まほろ市の殺人 夏―夏に散る花
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内容だけ見ると恋愛要素の強い作品かと思ってしまうが、実際恋愛要素の強い話なのだが、そこは我孫子氏、最後の落ちであの殺戮に至る病系の叙述トリックを炸裂してくれました。やはりこのオチが秀逸なので作品の評価もグっと上がった。しかもそのトリックがトリックだけに終わらず、ちゃんと切ない幕切れに見事に結びついているので素晴らしい。 まほろ市の殺人シリーズの中では読み応えのある作品。 | ||||
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100ページの短編一本だから仕方ないが、とにかくあっさり パッと始まってパッと終わる ネタは悪くないが凝りすぎた感も否めない まあ薄いから簡単に読めるし気楽に買える作品だろう | ||||
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まほろ市、という架空の都市を舞台に四人の作家さんが競作する、という企画の夏バージョン。 するするっと読めて、まあおもしろかったです。 登場人物が出揃った時点でなんとなく「こういうことかな」というタネはわかってしまいますが、それでも読みやすさとテンポのよさで退屈せずに読めました。 ただ、小山田の行動や、肝心のみずきの秘密は多少釈然としないものが。 中篇で書くとどうしてもこんな風になるのかな。 あと、クライマックスでのみずきの行動は印象的で切なかったです。 切ないやりきれなさが残る作品でした。 | ||||
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『幻想都市の四季』の第二篇。ほかの3冊は、倉知淳『春 無節操な死人』、摩耶雄嵩『秋 闇雲A子と憂鬱刑事』、有栖川有栖『冬 蜃気楼に手を振る』。ただし、舞台を同じにするという縛りをかけただけの競作なので、春から読む必要はない。一冊だけでも楽しめる。しかも、各冊とも中編一本で一冊にしたもので、かなり簡単に読めてしまう。本書もわずか122ページ。 夏ということで、海とか恋とか出てくる。トリックそのものはもうひとつだが、そのトリックから派生する動機は素晴らしい。この殺人はやむをえないだろうと思う。 著書をベストセラーにするための方法も示されていて、参考になる。 | ||||
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我孫子武丸という人は、いびつな人間心理、そしてそれを‘闇’にしてしまう社会の歪みを描くのが非常に上手い。 この作品も、そういう歪みが生んだ悲劇を描いている。 最初は、純粋な想いだった。ところが、その想いに水を差さないための小さな嘘が、後に、大きな悲劇に繋がってしまう。 この社会は、‘異形’のものを受け入れない。‘異形’の宿命を背負ってしまったものは、その瞬間から、社会の‘闇’になってしまうのだ。 事件の真相は、ちょっとにわかには理解しがたい。事件そのものも、異形だからだ。 そんなことあり得るのか、という疑問も浮かぶ。でも、あり得るとしたら、こんな哀しい事件もない。 短い作品だけど、読み応えはけっこうある。読後感は、とっても切ない。「まほろ市」シリーズの中では、いちばんの傑作じゃないかな。 | ||||
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