ボーイズ・ビィ・アンビシャス
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主人公の苦悩を感じながらも、楽しみました。 また続くのかな?続いてほしい!!!!! | ||||
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本作品は、<ハーフボイルドシリーズ>の第2作目で、当初の発表は、2006年、文庫化は、2011年。 主人公の<俺>、松井省吾は、北海道大学の入試に失敗、私学の「道央学院グローバル国際大学」、通称「グロ大」に合格し、晴れて大学生に。 ところが、北大との学業レベルのあまりの較差に、北大を受け直すか悩む毎日。 そんなある日、学部長の猪俣教授の研究室に呼ばれ、やっと魅力的な人物に出会えたと感動したのもつかの間、学内で、中高年男性が校舎から転落死するという事件が起こり…。 本作品は、別シリーズの<ススキノ探偵シリーズ>の<俺>が「便利屋さん」という呼称で、物語の早くから登場。 そればかりか、主人公の松井省吾以上の活躍をするという展開で、ススキノシリーズ愛好者としては、嬉しい展開でした。 ちょうど、先輩の<俺>が後輩の<俺>に「探偵稼業」の修行をさせるような構図となり、松井省吾は、二代目<俺>候補といったところでしょうか。 事件の背後には1970年安保前後の全共闘時代が潜んでおり、ススキノ探偵の<俺>は著者と同年代という設定ですが、その当時は「小学生」ということで、実体験はなくとも、あの時代のことをかろうじて知っていた最後の世代ということでしょう。 このため、こうした全共闘時代を背景にした物語も、あと10年もすると、書かれなくなるように思われ、現在でも主人公の松井省吾と同年代の若者が読者であったなら、「歴史」の一部のように感じられるかもしれません。 ちなみに、本作品は、「後ろ指」という題名を改題したもので、 1.「後ろ傷」「向こう傷」という単語が、209ページ 2.「向こう傷」という単語が368ページ 3.「向こう傷」「後ろ傷」という単語が402ページ に出てきて、当初の題名の意味が、ページを追う毎に明らかになっていきます。 松井省吾の心境を表現するための改題だったのかもしれませんが、私は個人的には、改題前のままで良かったのではないかと感じています。 | ||||
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本の内容は、省きます。 何か読み終えた後に、笑えますよ。 なんとなく昔の自分に会えた様な切ない気持ちにさせてくれる。 お酒が飲める方は、ちびちび飲みながら読んでみては?損はしないと思います。 | ||||
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この作品を手に取る人は探偵シリーズをあらかた読み終わり、それでもまだ探偵シリーズの世界を堪能したいという人が大半だと思う。私も御多分に洩れずそのパターンであった。 作品の構成としては、探偵シリーズとさして大きく変わらない。大筋のストーリーとは別に主人公のウンチク、哲学が語られるのも同じだ。ただ主人公の松井君はまだ19歳のガキンチョで、ロクなウンチクも無いし、哲学も希薄だ(ガキのくせに酒だけは生意気に飲んでいる)。 で、結局読者としては主人公に感情移入出来ずに主にストーリーを追うことになる。 正直探偵シリーズの一番の醍醐味のストーリー以外の部分を堪能出来ないという不満はあるが、ストーリーに大きく絡んでくる便利屋の『俺』の活躍とお馴染みの都市伝説をリアリティーを持って描かれている部分は読み応えがある(少し俺が万能過ぎるのはどうかと思うが)。 寧ろここまで俺が出てくるのであればガキメインではなく、探偵シリーズの作品にしてくれた方が良いかと。 | ||||
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ススキノ・ハーフボイルドの続編で2006年に出版された「後ろ傷」を改題文庫化。 文庫になるまで約5年もかかっているということは、もしかしたら文庫化の予定は無かったのかもしれない。 が、ススキノ探偵シリーズの1篇が映画化された影響で文庫化できたのかな? 前作からは約1年後、大学生になった主人公の松井省吾の周辺で起きる事件を描く。 ただ、主人公はどちらかというと狂言回しのような役割で、物語の裏で活躍しているのはススキノの便利屋だったりするのだが、それはそれで面白く、とても引き込まれてしまうのだが、主人公の活躍を求めている人には、物足りないかもしれない。 しかし自分は、ススキノという町で、東直己の作り出した人物たちが、生き生きと生活している息吹のようなものを感じるだけで、嬉しくなってしまうのだ。 物語の終わりで、主人公は旅に出る決意を固めるのだが、旅に出た主人公の姿は、ススキノ探偵シリーズの「旧友は春に帰る」でちらちりと触れられる。 そんな部分も彼らが生きているという感触を増すのかもしれない。 | ||||
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