インフォデミック: 巡査長 真行寺弘道5
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
インフォデミック: 巡査長 真行寺弘道5の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
米中の新冷戦、その冷戦のきっかけを作つたとされるコロナ禍。 警察キャリア官僚と巡査長が絡む知能戦争。 読むに値する内容がぎっしりです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主軸に浅川マキは良かった。久しぶりに聴きなおしたくなった。 コンサートの映像を見ているような文章に感謝しています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
真行寺巡査長が登場するこのシリーズはどこかとぼけていて親しみやすいが、その分緊張感に欠ける。真行寺、森園ものる、白石サラン、黒木とそのシリーズでおなじみの面々が登場して、今回はコロナ禍を話題に追跡アプリまで登場する現代性に富んだ物語に仕上がっている。コンピュータの達人黒木や内調の吉良大介もからんであらすじが展開されるが、やや通俗的な分だけ緊張感に欠ける面がある。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今作はコロナウイルスという時事的なネタをタイムリーに打ってきた。 テーマは「自由か命か」だと感じた。命より自由を取るか、自由より命を取るか。前者が真行寺であり、後者が大衆(または国家)であろう。 自由の本質は「失うものが何もない状態」を指す。財産や家族や仕事(地位)など守るものがあれば、束縛されるから本来の自由はない。それらがない(に等しい)真行寺は自由の象徴だ。私たちは自由を求めているのだが、命の安全を求め、皮肉にも国が推し進める科学技術に管理されることを望んでいるのではないか。そんなコロナ禍における違和感を本作はこれでもかと問うてくる。そしてこのシリーズの中で、最も真行寺がかっこよかったのではないかと思う。 科学技術は万能なのか?これから訪れるデジタル社会は、果たしてユートピアかデストピアか? 真行寺シリーズと対をなす、DASPA吉良シリーズ「コールドウォー」が楽しみだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
あとがきに、次のような文章があります。 「書くことを通じて、このコロナ禍で起こっている現実と向き合いながら、この時代が抱えている問題の多くについて、 思索を深め、その結果を作品という形で提出できたのではないかと信じています」 作家榎本憲男氏は、その目標を達成したのでは、と私も確信しています。 「エアー2.0」と同様に、この「インフォデミック」も、 難しい問題提起はされていますが、と同時に、 「晴れた五月の風に吹かれながら、たしかにここに希望を見出したいという気持ちをおさえきれない自分を、 真行寺はみとめた」 の文章のように、けっして絶望的ではありません。 だから、私は、これらの作品が大好きです。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 8件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|