この世界からは出ていくけれど
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初版刊行(参考)
種別
短編集
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あらすじ
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評判
この世界からは出ていくけれどの評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 B ランク
この世界からは出ていくけれどの総合評価:
9.50/10点 レビュー 4件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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寂しさともどかしさが活写されています。しかし、それでもなお歩み寄ろうとする温かさが内包されて
います。
社会的多数派の中での少数派(マイノリティ)に対する拒否感や理解しようとする努力、徒労感、諦
観など主人公の視点で丁寧に描いています。彼らは互いに違う景色を見ていて、交わることはないので
しょう。異質あるいは未知なるが故、理解できないものを排除・攻撃するのではなく、理解しようと努
力する姿勢が大切なのでしょうね。作中人物の困惑や葛藤、そしてこの世界からは出ていくけれど希望
は捨てないという温かさが響いてきます。
最も感動したのはラストを飾る「キャビン方程式」。それまでの切ない物語に対する著者の温かく優
しい想いが伝わってきました。主人公はほど良い距離感を見つけたようです。薫風に身を任せる様な繊
細で美しい感情がにじみ出てくる作品でした(★5)。
各章の冒頭は背景に関する詳しい説明がなく、抽象的表現も多く、かなり取っ付きにくいものです。
じっくり読めば理解は出来るのですが、なぜか集中できません。気力・体力の減衰でしょうか。読解力
不足でしょうか?いつの間にか意識があらぬ方向に行ってしまいます。なので★4としました。