー:ヘルたんより
4120043312
No.1:
(5pt)

トリックは鋭く、ストーリーはあたたかい。

神田紅梅亭シリーズが好きだったので、こちらも購入しました。介護ミステリってあまりピンと来なかったのですが、いやいや、面白いです。介護の現場ならではのエピソードが見事に本格ミステリに昇華されていて、唸らされました。
キャラクターも面白くて、認知症の名探偵(!)、そしてそれを介護するニートの美少年と、元ヤンキーの巨乳美女。
彼らは、実はそれぞれいろいろなものを背負っていたりするのですが、苦心しながらも乗り越えていくんですねえ。
トリックは鋭く、ストーリーはあたたかい。いい作品だと思いました。
ちなみに、章タイトルは「パルティアン・ショット」「ミラー・ツイン」「シュガー・スポット」。しゃれてる。
ヘルたんAmazon書評・レビュー:ヘルたんより
4120043312



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