トリア・ルーセントが人間になるまで

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長編
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あらすじ

2017年04月28日 トリア・ルーセントが人間になるまで (ファミ通文庫)

病に伏した父を治す秘薬を手に入れるため、兄の特命によりサルバドールとの取引に臨んだジンドランの第二王子ランス。そこに現れたのは、抜けるような白い肌と銀色の髪、深く青い瞳を持つ美しい少女トリア・ルーセントだった。自らを「薬」と名乗る彼女とともに王都マキシムを目指すランスだが、トリアの護衛であるロサに「トリアに恋をさせて欲しい」と懇願され―!?その身に救済を宿した少女トリアと小国の王子が辿る、ドラマチックファンタジー開幕。(「BOOK」データベースより)

評判

トリア・ルーセントが人間になるまでの評価:

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トリア・ルーセントが人間になるまでの総合評価:

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No.1
(4pt)

地味だがラストにグッと来る良い話

タイトルはこんなですが、メイン視点はトリアと旅する王子ランスです。たまに突然にトリア視点になったりもして、少し困惑するかもしれません。
作者の三田さんはこれが2作目で、まだ文章がこなれていなかったためでしょう。とはいえ、本当に読みにくかったデビュー作より向上しています。デビュー作で描いていた優しい空気をそのままに上手になっています。
実は私はデビュー作品の評価が微妙だったために、この作品の購入を迷ったことがあるのですが、タイトルのインパクトやあらすじから購入を決めました。
 「ルーセント」という人を癒す道具として育てられた少女が旅をしている間に徐々に人らしい感情を取り戻していくという話で、ファンタジー要素はありますが、心の交流こそがメインで地味な話です。
私はこの話好きで、アマゾンに感想書き込みを頻繁にする前のアンケート葉書を出していた頃の作品だったでしょうか。
今回の話ではちょっと登場しただけのサブキャラも多く、ラストに問題が片付いていないものもあり、続編を希望して読みたかった作品のひとつです。
 またこの世界の「ルーセント」は7人で、それぞれ違う境遇で育てられたりするという設定なので、時代や場所を変えたルーセントの物語も描くことが出来たはずです。
 三田千恵さんがここから「優しいファンタジー」シリーズを描く作家さんになるかと期待したものです(まあ今は現代ものになってもいい話を書く作家さんになっていますが)。
ついでにこんないい話を出したりしていたファミ通文庫があっさり凋落するのも予想外でした。
三田さんにこれと同じ世界とか続編とか出してくれないかなとはかない希望をもっている作品です。
トリア・ルーセントが人間になるまで (ファミ通文庫) Amazon書評・レビュー: トリア・ルーセントが人間になるまで (ファミ通文庫)より
4047346330

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