(短編集)

立ち向かう者たち



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    初公開日(参考)2009年06月
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    短編集

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    立ち向かう者たち (光文社文庫)

    2011年12月20日 立ち向かう者たち (光文社文庫)

    娘が被害者となった傷害事件の裁判。証人として法廷に立つ父親は、いつしか加害者の男性に肩入れしている自分に気づく。(「立ち向かう者」)卑猥語(ひわいご)の連発に絡(から)み酒。最近、酔い方が酷(ひど)くなった地方局の人気アナウンサーは、内心に鬱屈(うっくつ)を抱えていた。人生の曲がり角で思い切った決断をする彼だったが……。(「悪酔い男」)ほか、人生の断片を鮮やかに切り取った傑作全七編を収録。 (「BOOK」データベースより)




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    立ち向かう者たちの総合評価:8.67/10点レビュー 6件。Bランク


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    No.6:
    (5pt)

    傑作短編集。

    「立ち向かう者」、「作り話」、「悪酔い男」、「重り」、「疑惑」、「責任」、「ケンシの人」の六編を収めた短編集。それぞれの短編において、それぞれの登場人物が、それぞれに異なるやり方で自分の目の前に立ち塞がる難題に挑む、と、そのようにまとめるならば多少言い過ぎの感はあるだろうし、そもそも物語とはいつもそのようなものだ、と言われればそうかも知れない。そうであるにせよ、本書の収録作品はどれも目の付け所が独特である。たとえば「立ち向かう者」のそれで立ち塞がるのは「司法の正義」であり、「作り話」では「子供の秘密」であり、それらの難題に対して、物語はやや変格な角度から切り込んでゆく。また「疑惑」と「責任」は表裏の物語を構成し、「ケンシの人」は一つの優れた童話となっている。そのどれもこれもが傑作である。
    立ち向かう者たち (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:立ち向かう者たち (光文社文庫)より
    4334763367
    No.5:
    (4pt)

    こんなこともあるのか

    様々な主人公が苦悩している………。 自分のこれまでの人生にもラップする部分を感じながら、読みました。
    立ち向かう者たち (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:立ち向かう者たち (光文社文庫)より
    4334763367
    No.4:
    (5pt)

    臨場感

    この話には臨場感がある。
    まるで、作者の実体験が織り交ぜられているかのような
    錯覚を起こしてしまう。短編集だが、作者はその都度、
    愚かな父親だったり、女だったり、少年だったりする。
    しかし、描かれているのは、近年メディアで取り上げられている
    現代の病ばかりだ。それだけに、人の心の答えがこの本には詰まっている
    気がした。『ケンシの人』ではケンシの人が死を考えている少年に与えた
    助言には共感しなかったが、納得した。『悪酔い男』は、
    業界人とメディアを批判しがちな人、双方に読んでもらいたい。
    『疑惑』と『責任』は連作だが、生活保護つまりは生きることの卑しさ
    そのものが問題提起されていた。

    この本を読んで、現実に悲しくなる人もいるかもしれない。
    確かに、この本は現実の残酷さを如実に描き出している。
    しかし、だからこそ、人は残酷な現実に“立ち向かう“ことをしなければ
    ならないのだと実感させられた。
    立ち向かう者たち (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:立ち向かう者たち (光文社文庫)より
    4334763367
    No.3:
    (5pt)

    「人生はいびつで、容赦がない」。後味残す、胸に迫る人間ドラマ。

    「世の中から、こぼれおちたとしても。生きていくしか、ないじゃないか。」「自分だったかもしれない彼らを、共感をこめて描き出す。じわりと苦い傑作集。」

     これら帯の文句に誘われて購入。いやぁ、これは参った。
     知的障がい者も、不遇な家庭で育った売春婦も、生きていかなきゃならない。そしてそれは、「自分だったかもしれない」し、「この先の自分」かもしれない。

     短編集ですが、どれもがほろ苦い後味を残します。感情や感傷に走ることなく、冷静でありながら、弱者への愛情(ちょっと違うかも知れませんが、適当な言葉が見当たりません・・・)をも仄めかす。抜群の筆致です。

     それにしても、帯の文句は的を得ています。
    立ち向かう者たち (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:立ち向かう者たち (光文社文庫)より
    4334763367
    No.2:
    (4pt)

    東作品に外れなし

    「東さんは本当に外れのない作家さんだ!!」

    常々思っていることですが、本書を読んでも本当にそう
    思います。

    この本は短編(中篇?)集ですが、恐怖を感じるものあり、
    何ともいえない切なさを感じるものあり、人間に対する
    限りない愛情を感じられるものありと多岐に渡っています。

    全ての作品に共通することはやはり人間がよく書けている
    ということ。

    多作でありながらどの作品を読んでも殆ど外れがない。
    本当に稀有な作家さんだと改めて思います。安心して読める
    一冊ですね。

    あー面白かったです!!
    立ち向かう者たち (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:立ち向かう者たち (光文社文庫)より
    4334763367



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