(短編集)
シャーロック・ホームズたちの冒険
- アルセーヌ・ルパン (20)
- シャーロック・ホームズ (70)
- パスティーシュ (27)
- 名探偵 (559)
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題名を見てまず思い浮かぶのがシオドー・マシスン 『名探偵群像 THE GREAT "DITICTIVES"』 だろう。 事実、そんな思いを胸に読み始めたんですが。 ホームズ?ルパン?趣向はどちらかと言えば秘められた探偵譚というより パロディかパスティーシュ寄り。 先行レヴューにも指摘があったけれど、この点は表紙や帯に 明記されてしかるべきであろう。 また、ご本尊が登場の「『スマトラの大ネズミ』事件」は開巻ほどなく 底が割れてしまって興覚め。 ほかはチャップリンの『殺人狂時代 Monsieur Verdoux』'47 の有名なセリフが頭に浮かんでくる 探偵ヒトラーのハナシがちょっと印象に残ったトコロかな? | ||||
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これは、最高に楽しい連作短編集。恐らくシャーロッキアンを激怒させるであろう、ホームズのパスティーシュ。一言で言えば「くだらない」のだけれど、マジメなホームズファンをおちょくってるような内容を書くのに、無駄と思える執筆努力をした筆者のエンタメ魂に敬意を表したい。特にこだわりのない、普通のミステリファンなら、アホな事やっとるな、と苦笑しながらも楽しめると思う。 ホームズものでない、他の作品も、意外な著名人が探偵役で、読まなくても楽しいくらい。くだらない駄洒落も、オイオイと脱力を誘うように使われ、田中啓文ファンなら、必読のエンタメ作。マジメな読者には向きません。 | ||||
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ホームズ、忠臣蔵、ヒトラー、アルセーヌ・ルパン、小泉八雲と様々な著名人物/事件をモチーフにした短編集です。 最後に収録されたアルセーヌ・ルパンの話が一番意外性に富んでいて面白かったように思います。 また、ヒトラーの話も意外とお茶目な感じかなと思わせる描写が続いた後に、狂気をうかがわせるエピソードが挟まれてぞっとします。 | ||||
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シャーロック・ホームズ、忠臣蔵、ヒトラー、小泉八雲、アルセーヌ・ルパンたちが、実はこうでしたよというパロディもの。はああ、なにい!?というようなとんでもないというか、ありえないでしょ、冗談もいいかげんにしなよというネタであるにもかかわらず、結構これが面白かった。なかでも、「八雲が来た理由」はよく調べて書かれているのか、有名な「怪談」を上手く生かしている。殺人のトリック自体はくだらないけどね。でも、あははと笑って済ませられるんだよなあ。まあ、いかにも田中啓文らしい小説だ。 | ||||
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厳格なシャーロキアンには許せない部分も多々あるかもしれないが、 原典を知らないか、訳本で数作程度の読者であれば、違和感なく楽しめる。 問題は、文庫本の書名(タイトル)にある、が、読後の感想。 表題作はないからだ。 シャーロック・ホームズが登場するのは、「「スマトラの大ネズミ」事件」と「mとd」。 ほかの収録作は「忠臣蔵の密室」「名探偵ヒトラー」「八雲が来た理由」の3作。 時代も舞台も原典の背景も全く異なる。 著者のファン以外が、書名で購入した場合、裏切られたと感じる確率が高くなるのは必至。 忠臣蔵、ヒトラー、八雲に興味を持つ者が読んだとしても、同様の読後感を感じるだろう。 シャーロック・ホームズを知らない人が読む場合に備えて、パスティーシュであることと、 表題作がないことは、明記しておくのが、読者への最低限の礼儀かと思う。 あとがきに、ホームズの文体模倣(パスティーシュ)をする上で、史料、資料、作品群など資料を駆使し、 執筆時間に何倍も掛かったとあるが、どこの向かって書いたのか、最初から方向が間違っていたような印象。 本文中の「あるルートから入手じたんだ」は、単なる入力ミスか、はたまた何かの推理のヒントなのか…。 ローマ字入力が主流の現在、「し」と「じ」の違いは珍しい…。 | ||||
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