熾火



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熾火
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初公開日(参考)2004年06月
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長編小説

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熾火 (ハルキ文庫)

2006年05月01日 熾火 (ハルキ文庫)

私立探偵・畝原は、足許に突然縋りついてきた少女に驚きを隠せなかった。彼女は血塗れで、体中が傷ついていたのだ―。言葉も発することなく意識を失った少女。だが、収容先の病院で、少女を狙ったと思われる人物たちに、畝原の友人・姉川が連れ去られてしまう。何かを隠すような警察の捜査と少女の疵跡は、何を意味するのか。姉川を救うため、畝原は恐るべき犯人と対峙する。傑作長篇ハードボイルド。(「BOOK」データベースより)




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熾火の総合評価:7.47/10点レビュー 15件。Bランク


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(8pt)

畝原の怒りが爆発! シリーズでは異色の暴力的ハードボイルド

「探偵・畝原シリーズ」の第4作。血まみれで足に縋り付いてきた少女を保護したことをきっかけに、畝原が狂った犯人グループと警察に怒りを爆発させるハードボイルド・サスペンスである。
真夜中の街中で突然、畝原の足に縋り付いてきた少女は着ていたTシャツが血まみれで、裸足で、悪臭を放っていた。成り行きで病院まで付き添い、児童相談所に保護されるのを確認した。翌日、畝原の親友で児相の依頼を受けたコンサルタントの姉川と、少女が入院中の病院で待ち合わせたのだが、そこで少女を奪おうとする集団に襲撃され、姉川が連れ去られてしまった。ところが、警察の対応は鈍く、真剣に捜査する様子がないばかりか、何かを隠しているようだった。姉川の身を案じる畝原は、元警察官の玉木、旧友の探偵社社長の横山などの助けを借りながら、サイコパスとしか思えない犯人たち追う。そこに立ちはだかったのは、北海道警察の上層部、悪徳キャリア官僚たちだった…。
本作は腐敗した警察への怒りが凄まじい。これまでも警察には批判的なテイストだったのだが、それが極点まで達したようで、全身で怒っている。さらに、犯人たちの犯行、それに対する畝原の反撃がアメリカン・ノワール並みの激しさで、気の弱い読者には刺激的過ぎるかもしれない。家族想いで温厚な畝原の激変が強いインパクトを残す、シリーズでは異色の作品と言える。
シリーズ愛読者はもちろん、ハードボイルド、アクション・サスペンスのファンにもオススメする。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.14:
(5pt)

注文して良かったです。

本の状態も良く、満足しました。
熾火Amazon書評・レビュー:熾火より
4758410305
No.13:
(5pt)

ちょっとグロイか・・・

東さんの作品は探偵はバーにいるの映画化でススキの探偵シリーズを読み始め、一作目から順に読んでいきましたが、5作目の「探偵はひとりぼっち」の後に奇跡的に古本屋で「フリージア」に出会いましてこのシリーズを先に読破しました。で、東ススキノ北海道ワールドの存在をしりました。6作目の後の7作目「駆けてきたきた少女」を手に取るわけですが、本末の解説で1「ススキノ、ハーフボイルド」2「駆けてきた少女」3この「熾火」の順で東ワールドが展開し行きますと書いてありましてので、素直な私はその順番で読むために本作を購入したねですが、いやーすっきりしました。東ワールドに畝原シリーズに入った方もこの作品を読む前には先の2作品を先に読むことをお勧めします。でも畝原シリーズの面白さも知ってしまった私はこちらのシリーズにも入って行かなくてはならないので大変です。ススキの探偵シリーズでも感じましたが、東さんはちょっとグロ色が強すぎますので、映画から入ってきた人の中には途中で挫折する人もいるかと思いますが上辺のグロさだけでなく作品、ワールドの本質に共感してどっぷりつかってほしい作品です。
熾火Amazon書評・レビュー:熾火より
4758410305
No.12:
(4pt)

熾火−−読み方が最初はよく分からず^^);

2004年発表の本作品は、私立探偵・畝原浩一シリーズの長編第4作にあたるとのことです。
私は、このシリーズを読むのは初めてですが、普段、シリーズものを中途から読むということはあまり行わないのです。
しかし、本作品は、同じ著者のススキノ探偵<俺>シリーズの「駆けてきた少女」(2004年発表)、及び高校生松井省吾を主人公とした「ススキノ・ハーフボイルド」(2003年発表)と、作品世界が連動しており、ある共通した人物が引き起こした事件を三者三様の見方で表現している――
言わば、3部作の1作となっているとのことで、他の2作を読んできた自分としては、シリーズの途中からでも、読みたくなってしまったのです。

この3部作に限らず、著者の作品の特徴のひとつは、北海道警察の腐敗に対する痛烈な批判を描いている点です。
ネットで検索してみると、2003年頃から、裏金事件を中心に、北海道警察の不祥事が大きく報じられており、ハードボイルドの持つ「社会的メッセージ」のひとつとして、題材として取り上げたと推測しています。

しかし、私がこの3部作で強烈な印象を抱いているのは、「扱われる事件の猟奇性」です。
闇社会で行われる、その猟奇的な事件は、「駆けてきた少女」でその一端が垣間見られ、「ススキノ・ハーフボイルド」の後半でも重要な意味合いを持ってきます。

このため、冒頭、主人公畝原に纏わりついてきた、「血まみれの子供」や、途中で誘拐される、畝原が好意を抱く女性「姉川明美」に「何が起きているのか」について、他の2作を読んできた者としては、「極めて悪い予感」を覚えてしまいます。

ただ、この作品の「救い」はラストシーンでしょう。
題名の「熾火」、漢字検定にでも出てきそうな難読漢字ですが、最後まで読むと、「熾火」の持つ、深い暖かさ、それを題名に持ってきた著者の企みは見事に成功していると感じずにはいられません。
熾火Amazon書評・レビュー:熾火より
4758410305
No.11:
(3pt)

いやな事件と思いつつ、最後まで読んでしまう。

私立探偵・畝原シリーズ。
それとともに、
ススキノ探偵シリーズの『駆けてきた少女』と、
高校生シリーズ『ススキノハーフボイルド』の、
3作品とリンクした作品ともなっている。

読む順番として、
最適だったように思う。
この作品には、
その壮大な事件の、
最も闇の部分、
最も陰惨な部分が描かれている。

北海道、警察はそこまでだめなのかな。
でも、
ボロボロ出てくる警察の不正の多くが、
この小説のバックボーンだと思うと、
あながちフィクションだとは言えない。

結末もハッピーエンドとは言えないし、
描写は胸くそ悪いけど、
なんとなく最後まで読んでしまう。
その筆力は、さすがです。
熾火Amazon書評・レビュー:熾火より
4758410305
No.10:
(1pt)

ゴミだな。星なんてつけたくもないぜ。

正体不明な少女(幼女)が出現、偶然にも主人公が保護して、その幼女の奪還したいグループとの、主人公側の面々との、ありえない話の進展。それなりに読み進むのだが、ラストの不必要なほどの残虐描写で、読まなかったらよかった、時間のムダだった、という後悔の念を抱く。ススキノの便利屋「俺」シリーズ「駆けてきた少女」との関連が甚だしく、ここまで関連を持たせられると、既読だった私のような人は話の筋が見えるが、読んでない人には、ムダとしか思えない人物が名前だけ出てきて、ワケわからなくなるぜ。プロットが粗雑。とにかく書き下ろしたというだけの、極めて駄作。まだ読んでない人は、読むな。こんなクソを”おもろい”と評価する輩が居ることが信じられん。犯罪予備軍か?小川竜生の「カラス」とか「やくざもん」に匹敵するほどのゴミだ。
熾火Amazon書評・レビュー:熾火より
4758410305



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