サイケデリック・マウンテン
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ちょっとしたきっかけがあって手に取った本で、この著者の小説ははじめて読みました。感想としては月並みな表現ではありますが、「ページをめくる手がとまらない」といったところ。私は、ややこしい設定や急すぎる場面展開などが続く小説は読み進めるのがしんどくなってしまうのですが、この小説はそのようなこともなく、しっかり人物や筋書きが追えました。ドラマを見ているようにすらすら読めて、旨いお酒を飲んだ後か、美味しいお菓子を食べた後かのような読後感でした。社会問題に対する見方、世界観などもとても共感できました。スカっと勧善懲悪、という収拾の仕方ではないものの、ラスト近くのとある人物の亡くなり方で少し溜飲が下がりました。他の作品も読みたいと思います。 | ||||
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部分的に面白い設定はあるが、作品全体を通しての世界観が雑誌記事を寄せ集めたように平凡で、登場人物がそれを繰り返し長台詞で代弁するので、誰にも感情移入できないし、全体にメリハリがなく読むのが辛い。最初の真行寺が一番良かった。 | ||||
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榎本さんの本は、全て読んでいます。この本を書かれたのは、エアー2.0の直後、だと知りました。どうして、今まで出版されなかったのか、不思議でなりません。出版業界の問題?、読者側の問題?、社会の問題?、色々あるかもしれませんが、後々、この本が、榎本さんの代表作、といわれるようになる、と確信しています。 榎本さんが、数年前から、最近の世界情勢を予知していた、とも言えるかもしれません。 | ||||
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榎本憲男さんの新刊『サイケデリック・マウンテン』を読みました。 本の帯には、〈『巡査長 真行寺弘道』『DASPA 吉良大介』を超える最高傑作〉と謳われている通り、この小説は、著者の最高傑作ではないかと思いました。 マインドコントロールという心の深いところに横たわる闇のようなものを、ミステリー形式の中で見事に浮き彫りにされています。 マインドコントロールというと、真っ先に頭に思い浮かぶのは、新興宗教の精神操作のようなだと思いますが、この本を読んで、科学への偏重も例外ではないのではないかと感じました。 というより、マインドコントロール以外のものが果たしてこの世に存在するのかという疑問です。 マインドコントロールの問題について考えることは、この世のあらゆる社会問題の根っこにあるものを深く掘り下げることにつながるのではないでしょうか。 榎本さんの小説は、エンターテイメントとしての推理小説と絡めて、様々な社会問題についてその本質的な構造を追求するという哲学書的な側面を持ち合わせているのが特徴だと感じていますが、今回もその期待に見事にこたえてくれました。 はっきり言って、期待をはるかに超える内容だと言ってもいいと思います。 このミステリーが、一人でも多くの人に読まれますように。 | ||||
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