マネーの魔術師 ハッカー黒木の告白
- ハッカー (50)
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真行寺シリーズの外伝的な作品ですね。 真行寺の相棒で、吉良警視正の相棒である黒木が主役の作品です。 | ||||
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Amazonならではのサービスですね。これだからAmazon利用は外せません。 | ||||
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パイフオルガンを修復するには良くし過ぎないこと、 ということの意味が、ぐわーっと迫ってきます。 伝統が一度途絶えてしまい、文献もなければ パイフオルガンを今風の豪華な音にしか再建できないとしたら? 「かぼそい」音でしか得られない精神性は失われる… そこが一番、ぐっときました~。黒木が和歌山県に来た本当の理由… 次回作楽しみ。 | ||||
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主に次の三つで構成されています。 ハッカー黒木の成功譚と哲学。 リーマンショックの解説。 日本の伝統工芸を保存・継承しようとする柴田澪の活動。 副題が「ハッカー黒木の告白」となっていますが、俺(真行寺)の一人称なので黒木の告白とは違うんじゃないかな。 新自由主義批判やパワーシフト(多分トフラー)は四半世紀以上前の潮流でいまさら語られても時代遅れ感。 アーレントの「仕事」や「活動」の概念を日本の伝統工芸とツタエテに重ねているのですが「活動」が厄介な概念でして。 ツタエテはいわゆる意識高い系の柴田澪が伝統工芸品の販路拡大を目指して行っているのですが、献身的なリーダーが次々現れなければ伝統工芸と同じく先細りになって消えてしまうだけなんですよね。伝統工芸品は同時に消費財でもあるわけで。つまり、アーレントが否定する「運動」に近いわけです。 結局ツタエテが軌道に乗ることなく話が終わってしまうのでモヤモヤするんです。みみっちくて器の小さい滝沢の嫌がらせなんて読んでいて楽しくないですし。 作者が伝えたいメッセージが込められているのでしょうが、エンターテインメントとしての面白さはあまり感じませんでした。 | ||||
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真行寺シリーズのスピンオフの今回の作品もまたビックリしてしまいました。 まず、真行寺の影の主役と言ってもいい黒木が主人公というのが「待ってました」って感じです。 ただ、いきなり和歌山県のずいぶんと田舎のほうに現れて、そこに居着いて、それで地元の女性と親しくなるので、 いつもとはひと味ちがう展開だなと最初は思っていました。 すると、世界がどんどん広がりだして、榎本さんの持ち味である哲学的な深みもぐっと出てきます。 考えさせてくれる上に、面白い。サスペンスも満載で言うことなしです。 また、榎本氏の文はリズミカルで読みやすい。難しいことを語っているんだろうけどちっともそれを感じさせない。 噛んで含めるように丁寧に伝えてくれる。それも嬉しい。 真行寺シリーズはここから入門してもいいかもしれません。 | ||||
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