後ろ傷
- ハードボイルド (137)
※タグの編集はログイン後行えます
※以下のグループに登録されています。
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
後ろ傷の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一流高校に通っていた主人公松井省吾はどういう訳か絶対の自信を持っていた北大受験に失敗し、 混乱のままグロ大と呼ばれる北海道で最も偏差値の低い大学に入学してしまう。 そんな所から物語は始まるんですけど、東さんは一体どうしちゃったんだろう。 主人公は腕っ節が弱く、不良に絡まれると怯えて身動きが出来なくなるような弱虫なのですが、 それでいて大学の同級生たちを低能だと軽蔑しながら親の金で酒を飲み歩く虫のような存在です。 この主人公がススキノ探偵シリーズの便利屋に指示されて、子供の使いのように あちらこちらとぼんやり移動しているうちに事件が起こり、それも自然に終息していく。 そんな話なんですけど、正直こんなの誰が楽しいんだろう。 ハーフボイルドなので出来る事も限られている、未熟な時期を描いているのだとは思うのですが、 少しくらいカタルシスを用意してくれても良かったのじゃないかなと思います。 東さんの数ある作品の中で唯一残念な作品でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「ススキノ・ハーフボイルド」の続編。当時、高校生だった主人公は大学生へ。前回以上にコメディタッチの部分が強調されている。特に文体が、いつもの東直己とは全く違う。軽く読めてしまうので、今まで東直己が書いてきた傑作ハードボイルドを期待するとがっかりするかもしれません。便利屋も登場しますが、主人公よりもその存在感が大きい気が・・・。なにはともあれ著者の描くススキノは魅力的です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
あの「ススキノ・ハーフボイルド」の続編。前回も主人公だった札幌の高校生・松井省吾は今回大学生になっている。北大受験に失敗し自暴自棄になって「偏差値の低い」グロ大に入学たものの大学にはなじめず鬱々とした日々を送る省吾。そんなある日…。省吾が関わりあう事件は、相変わらずの道警の悪行とヤクザと海外マフィアに、ちょっと学生運動と鈴木宗男似の衆議院議員いうスパイスを振りかけてみましたという感じです。前作同様、「ケラー」を通して「便利屋」も登場する。東直己の描く札幌が好きな人なら必読です。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 3件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|