眩暈



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初公開日(参考)2009年03月
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長編小説

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眩暈

2009年03月01日 眩暈

かつて殺人を犯した少年がこの街に。連続殺人を発端に広がる闇。噂と嘘で塗りかためられた真相とは。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

眩暈の総合評価:7.91/10点レビュー 11件。Cランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

卑しい街の悲しい風に抗う、家族思いの探偵・畝原

探偵・畝原シリーズの第七作。偶然、少女殺害事件に関わってしまった畝原が、誰に依頼された訳でもないのに事件の真相を解明していくハードボイルド・ミステリーである。
夜中にタクシーで帰宅途中、何かから逃げている様子の少女を見かけた畝原は一旦は通り過ぎたのだが気になって引き返し、運転手と共に探したのだった。しかし少女は見つからず翌日、刺殺死体で発見された。少女を見かけた時点で声をかけていればと自責の念に駆られた畝原は、償いのつもりで事件の真相を探ろうとする。最初に被害者の両親を訪ねたのだが、彼らの反応は要領を得ず、何の成果も得られなかった。そうこうするうちに、タクシー運転手が殺害されて見つかった。彼も自責の念からあれこれ探っていたようだった。一方、ネット世界では10年前に少女連続殺人を犯した少年Aが社会復帰し、札幌に住んでいて、真犯人ではないかと騒がれていた。果たして2つの殺人と少年Aは関係があるのだろうか?
依頼者がある仕事ではなく、ただただ自分を納得させるために卑しい街を駆け巡る探偵・畝原のひたむきさが印象的。その畝原のバックボーンとなっているのは家族への愛で、損得抜きの純粋さが眩しい。世の中の権威や風潮に従わず、己の信念を貫くところはハードボイルドだが、その言動には常に弱者への優しさがある。これが畝原シリーズの最大の読みどころ。家族を愛する畝原にとっては苦さばかりが蔓延っている現代だが、それでも希望を見出すところに微かな救いがある。
本シリーズの中では動機や犯人像に力がない作品だが、絶対に読んで損はない。オススメだ。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.10:
(3pt)

やっぱりコンビ

探偵はバーにいるシリーズの主人公と性格が似ているなと思った。違いがよく分からなかった。物語自体は面白い。
眩暈Amazon書評・レビュー:眩暈より
4758411298
No.9:
(5pt)

良かったです。

ススキノ探偵シリーズより畝原シリーズの方がいいんでないかい(あえて北海道弁)?と思えてきちゃいました。
畝原さん、今回ボコボコにされるの少なくてホッとしました。
ヒーローっぽくない主人公なんですが、そこが親近感わくというかいいのかな。
眩暈Amazon書評・レビュー:眩暈より
4758411298
No.8:
(3pt)

アットホームなハードボイルド

2009年発表の本作品は、<畝原探偵シリーズ>の長編第7作。
第1作から第5作までは既読でしたが、事情があって、第6作を飛ばしての読了となりました。

本作品の発端は、畝原が、ひと仕事を終えてタクシーで帰宅途中、必死の表情で、マンションの壁に背中を押し付けている少女の姿を、車窓から捉えたことに始まる。
不吉な予感を覚えた彼は、タクシーを降りてから、110番通報するが、事態は最悪の結果を迎えることに…。

この冒頭、これまでのシリーズ作を読んでいない方なら、疑問に思うことでしょう。
いくら優秀な探偵でも、そんなことから、事件の匂いを嗅ぎとれるだろうか?と。

しかし、このシーン、畝原の以後の運命を変えた、過去の事件を想起させるものであり、シリーズを続けて読んでいる者なら、十分に納得できることなのです。
そういう意味で、本作品は、ひとつの完結した作品ですが、シリーズのファン向けの性格が強いと感じられました。

第5作「墜落」のレビューで、本シリーズの大きな特徴として、畝原を取り巻く次の二つの環境があると述べました。
1.内向きには【家族の絆】
2.外向きには【社会悪】
この対立構造が、物語展開の中で、「緊迫感」と「安心感」の絶妙なバランス状態を維持している、と。

この点も、本作品では健在ですが、その作品世界を楽しむには、やはり第1作からの流れを知っていた方が良いだろうと思います。

本作品でちょっと残念だったのは、題名のインパクトの弱さでしょうか。
短い題名にも関わらず、読み終えてみると、強く胸に刻まれるものとなっている──
という、シリーズの特徴のひとつが十分に活かしきれていなかったと思います。

その点を踏まえ、今回は★3つとしました。
眩暈Amazon書評・レビュー:眩暈より
4758411298
No.7:
(5pt)

興味を持って

面白く読ませてもらった********************
眩暈Amazon書評・レビュー:眩暈より
4758411298
No.6:
(3pt)

唐突感は感じるもののおもしろいです

東さんの作風なのでしょうが、”唐突感”に違和感を覚えます 冒頭の事件はあくまでも単独の事件で、それに関する少年の警護の行もその必要性は主たる少女殺人事件の捜査の過程で話をつなげるためだけの付加的事件としか思えません要するに強引な連続性、それが唐突感を感じさせるのです日常から非日常は生ずると言われればそれまでなんですが・・・・主たる事件である少女殺人事件の犯人の行動も異常者とはそういうもんだといわれればそうなんでしょうが、やはり素直にはうなずけないのですもっといえば畝原の子どもに対する犯罪への憎悪が、胸に迫るようなものを感じないのです と否定的なコメントになってしまいましたが、読み物としては十分におもしろいです 違和感は感じるものの破綻の無い展開で最後まで読ませますお金を出して読む価値は十分あると思います  なのに厳しいコメントがでてしまうのは期待が大きいからなのです
眩暈Amazon書評・レビュー:眩暈より
4758411298



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