留萌本線、最後の事件: トンネルの向こうは真っ白



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初公開日(参考)2020年04月
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長編小説

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留萌本線、最後の事件: トンネルの向こうは真っ白 (ハヤカワ文庫JA)

2020年04月16日 留萌本線、最後の事件: トンネルの向こうは真っ白 (ハヤカワ文庫JA)

北海道ののどかな大地を走る留萌本線でハイジャックが発生。犯人はなぜか道議員を交渉役に指名し、半端な身代金を要求するが……(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.00pt

留萌本線、最後の事件: トンネルの向こうは真っ白の総合評価:4.67/10点レビュー 3件。Dランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(2pt)

緊迫感が感じられない

事件の内容的には、列車ジャック・爆破物設置という緊迫感ある設定なんだけど、それが全く感じられずいつの間にか犯人は目的を達成し、事件は何の驚きも無く終結を迎える。
そして、著者の鉄道への思い入れが、中途半端に小説の冒頭から最後まで散りばめられる。
なんだろうな、この消化不良感。
B級でもC級でも何でもいいので、ワクワクするような面白さが無いと、この手の小説は手にする価値は無い。

マッチマッチ
L6YVSIUN
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.2:
(3pt)

いつから,どこで間違ってしまったのか

※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります

自分では決められない運命に唇を噛みしめ,自分だけはと,列車に乗ったあの日.
それでも,トンネルの向こうに希望を抱き,その眩しさに胸を躍らせたはずなのに,
いつから,どこで間違ってしまったのか,老いて,面影も褪せてしまった大人たちが,
戻らぬあの町と列車に思いを巡らせ,『ちゃん付け』で呼ぶ様子に切なさを覚えます.

一方,事件自体はやや出来すぎであり,背景にも古臭さがあったのは否めませんが,
うまく立ち回る犯人側と,じわじわと追い詰めていく警察側との攻防には引き込まれ,
短めの各章と場面転換の積み重ねは,テンポの良さとともに,緊張感を高めていきます.

ただ,サブタイトルの『真っ白』については,彼らに回収をしてほしかったところで,
言葉にしても,『そのまま』ではなく,もうちょっとほかにあったのではと思いました.
留萌本線、最後の事件: トンネルの向こうは真っ白 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:留萌本線、最後の事件: トンネルの向こうは真っ白 (ハヤカワ文庫JA)より
4150314306
No.1:
(3pt)

「権力」に動じない友人たちへ

「留萌本線、最後の事件 トンネルの向こうは真っ白」(山本巧次 早川書房)を読みました。
 舞台は、北海道、留萌本線。私は特に鉄道ファンではありませんが、最後の夕張支線の運行に集まる「鉄ちゃん」たち(「葬式鉄」という分類があるんだ)、駅舎への感慨、現れる地元政治家の姿を点描するプロローグには、引き込まれました。
 そして、その留萌本線を運行中の列車がハイジャックされます。犯人はダイナマイトを持ち、運転手を含む5人を人質に取り、終着駅・留萌に向かう途中のトンネルの中に立て籠ります。果たして犯人の要求は何?どう物語は収斂していくのだろうか?
 スリラーですからあまり語ることはできません。物語は、ほどよくコンパクトに纏まっている印象です。いくつかの伏線が回収される小さな快楽はありますが、予測される範囲内に留まっています。ユーチューバーたちの扱い、海外口座など、その辻褄合わせに少し首を傾げたくなる部分もあります。
 それでも、昭和の時代の「炭鉱」、それを運ぶ列車、その街で育った少年たち、夢、幻影、権力とその散りばめられた符牒は、タイトルどおり「トンネルの向こうに」方向を変えて爽やかにホワイトアウトしていきます。携帯電話もSNSも高速鉄道も高速道路もなかった時代への郷愁と共に、とは言えそれらのものを持ってしまった私たちの「現在」はその郷愁を超えていく必要があるのでしょう。「権力」に動じない、心穏やかな多くの友人たちと共に。
留萌本線、最後の事件: トンネルの向こうは真っ白 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:留萌本線、最後の事件: トンネルの向こうは真っ白 (ハヤカワ文庫JA)より
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