(短編集)

高座の上の密室



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高座の上の密室 (文春文庫)

2015年06月10日 高座の上の密室 (文春文庫)

手妻と太神楽。寄席・神楽坂倶楽部には謎がいっぱい 華麗な手妻を披露する美貌の母娘。超難度の技を繰り出す太神楽界のサラブレッド青年。彼らをめぐる謎に新米席亭代理・希美子が挑む。(「BOOK」データベースより)




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高座の上の密室の総合評価:8.50/10点レビュー 4件。Dランク


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(6pt)

「高座の上の密室」の感想

本書は、「神楽坂謎ばなし」の続編と言うことで、文庫書き下ろしとして刊行されましたが、前作の「神楽坂謎ばなし」は未読です。
前作は、江戸落語と落語家の話と言うことだったのでスルーしましたが、本書は、「手妻」と「太神楽」ということで、ちょっと興味があったので購入しました。

前作のだいたいの流れは、本書でも説明されているので、読んでいなくっても困らなかった・・・というよりむしろ、前作は人間関係がややこしいような感じだったので、読まなくて良かったと思っています。
ところが、前作の流れとして、少しどろどろした話が絡んで来るので、ちょっと水を差されたような気分になりかけましたが、その話はいつの間にかどこかに消えてしまいました。
おそらく、その絡みは、また次作に続いていくんでしょうね。
舞台で行われる芸事の話と、それにまつわるちょっとした謎だけで終われば楽しく読めたのですが、主人公の武上希美子の周辺で起きた出来事が突然出てくるので、ちょっとしらけた部分もありました。

それぞれの中編では、「手妻」と「太神楽」の舞台での様子が面白く描かれ、それを読むだけでも楽しかったのですが、そのうえにちょっとした謎が含まれているので、楽しく読みました。
「高座の上の密室」では、手品と手妻の違いについて理解できましたし、二重の(葛篭と舞台上の)密室状態の中で、少女が消えてしまうと言う謎も、なかなかユニークでした。
また、「鈴虫と朝顔」では、舞台上で、一人前の太神楽師としてやっていけるのかというテストをし、希美子にその判断を任されると言う話ですが、海老一染之助・染太郎さんの傘回しを思い出しながら読みましたし、その歴史にも触れることが出来て楽しかったです。

トラ
WFY887SY
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.3:
(5pt)

このシリーズはおススメ!

設定も、問うs上人物も、ストーリーも、すべて、おもしろい。
高座の上の密室 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:高座の上の密室 (文春文庫)より
4167903873
No.2:
(4pt)

一点 疑問に思ったところがあります。

愛川さんでなければ書けない世界です。ひきこまれました。特に父・寅市のセリフがいい。いかにも江戸っ子である。
ただ「鈴虫と朝顔」で 「(太神楽は)演目全てが神事で それぞれおめでたい意味がある。」(214ページ)というのに「もしこれが炭団なら 縁だけ真っ黒になっちゃう」と鏡之進が舞台で口走るシーン(253ページ)がある。どうして こんな不吉な言葉を演者が言うのだろう?
高座の上の密室 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:高座の上の密室 (文春文庫)より
4167903873
No.1:
(5pt)

本格ミステリー好きとしては、たまらない。あとは、猫!!

前作は、まあ、シリーズの導入部としてはよくできていますという程度。演芸ファンはともかく、本格ミステリーの愛好者としては、多少物足りなかった。続編もこんな傾向なんだろうなと思い、あまり期待しないで手に取ったら……いや、まんまとやられました。葛籠抜けの手妻の最中に、中に入っていた子供が高座の上から消え失せ、しかも、手妻師はなぜか失踪。しかも、放り出していった葛籠を調べてみると、何の仕掛けもない。二重三重の不可解状況を合理的に解決する「高座の上の密室」もいいが、若手の太神楽師が自分の将来を決める大事な高座で、なぜか師匠である父親の言いつけに背く動機をミステリー的に読み解く「鈴虫と朝顔」の方が、私には好みだった。日常の謎と呼べるかもしれないが、展開がスリリングで、飽きない。あと、とにかく、三毛猫のマコちゃんが可愛かった!! 次も大いに活躍させてほしい。
高座の上の密室 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:高座の上の密室 (文春文庫)より
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