熾火
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「探偵・畝原シリーズ」の第4作。血まみれで足に縋り付いてきた少女を保護したことをきっかけに、畝原が狂った犯人グループと警察に怒りを爆発させるハードボイルド・サスペンスである。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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本の状態も良く、満足しました。 | ||||
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東さんの作品は探偵はバーにいるの映画化でススキの探偵シリーズを読み始め、一作目から順に読んでいきましたが、5作目の「探偵はひとりぼっち」の後に奇跡的に古本屋で「フリージア」に出会いましてこのシリーズを先に読破しました。で、東ススキノ北海道ワールドの存在をしりました。6作目の後の7作目「駆けてきたきた少女」を手に取るわけですが、本末の解説で1「ススキノ、ハーフボイルド」2「駆けてきた少女」3この「熾火」の順で東ワールドが展開し行きますと書いてありましてので、素直な私はその順番で読むために本作を購入したねですが、いやーすっきりしました。東ワールドに畝原シリーズに入った方もこの作品を読む前には先の2作品を先に読むことをお勧めします。でも畝原シリーズの面白さも知ってしまった私はこちらのシリーズにも入って行かなくてはならないので大変です。ススキの探偵シリーズでも感じましたが、東さんはちょっとグロ色が強すぎますので、映画から入ってきた人の中には途中で挫折する人もいるかと思いますが上辺のグロさだけでなく作品、ワールドの本質に共感してどっぷりつかってほしい作品です。 | ||||
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2004年発表の本作品は、私立探偵・畝原浩一シリーズの長編第4作にあたるとのことです。 私は、このシリーズを読むのは初めてですが、普段、シリーズものを中途から読むということはあまり行わないのです。 しかし、本作品は、同じ著者のススキノ探偵<俺>シリーズの「駆けてきた少女」(2004年発表)、及び高校生松井省吾を主人公とした「ススキノ・ハーフボイルド」(2003年発表)と、作品世界が連動しており、ある共通した人物が引き起こした事件を三者三様の見方で表現している―― 言わば、3部作の1作となっているとのことで、他の2作を読んできた自分としては、シリーズの途中からでも、読みたくなってしまったのです。 この3部作に限らず、著者の作品の特徴のひとつは、北海道警察の腐敗に対する痛烈な批判を描いている点です。 ネットで検索してみると、2003年頃から、裏金事件を中心に、北海道警察の不祥事が大きく報じられており、ハードボイルドの持つ「社会的メッセージ」のひとつとして、題材として取り上げたと推測しています。 しかし、私がこの3部作で強烈な印象を抱いているのは、「扱われる事件の猟奇性」です。 闇社会で行われる、その猟奇的な事件は、「駆けてきた少女」でその一端が垣間見られ、「ススキノ・ハーフボイルド」の後半でも重要な意味合いを持ってきます。 このため、冒頭、主人公畝原に纏わりついてきた、「血まみれの子供」や、途中で誘拐される、畝原が好意を抱く女性「姉川明美」に「何が起きているのか」について、他の2作を読んできた者としては、「極めて悪い予感」を覚えてしまいます。 ただ、この作品の「救い」はラストシーンでしょう。 題名の「熾火」、漢字検定にでも出てきそうな難読漢字ですが、最後まで読むと、「熾火」の持つ、深い暖かさ、それを題名に持ってきた著者の企みは見事に成功していると感じずにはいられません。 | ||||
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私立探偵・畝原シリーズ。 それとともに、 ススキノ探偵シリーズの『駆けてきた少女』と、 高校生シリーズ『ススキノハーフボイルド』の、 3作品とリンクした作品ともなっている。 読む順番として、 最適だったように思う。 この作品には、 その壮大な事件の、 最も闇の部分、 最も陰惨な部分が描かれている。 北海道、警察はそこまでだめなのかな。 でも、 ボロボロ出てくる警察の不正の多くが、 この小説のバックボーンだと思うと、 あながちフィクションだとは言えない。 結末もハッピーエンドとは言えないし、 描写は胸くそ悪いけど、 なんとなく最後まで読んでしまう。 その筆力は、さすがです。 | ||||
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正体不明な少女(幼女)が出現、偶然にも主人公が保護して、その幼女の奪還したいグループとの、主人公側の面々との、ありえない話の進展。それなりに読み進むのだが、ラストの不必要なほどの残虐描写で、読まなかったらよかった、時間のムダだった、という後悔の念を抱く。ススキノの便利屋「俺」シリーズ「駆けてきた少女」との関連が甚だしく、ここまで関連を持たせられると、既読だった私のような人は話の筋が見えるが、読んでない人には、ムダとしか思えない人物が名前だけ出てきて、ワケわからなくなるぜ。プロットが粗雑。とにかく書き下ろしたというだけの、極めて駄作。まだ読んでない人は、読むな。こんなクソを”おもろい”と評価する輩が居ることが信じられん。犯罪予備軍か?小川竜生の「カラス」とか「やくざもん」に匹敵するほどのゴミだ。 | ||||
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