人形はこたつで推理する
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点5.67pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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腹話術師が人形を介して推理を披露するという、キャラクターを作りすぎた感が否めない我孫子氏の第2のシリーズ。しかしこのシリーズはなんと読んでいるのだろう?腹話術師朝永嘉夫シリーズ?それとも腹話術人形鞠小路鞠夫シリーズ?ま、どうでもいいか(ここでは人形シリーズとなってますね)。 | ||||
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キャラ重視な短編集で設定勝ちじゃんとも言えるのですが、個人的には少しバランスが悪いかなと感じています。 | ||||
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殺戮に到る病では、あっと驚く叙述作をドロップした我孫子武丸氏の青春ミステリー短編集 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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とても面白かった。 | ||||
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我孫子氏の速水3兄弟と並ぶシリーズものの人形探偵シリーズの1作目で短編集となっている。 本格路線の速水3兄弟に比べてユーモアミステリー色が強いシリーズだが、日常の謎だけではなくちゃんと殺人事件も起こるので、ミステリーとしての読みどころははずしていない。 正直以前読んだ長編の人形は遠足で推理するはイマイチだと感じたが、このキャラは短編向きなのか、短編だと非常に面白い。 トリック等は地味だが、キャラクターが醸し出す雰囲気は非常に楽しめる。 | ||||
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腹話術人形の鞠夫が探偵として事件の謎を解き明かす、我孫子武丸の「人形シリーズ」第一弾。人形が探偵で人間がワトソンという、とんでもない推理小説だが、鞠夫の正体は実は、人形を介すれば明敏になる、冴えない腹話術師の朝永その人なのだ。朝永の別人格たる鞠夫、朝永、彼に淡い恋情を抱く保母の妹尾の三者が織り成す賑やかなストーリーが微笑ましい。本作は「ドラえもん」と図式が類似している。鞠夫をドラえもん、朝永をのび太、妹尾を静香と置き換えると分かりやすい。ただ、ストーリーテラーはバイプレーヤーの妹尾だ。鞠夫を探偵に据えながら、妹尾の視点で、事件と並行しながら、彼女と朝永のぎこちない関係が語られる。四つの短編中、「人形をなくした腹話術師」に最高点を付けたい。主役の鞠夫が「殺される」という前代未聞の展開の中、独力で事件に挑む朝永と妹尾が頼もしい。「ドラえもん」の幻の最終回で、未来に帰るドラえもんを安堵させる為に、のび太が独りでジャイアンに挑むのだが、この話もそれにオーバーラップする逞しさを感じさせる。鞠夫と共生しなければ自我を保てない朝永の姿は、ドラえもんとのび太同様、幾多の問題を孕んでいるようにも思える。が、この鞠夫は、毒舌ながらも、朝永の安定剤に甘んぜず、二人のワトソンのキューピッド役を果たすという憎めない奴なのだ。この二人の今後に、心配は無用というものだろう。ミステリの枠だけに嵌まらない、朝永と妹尾の成長の物語。コージーだからといって侮れない、なかなかの名作である。 | ||||
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速水三兄弟シリーズと並ぶ我孫子武丸の人気シリーズ第一弾。 速水三兄弟シリーズと違い、こちらは短編集で気軽に読める。 おそらく推理小説史上初となる人形が名探偵という変わった設定。 この設定だけでも興味がそそられるが、個々の作品の質も非常に高い。 ユーモアでありながら、推理は本格。 ミステリ初心者には是非おすすめ。 一度、このシリーズの長編が読んでみたい。 | ||||
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おそらくミステリ史上初の腹話術人形探偵、鞠小路鞠夫シリーズ第1作。めぐみ幼稚園の新人保母さん、妹尾睦月(通称おむつ)の視点から綴られる、彼女が密かに思いを寄せる天才腹話術師朝永義夫と、その腹話術人形、鞠小路鞠夫の迷コンビが活躍するミステリ短編集です。本シリーズの面白みは、ミステリの謎解きというよりもむしろ、各登場人物のキャラクタの魅力と、おむつと朝永さん2人の恋愛模様に挟まれる鞠夫のツッコミにあると言って良いでしょう。深刻になることもなく、ほのぼのとした温かい読後感を期待されている方におすすめです。ちなみに本シリーズは既に文庫で4冊でており、最新作として講談社ノベルズより「人形はライブハウスで推理する」が発売されています。 | ||||
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