リンドウにさよならを



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初公開日(参考)2017年01月
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長編小説

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リンドウにさよならを (ファミ通文庫)

2017年01月30日 リンドウにさよならを (ファミ通文庫)

想いを寄せていた少女、襟仁遙人の代わりに死んでしまったらしい神田幸久。二年後、自由かつ退屈な日々を過ごす地縛霊として目覚めた彼は、クラスでいじめに遭う穂積美咲にだけ存在を気づかれ、友達になることに。一緒に過ごす内に美咲の愛らしさを知った幸久は、イメチェンを勧め彼女を孤独から解放しようと試みる。少しずつ変わり始める美咲の境遇。それはやがて、幸久が学校に留まる真実に結びついていく―。必然の出会いが紡ぐ、学園青春ストーリー。(「BOOK」データベースより)




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No.7:
(5pt)

おもしろーい!!

とても楽しく読むことができました。
読み進めていくうちにぐいぐい引き込まれていきました。
良い作品だと思います。
リンドウにさよならを (ファミ通文庫)Amazon書評・レビュー:リンドウにさよならを (ファミ通文庫)より
4047344966
No.6:
(2pt)

空気感は良いが、言い訳や矛盾が多い。

今作の主人公は、とにかく「場の空気」というものを重視する。それと同じようにこの作品も、作品全体の空気はいかにも青春小説という感じで素晴らしいのだが、一つ一つのシーンを冷静に分析してみると、矛盾点が目立ってしまう、そんな惜しい作品であった。

・タイトルの「リンドウ」がほとんど本筋に絡んでこない。最後のほうで突然、少し出てくるだけ。こんな無意味な小道具より、主人公が幽霊で、バンドをしていて、飛行機が好き、という本筋に関わる設定をタイトルに活かすべき。(その設定たちも、使い捨てのような印象だが)
・ヒロインはデブでブス、という設定なのに、挿絵のヒロインは華奢な美少女。
・ヒロインは太っている、という描写のすぐ後に、「昔に比べてスリムになった」という文。…え、この数ページで、一体何か月の時が経過したの?
・ヒロインをイジメから助ける、と誓った直後にイジメを見ていられないので教室から逃げ出す主人公。
・主人公が無駄に上から目線。専門家のように高校生のイジメを分析し、さらに「彼女は僕を好きになってしまったんだな」などと平気で言う。
・主人公の思い人が現在どうしているか、が、不自然に後半まで引っ張られる。それが作品の肝で最後まで引っ張りたいのは分かるし、一応、「僕はもう死んでいるから、あいつの近況なんて聞いても意味がない」というそれっぽい説明(言い訳)もあるが、やはり不自然。
・突然、「この教室には霊が居る!」と騒ぎ出す変な女子が、イジめられず普通にクラスに居る。これも一応、「クラスのリーダー的な女子と仲が良いから」というそれっぽい説明(言い訳)があるが、やはり不自然。
・ヒロインが、自分をイジメていた奴をいきなり許す。これも一応、「イジメは個々人じゃなくて、イジメを行なってもいいという教室内の空気感が悪いんだ。だから人は恨んでいない」というそれっぽい説明(言い訳)で逃げている。

このように今作は、説明(言い訳)文が非常に多い。さらに主人公の内面や過去の回想の描写も多いので、物語自体がなかなか前に進んで行かない。普通のエンタメ小説が山あり谷ありのジェットコースターなら、今作は平坦な道をのろのろと蛇行運転する自転車、という感じ。
特に凄いのが最終章。今までの伏線を、すべて登場人物たちの説明(言い訳)セリフで解説していく。「今までこの説明をしなかったのは○○だったから」「あの時ああ動いたのは○○と決めたから」と。いくらラノベでも、一ページ以上の長台詞で、自分のすべての行動を解説するっていうのはどうかと思う。
さらにそこで、ある人物の意外な過去も明らかになるのだが、その人物は特に主要人物ではないキャラで、正直、読者もほとんど興味が無い。そんなキャラの説明に何十ページも使い、無理やり深みを出そうとしている。
ドラゴンボールで言えば、悟空とフリーザが戦っているときに突然、「なぜ天津飯の目は三つあるのか!?」というエピソードが一時間挿入される感じ。そんなこと、今はどうでもいい。
ドラゴンボールにように「分かりやすい見せ場」が無い本作は、そういった無駄なエピソードや説明文でページを稼ぐしかなかったのかもしれない。
逆に言えば、そんな継ぎ接ぎだらけのストーリーに、えんため大賞で大賞に選ばれるくらいの「空気感」を持たせられる作者の文章力は、本物だと思う。
リンドウにさよならを (ファミ通文庫)Amazon書評・レビュー:リンドウにさよならを (ファミ通文庫)より
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No.5:
(4pt)

普通に読んでて面白い作品

駄作だと言われている方もいるようですが、結構面白いですよ。

ストーリーがしっかりしてて読んでいて普通に楽しめます。特に無理矢理な感じもなく、
綺麗に展開されています。ラノベらしい甘酸っぱさがあっていいと思います。
ただ、少しだけ説明臭いところはあります。そこは、新人賞の作品なのかなと思いました。
作者さんの今後の作品に期待ですね。
リンドウにさよならを (ファミ通文庫)Amazon書評・レビュー:リンドウにさよならを (ファミ通文庫)より
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No.4:
(4pt)

作者の成長が期待できる作品

最近のファミ通文庫はこういう路線なんですかね?
学園で青春でせつなくて甘酸っぱくて、という、従来からの青春路線に甘酸っぱさが加わった作品。
こういう作風は、それなりに技巧が要求されて、その点では、「新人賞作ねぇ……なるほど」というレベルである。
つまり、やりたいことは分かるけれど、技術がまだついてきていないという印象を受けた。
特に後半の種明かし的部分が、説明に終始している感があり、小説としての展開の美しさについては、まだこれから伸びていく部分だと思う。

そうなのである。ファミ通文庫に関して言えば、以前の黒崎麻由も「デビュー作だからいいけれどもうちょっと技巧がねえ」という感じだった作者が、その後の作品でそれなりに成長を見せたので、本作の作者も成長が期待できると思うのだ。

さいわいに、二作目が続編ではなく新作で近々発売のようだ。
このタイプの作者は、シリーズよりは、色々な作品を書くと伸びるように思うので(偉そうですいません)、今後の成長に期待している。
いや、本当に、期待していますんで。
リンドウにさよならを (ファミ通文庫)Amazon書評・レビュー:リンドウにさよならを (ファミ通文庫)より
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No.3:
(1pt)

Show,don't tell !! 後半の圧倒的説明・説明・また説明で目が滑りまくり…話を「説明」ではなく「人物の動き」で進めるって事が出来んのか?

脚本の原則の一つに「Show, don’t tell(語るな、見せろ)」というのがあるんだが…
要するに台詞による説明に頼らず動きで登場人物の感情や物語の背景を伝えろ、という事。

その大原則を無視して説明台詞に頼り過ぎた悪い見本みたいな作品。

一応基本の導入部分を紹介させてもらうが
主人公はとある高校の教室で気が付いたら自分が幽霊みたいな状態で浮遊していた少年。
この少年は自分の居る場所が自分が所属していたクラスだけど、自分の時代から3年経っている事に気付く。
三年後の教室では一人の女の子が周りから完全に孤立して「いじめ」みたいな状態になっている事に気付いた少年は
その女の子が自分の存在に気付いてくれた事で容姿や振る舞いを改善するアドバイスをして
少しずつその女の子の居場所を作っていく…と序盤はある種の「マイ・フェア・レディ」的ストーリー。

この幽霊に手助けして貰いながらも女の子がなかなか上手く周りの空気を改善できない中で、
霊感のあるという変わり者の女の子や主人公が昔可愛がっていた少年が文化祭を通じて絡んできて
少しずつ苛められっ子だった女の子の周りの空気が変わっていくが、空気を支配・操作してきた
いじめの首謀者が直接絡んできて…という感じで物語が進行する。

物語はもう一つのラインが存在し、主人公が幽霊になる切っ掛けとなった
同級生で、やはり周りから浮いていた正義感の強すぎる女の子の投身(主人公はこれに巻き込まれた)と
彼女を救えなかった主人公の未練っぽい思い出話が絡むのが大きな特徴。

まあ、主人公の同級生だった女の子の投身自殺に関しては「主人公が一人合点したらミスリードの始まり」という
基本原則を知っていれば終盤の展開もあっさりと気付いちゃうし、
この辺の分かりやすさは新人さんらしい「ご愛敬」で済ませられるのかな…と思ったんだが。

三年経って自分の教室で目を覚ました主人公の目にする「苛め」の描写ってのがねえ…
あだ名を「××菌」と付けて、「菌がうつる」って…あと机に落書きとか教科書を破るとか、
えーと、この話、高校が舞台なんだよな?どう考えてもやってる事が小学生のいじめレベルなんだが…?

この「苛め」が首謀者による空気の支配と操作である、と語られるのは良いんだが、その「空気」とやらが

「ミサ菌イメチェンじゃん」
「髪まともになってる」
「ずっと奇天烈ヘアーだったのに、どうしたんだろ?」
「メガネやめたのかな」

こういうモブの台詞連発だけで語られるってのはどうなのよ?
ファミ通文庫は最低限の描写力も無い人を新人賞に選ぶのかと、唖然とさせられた。

だいたい主人公の幽霊状態の描写ってのもかなりアレなレベル。
メシを食うことが出来ず味だけ分かるという設定の割には普通に物に触れられるし、
助けた女の子にだけは声が聞こえて他の人間には聞こえない、という設定の筈が
後半では他の人間との意思疎通がかなり自由になっていたり設定がブレブレ。

まあ、この辺は些末な問題だ。
本当の問題は後半、自分が支配してきた空気を覆されそうになった状況で
苛めの首謀者が直接仕掛けてきてからの展開にある。

首謀者と昔から関わりがあったという霊感少女の長語りで
首謀者がもともとは苛められっ子だった事や、その原因となった
母親の万引きと正義感の強い姉妹による告発といった部分が明かされるのだけど、
これが見事なまでに説明・説明・また説明…読んでいて目が滑りまくる。

これなら苛めの首謀者の視点に変えて、母親の死を突き付けられ、
その噂が広まった事による転落劇を描いた方がまだスマートだし、
理不尽な状況に追いやられて傷付いていく人物の内面も伝わりやすい。
それが他の人物の語りで全てを「説明」したことで、何とも味気ないものに成ってしまった。

この過去に起きた事件で長語りが終わるのか、と思ったら、今度は
主人公の正体が明かされるパートになるのだけど、これがまた説明・説明・また説明。
今度は主人公に助けられた女の子にバトンタッチして主人公の過去の最大の焦点である
同級生の女の子との関りがやっぱり「説明」されてしまうのである。
同級生と苛められっ子の関係は途中で誰もが勘づくけど肝心の名字の問題とか、
両親の離婚みたいな重大イベントをさらっと流してしまったり説明自体もおよそ上手いとは言えない。
そしてやっぱり説明ばかりで人物の動きとして伝わってこない味気なさを延々と味わう羽目になるのである。

登場人物の方も主人公の弟分だった少年とか「本当にこのキャラ何のために出したの?」というレベルで
掘り下げも何もなし。ただ「男キャラが少ないから出してみました」感がバリバリ出ているし…。

いやー、ここまで脚本の大原則に真っ向から立ち向かった作品ってのも久しぶりに読んだ。
説明連発で後半が頭に入ってこず、読み進めるための集中力を維持するのにどえらい苦労を要した。
ファミ通文庫が青春路線に立ち返ろうとするのは歓迎するが、このレベルの人に賞を与えてまで
無理やり戻そうってんなら、きっぱりと「結構です」と申し上げておく。
最低限の描写力も持たずに登場人物の動きで話を見せられないなら「小説」なんてやめておきなよ。
こりゃ小説じゃなく「説明文」だわ。
リンドウにさよならを (ファミ通文庫)Amazon書評・レビュー:リンドウにさよならを (ファミ通文庫)より
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