昨日と同じ光景が繰り返される学校で、俺は時間がループしていることに気づく。

プロポーズをした直後に暴漢に襲われ、目の前で恋人エヴァをレイプされたヴェルネル。彼女はそのまま姿を消し、十年が過ぎた。

とある理由で故郷アメリカを逃げるように去り、年の離れた作家の夫とローマで暮らしている若く美しい女性ヴィッキー。

「核の穴は、あなた方をもう一度、特別な存在にしてくれる」。原爆テロを予告する一本の動画が日本を大混乱に陥れた。

ホテルで抱いた女は、三日して部屋を出るとき、俺と一緒だった。最初は、南へ向かう旅の途中で捨てるつもりだった。

授業中のなにげない発言が招いた恐ろしい罠。

人気推理作家・雨宮縁。執筆時、作品ごとに主人公に成りきる姿は多重人格さながらで、憑依作家と呼ばれていた。

医師の辰史のもとに父が死んだという知らせが届いた。名家出身の父の後継者として雪深い山に建つ屋敷を訪れた辰史。

能力って、そんなに役に立つものじゃないんですよ。 物を持ち上げたければ手を使えばいい。

３人組アイドルグループのメンバー・青山柚莉愛。メジャーデビューを目指すも売り上げ目標を越えられず焦る日々。

名門・師団坂法律事務所。しかし創設者を喪って以来、事務所の経営は下降の一途。

少女の死をめぐり、食い違う人びとの証言。

昭和２４年、ミステリ作家志望の風早勝利は名古屋市内の新制高校３年生になった。

元警視庁公安部外事三課の警察官・安宅真。

本の中の世界を破壊する侵蝕者との戦いのため、転生したばかりの小泉八雲。彼は自らが黒く染まる不吉な夢を見ていた。

KGBの大物実力者カジンとマリクは、かつては親友同士だった。

区役所に勤務する愛子は、同僚女子の陰口を聞いたことがきっかけで、たびたび「発作」を起こすようになる。

第２期『こんな探偵小説が読みたい』に加え、単行本未収録の第３期や関連エッセイを 大幅に増補。

1999年初夏、親友が重症を負わされ恋人は行方不明となった大学生・崇は、犯人は都市伝説「トレチア」だという確信を深めていく。

「逆転無罪」。有罪率99.7%の日本での無罪判決は、検察官にとっては死も同然。

地域課警部補の死体が、警察署の敷地内で発見された。胸にはナイフが突き立ち、激しい雨に打たれていた。

治安が悪く、地獄のような街で地べたを這いずって暮らしていると考えていた俺は間違っていた。

ヒトと呼ばれた種が地球上から姿を消して、二百年が経った。

待ち受ける、驚愕の真相と江戸の命運をかけた大決戦。恋と歴史の行く末は? 江戸の命運をかけた大決戦。

徹夜明けの仕事帰り、俺はビルの屋上から飛び降りてきた男となぜか目が合った。

太平洋戦争前夜の神戸。福原聡子は、仕事で満州へ渡った貿易商の夫・優作の帰国を待ちわびていた。

南アフリカ連邦の鉄道トンネル内部で発見された男の死体。

加納&玉村刑事が巻き込まれた寝台特急での密室殺人、リサイタル後に起きた有名ピアニストの服毒死の謎、元特撮ヒーローを襲う不可解な誘拐事件、猛吹雪からの首都脱出―テレビドラマと連動したコラボレーションも話題を呼んだ、『このミステリーがすごい!』大賞受賞作家4名

新千歳発羽田行きの飛行機で右翼団体によるハイジャックが発生。

舞台は『放課後はミステリーとともに』の鯉ケ窪学園。高校に入学したばかりの僕は「第二文芸部」の部室に迷いこんでしまう。

警視庁捜査一課に新設された寄せ集めのチーム、通称SM班。彼らの活躍によって、人体パーツ販売事件は解決した―はずだった。

接待汚職「ノーパンすき焼きスキャンダル」発覚で 大蔵省は大揺れ。

渋谷区の高級住宅街で窃盗事件が発生!　警視庁捜査三課の萩尾警部補は、相棒の武田秋穂と現場に向かった。

生徒の悩みを解決に導く「迷わない子ひつじの会」。

『このミステリーがすごい!』大賞作家が贈る、1作品10分間で楽しめるベスト・ショート・ミステリー集、待望の第2弾!海堂尊や柚月裕子、中山七里、七尾与史、乾緑郎など話題の作家をはじめ、新進気鋭の2013年第11回『このミス』大賞受賞者まで、31名が勢ぞろいし

認知症専門病棟の医師・三杉のもとに、元同僚で鳴かず飛ばずの小説家・坂崎が現われ、三杉の過去をモデルに「認知症小説」の問題作を書こうと迫ってくる。

ひょんなことから職場のモテ男とメール交換するようになったユリコを待ち受けていたのは…?(「リリーの災難」/真梨幸子)。

『このミステリーがすごい!』大賞作家が贈る、様々な舞台設定、シチュエーションと、謎解きあり、ユーモアあり、涙あり、サスペンスあり、ホラーありのバラエティに富んだショート・ミステリー集。

大人気の「ひと駅ストーリー」シリーズと「10分間ミステリー」シリーズから、“最後の1ページ”“最後の1行”にこだわった、どんでん返しの物語を厳選!秘境にある幻の珍味「仙境の晩餐」、鬼と呼ばれる優秀な外科医の秘密を描く「断罪の雪」、飼い猫をめぐる隣人とのトラ

ショートショート・アンソロジー第2弾。

顔と体に広がる黒いシミ、あの世へ誘う黒い影。何者かの呪いがトップアイドル・るるを襲った。

幽霊が存在するために、死は、必要充分条件か? 触れ合うことも、声を聞くことも、姿を見ることすら出来ない男女の亡霊。

死際の翁は生首の絵を描いていたそうだ。持仏堂を曳いた後、怪異が起こるようになった東按寺。

秋津真白は、伯母・赤江神楽の遺体の前で目を覚ました。だが、全ての記憶がない。

探偵は“真実”を求め、魔女は“神秘”を求める。そして時に、人には解かれたくない謎があり、秘密にしておきたい真実がある―。

豊臣秀吉亡き後、再び風雲急を告げる乱世。徳川家康に従うか、それとも石田三成につくか。

「永神のオジキは、映画館の話でいらしたんですか?」興味津々の若い衆に、阿岐本組代貸の日村は心の中で溜め息をつく。

『このミステリーがすごい! 』大賞優秀賞受賞作『感染領域』続編! 今度は日本の「コメ」が危ない!? スレッドウイルス事件から二年――新種のウイルスの災禍から、世界を救った植物病理学者の安藤仁。

第18回『このミステリーがすごい! 』大賞・隠し玉作品。

50年前、突如襲来した異星種族スカムにより、地球は人口の6割を失い、人類は絶滅の危機に瀕する。

ぜんぶ、ぜーんぶ「ママ」のせい。 「わたし」は、42歳のシングルマザー。

会わなければ、よかった。知らなければ、よかった。

躊躇なく被疑者を殴り、同僚を飼いならし、ヤクザと手を結ぶ――その美貌からは想像できない手法で犯人を挙げ続けてきた八神が外国人技能実習生の犯罪に直面。

刑事夕雨子はいつも首元にストールを欠かさない。

残酷でおぞましい事件に隠された真実とは。衝撃的結末に、撃ちぬかれる。

交わることのない、君と出会った。 天空に浮かぶ「世界時計」を境に分かたれた「天獄」と「地国」。

虫たちが次々に襲い来る！超弩級パニックホラー！スランプに悩む音楽大学の同級生グループが夏休みに訪れたのは小さな無人島。

公安部のエリート刑事・幣原は、イスラム国関連の極秘捜査から突然外された。

5年前に函館で起きた連続殺人・傷害致死事件。美貌の作家として注目され始めた柚木しおりは、その一連の事件の関係者だった。

「読者への挑戦状」ーー!! しかし、それは誰がためのものなのか? 「これまで僕が書いてきたなかでも最大級に歪(いびつ)」ーー竹本健治 ミステリ界の金字塔『匣の中の失楽』『涙香迷宮』の鬼才が放つ最新作! 香華大学ミステリクラブの夏合宿で悲劇は起きた! メ

新川綾が事故に遭い手術をした。綾には幼い娘・青葉がいるが父親である新川昭男は仕事でまったく連絡が取れない。

俳句の価値を主張して国語教師と対立した茜。

男は22年前の友人たちに憑依する。迷宮入り殺人事件の真相を追って。

蔵から発見されたのは、封印が施された三つの記録。それはすべて「家そのものが幽霊」だという奇妙な内容で―。

妾腹の少女たちが暮らす「鏡館」。左右対称の新旧の館に、48枚の姿見が配置されている。

2009年、都内でバンクシー作とおぼしきステンシル画が見つかった。

「君の選択肢に『No』はない。

リーマン予想の証明で壁にぶつかっていた上杉和典は、夏休みに伊那谷の学生村を訪れる。

ぎりっ、ぎりっ。ぐし、ぐし。

事件を追う刑事と、遺体探しをする少年達。彼らが辿りつく衝撃の真実とは。

明治38年8月30日。『時事新報』の号外で、 それまでの戦勝の喜びが消え去り、 世間に失望と怒りが広がっていった。

「朱実になりたかったのかな、真佐子って」―美人で人気者の朱実が殺され、不美人で嫌われ者の真佐子が疑惑の対象に。

内閣官房副長官室―永田町の雑居ビルに、人知れずその組織は存在した。

坂口安吾、絶賛! 金田一耕助ものに続く由利先生シリーズ 肝試しに荒れ果てた屋敷に向かった女性は、かつて人殺しがあった部屋で生乾きの血で描いた蝙蝠の絵を発見する。

警視庁捜査一課の箕島朗は、小菅の東京拘置所に向かった。 面会相手は死刑囚・明石陽一郎。

息子を六年前に亡くした捜査一課の浦杉は、その現実から逃れるように刑事の仕事にのめり込む。そんな折、連続殺人事件が勃発。

“死者”と語り続けた後、彼は命を落とした――。 不狼煙さくらは探偵・箒山小竹との浮気調査中に、調査対象の死に遭遇。

山奥のホテル『奥多摩荘』で、国会議員の七十歳の誕生日を祝い、後継者となる息子をお披露目するパーティが開かれる。

愛による呪縛と、愛に囚われない生き方とを探る。野心的長篇小説! 長らく疎遠だった父が、死んだ。

ある出版社の社長の遺言によって、あらゆる種類の創作活動に励む芸術家に仕事場を提供している〈創作者の家〉。

かつて母は、幼かった私を置いて出て行った。

定信が発布した棄捐令(徳政令)に歓喜の声を上げる旗本、御家人だったが、その喜びも長くは続かなかった。

ひとは、いつか死ぬ。それをはじめて知ったのは、いつのことだろう――。

アフリカの漁村からはじまり、全世界規模へ拡大したワクチンの無い新型炭疽菌の感染症災禍。

「謎解き専門」を謳うカラット探偵事務所。

見習いカウンセラーの中島保は、殺人者の脳に働きかけて犯行を抑制する「スイッチ」の開発を進めていた。

クリスマス目前の旭川。正太郎の友人・百合子は担任の磯崎に、櫻子が懇意にしている薔子の別荘に誘われる。

太郎と散多は古道具店を営む兄弟。

高校生の志帆は、かつて祖母が母を連れて飛び出したという山内村を訪れる。

なぜ犯人の服の目撃証言は、 「赤」「緑」「白」「黒」「青」と五通りなのか 食い違う目撃証言、見つからない凶器の謎。

妹アニーに起きた忌わしい出来事が再び起こる。そう告げる不吉なメールでぼくは故郷に呼び戻された。

『このミステリーがすごい!』大賞シリーズ最新作! 在日ロシア大使館駐在武官にしてGRUの諜報員ビクトル・コサチョフ。

期待されながら、行き詰まっている若手刑事たちにコーチとして派遣される人事課所属の向井。

わたし、海砂真史（うみすなまふみ）の幼馴染み・鳥飼歩（とりかいあゆむ）はなぜか中学校に通っておらず、頭は切れるが自由気儘な性格で、素直じゃない。

辻村深月、万城目学、湊かなえ、米澤穂信――。 綺羅、星のごとく輝く人気作家たちによる、“時”をテーマにしたアンソロジー。

亭主関白の真逆を体現する男・兜。息子も恐妻も知らない、彼の本当の職業は…殺し屋!?(「BEE」/伊坂幸太郎)。

昭和12年、大阪。老舗薬種商の鴇屋蛟龍堂は、元祖と本家に分かれ睨み合うように建っていた。

選ばれし小紳士達が集う全寮制の学舎、私立シードゥス学院。13歳から17歳までの生徒が5つの寮に分かれ寝食を共にする。

フェリーでの激闘から数日。

「これから殺戮ゲームを開始します。これは挑戦状です。