急行霧島 それぞれの昭和
- スリ師 (3)
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鹿児島から東京まで走る急行霧島で起こる物語です。 二人のヒロインがとっても良い。各々事情がありこの列車に持っています。ほかに刑事たち、乗務員、スリ、犯罪者、泥棒、乗客、一見紳士などが登場します。 乗っている犯罪者を探す刑事、スリを現行犯で捕まえようとする刑事たちが車中をめぐります。そこへもう一つの泥棒が加わります。 スリ、犯罪者、泥棒がつかまり、最後にすべてが解明されます。良い終わり方です。 急行霧島が舞台となっています。この理由も明らかになります。 | ||||
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昭和中期が感じられる良い人情作品でした。 著者の他の作品も読んでみたくなりました。 | ||||
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一応ヒロインはいるが、彼女だけではなく、乗り合わせた乗客(ヒロインの相席客、掏摸、傷害犯、車掌、刑事、公安官など)をそれぞれの立場から描いた作品。少し長い小説ではあるが、当時の世相なども忠実に描かれていて引き込まれる。 | ||||
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昭和36年の寝台急行が舞台。鹿児島から東京まで自分も一緒に旅をしている気分になりました。主人公上妻美里でシリーズお願いします。 | ||||
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1961年という時制で今なき国鉄の長距離列車を舞台に複数の「事件」が交錯する。残酷な場面などはなく適度にメリハリとどんでん返しがあり娯楽作品として休日の午後にサラリと読むのにとても適している。全体に郷愁的で「三丁目の夕日」風味である。風味とは物語世界において、これから始まる「高度成長」が諸矛盾を解決してくれるのではないかという楽観的な雰囲気と言って良い。 作中で昭和の負の面として幾つかの事項が参照されるが、その中で水俣病の扱いについては本作品で扱われる1961年11月は1959年12月の見舞金契約から1968年9月の政府による公害認定までの間の「空白の8年」にあたっており取り上げ方にだいぶ無理があるのではないかと思った。一方で筆者は先月、原一男監督「水俣曼荼羅」を観たところであり、映画の終盤でも描かれていたように有機水銀中毒をめぐる問題は解決どころか近年ますます後退しているようにも思われる。そう考えると作中の1961年を生きる人々が願うようには「うまく運ばなかった現在」を意識させる点でとてもほろ苦い。この苦さを意識することで作品そのものがに定調和からはずれた興趣をおぼえることができる。 | ||||
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