誰が千姫を殺したか 蛇身探偵豊臣秀頼
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 | 2023年05月16日 誰が千姫を殺したか 蛇身探偵豊臣秀頼 (講談社文庫) まさしく豊臣秀頼こそが戦国乱世におけるシャーロック・ホームズだったのである。 大坂夏の陣の終結から四十五年が経った万治三年六月、大坂城の焔硝倉に落雷し、大爆発が起こる。 城の修復中に地下へ続く豊臣時代の石段が見つかる。 暗闇の先には、豊臣秀頼と名乗る人物がいた。 恐ろしき姿となった秀頼は「千姫は大坂城で殺された」と驚くべき物語を話し始める。 書下ろし時代本格ミステリ。(「BOOK」データベースより) |
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誰が千姫を殺したか 蛇身探偵豊臣秀頼の総合評価:
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| 迅速な配達ありがとうございます | ||||
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| 何だかんだ言っていても、結局ダジャレで落とすんだろと期待しながら読んだ。 この展開からこう落とすのかと感心。 しかも、あわよくば続編を・・・と匂わせているのでは？ 保科正之の継室（後妻）であった聖光院と言えば、つボイノリオの歌にもなった（笑）、あの「お万の方」だ。 お万の方には、上杉綱勝の正室となった自分の長女「媛姫」を誤って毒殺したとされる事件があったではないか。 蛇身探偵が、お万の方の容疑を晴らすとか、徳川光圀と推理合戦するとか、続編を書こうと思えば書ける。 さらなるダジャレに期待したい。 | ||||
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| 大好きな作家さんの新作であり、読めるのを心待ちにしていました。Amazonの粗筋紹介以上のネタバレをせずに、心地良い読後感を記載できるよう、頑張りますね。 この作者特有のあれ、今回も物語の深い部分で見事に炸裂していますが、私は読書中全く気付けませんでした。気付ける人がいたら、本当大したものだと私は思いますが、見事な炸裂ぶりです。 物語背景となる江戸時代初期、特に徳川と豊臣の確執の情報は作中できちんと説明されており、レビュータイトルとおり、あの時代の詳細な知識がないと違和感や不満足感を抱くと言うこともないでしょう。と言うよりも作者の筆致の素晴らしさゆえに、あの時、こんなことが起こっていたんだ！と思えること、間違いなしです。 なお、本当はこんなこと書きたくないのですが、講談社文庫の校閲係、ちゃんと仕事しろ！です。どう考えても誰が読んでも２１４ページ７行目は「佐助」だろ。こういう面白い作品にこういうミスがあると、本当に本当に興醒めなんですよね。だって、物語世界に入っていたのに、その世界が目前で歪むのですから。ただ、物語的に面白いので、星は減らしません。 | ||||
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