開化鐵道探偵 第一〇二列車の謎
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 | 2018年12月20日 開化鐵道探偵 第一〇二列車の謎 (ミステリ・フロンティア) 明治18年。6年前、京都逢坂山トンネルの事件を解決した元八丁堀同心の草壁賢吾は、日本初の私鉄・日本鉄道を経営する奈良原繁社長と、井上勝鉄道局長に呼び出される。高崎発の貨物第102列車が大宮駅で脱線し、そこから積んだはずのない千両箱が発見された謎を解決してほしいという。千両箱は、江戸幕府の要人にして高崎で刑死した小栗上野介が、幕府から持ち出した隠し金と疑われていた。草壁は小野寺乙松技師と共に、捜査のため高崎へ向かう。しかし矢先、爆弾騒ぎに巻き込まれる。更に現地では、千両箱の事情を知るとみなされていた、小栗の元従者が行方不明に。千両箱を狙う警察や、自由民権運動家の過激派、維新で困窮した没落士族たちが不穏な動きを見せる中、ついに殺人が!(「BOOK」データベースより) |
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| 八丁堀の発想と人柄最高。できれば女性との爽やかな会話あれば人物像が見れればいい。 | ||||
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| ストーリー作りには苦労の跡がしのばれますが、いくつかの犯罪の組み立てがこのようなレベルでは推理小説としての完成度は今一つ。 ネタバレになるので書けませんがこれだけの人がかかわれば犯罪の実行はたいして難しくないですね。 探偵役の描き方も時代背景を抜きにするとありきたりで新鮮味に欠けます。 八丁堀の出身にしてはやや真面目すぎてコーヒーでも愛好しそうなタイプですが、このキャラクターでは当たり前すぎるので、やや鼻について自分本位の性格になるように無理に仕立てたのではと思います。 ただ時代背景はよく反映されていて明治時代の雰囲気は味わえます。 推理小説よりも時代小説として読めばそれなりに面白いと思います。 | ||||
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| 軽快に進むストーリーと思わず読み返してしまうほどでした。おすすめです。 | ||||
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