軍艦探偵



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    軍艦探偵 (ハルキ文庫)
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    初公開日(参考)2018年04月
    分類

    長編小説

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    軍艦探偵 (ハルキ文庫)

    2018年04月12日 軍艦探偵 (ハルキ文庫)

    短期現役士官制度に応募して海軍主計士官となった池崎幸一郎は、戦艦榛名に配属された。山本五十六連合艦隊司令長官の視察を控え、運び込まれたはずの野菜の箱が一つ紛失したことが彼に報告される。銀蠅(海軍での食糧盗難)かと思われたが、食材箱の総数は合い、破壊工作の疑いが生じる(第一話)。一方、駆逐艦岩風が救助した陸軍兵士の行方不明事件(第五話)はやがて他の事件と結びつき―。鋭い推理力で軍艦内事件を解決し、図らずも「軍艦探偵」と呼ばれた海軍士官の活躍を描く軍艦ミステリーの登場!!(「BOOK」データベースより)




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    No.4:
    (5pt)

    戦争中の海軍

    今までにない時代背景で海軍の事が分かり面白かった
    軍艦探偵 (ハルキ文庫)Amazon書評・レビュー:軍艦探偵 (ハルキ文庫)より
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    No.3:
    (5pt)

    著者は本当に昭和35年生まれか? 見てきたような帝国海軍の現場実態

    【結論】
     帝国海軍ファン、ミステリ小説ファンに推薦。

    【理由/解説】
     昭和19-20年にかけて壊滅的ダメージをうけた帝国海軍が健在なりし頃を、まるで実際に著者が主人公の主計士官として体験し、あるいは少なくとも実際に見てきたようなリアルさで描く、軽快な(無用に暗くならない)ミステリ小説。
     現代の作家による帝国海軍ものといえば、しょうもないSFと相場が決まっている(たまには、そこそこ読ませるものもあるが、戦史好きの読者には堪え難いレベルものが多い)。 昭和35年生まれの著者の文庫書下ろしでは、たいして期待できないと思いつつ手にとって読み始めた途端に引き込まれた。
     もとより、ポスト団塊世代の私に軍歴はない(自衛隊にすら直接は関わりがない)。
     しかし、帝国陸軍軍人であった亡父を含めて親世代は大東亜戦争に従軍した人が殆どであり、私がサラリーマンとして長年を過ごした職場でも、入社当時は旧海軍で見習い士官の特攻崩れ(?)だという自衛官OBが先輩として在籍していた。 これら旧軍人から、私が自分の耳で聞いた軍隊生活の実態や、その後、渉猟した大量の戦記と照らし合わせて、本書の時代考証はかなり信憑性が高いと私は感じている(不自然な感じがしない)。
     
     また、第一話から第六話までの一つ一つの「事件」を、主人公である主計大尉がどう推理し解決したか、普通の人なら見逃してしまう物事や言動のどこに「おかしい」と気が付いたか、これも事故調査や犯罪捜査を職業とする読者なら、「得たり」と感じながら読んだはずである。(私事になるが、私は今春まで35年間、某メガ損保の事故調査員として奉職した。 現在、調査業を起業準備中である)

     もうひとつ、主人公の身分設定(短期現役主計士官という、正規の士官ともそうでないとも言えない制度)が絶妙であり、厳しくも温厚な人柄が好ましい。

     余韻たっぷりのエンディングも、よかった。
    軍艦探偵 (ハルキ文庫)Amazon書評・レビュー:軍艦探偵 (ハルキ文庫)より
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    No.2:
    (3pt)

    帝国海軍の日常の謎

    真珠湾攻撃の勢いに乗る日々から,少しずつ陰り,ついに…となる激動の時間の中,
    軍艦だろうが戦時下だろうが,人が集まれば生活があり,何かが起きるというわけで,
    消えた食糧の木箱や,奇妙な信号に暗号など,この時代と舞台ならではの背景を交えた,
    言うなれば『帝国海軍の日常の謎』という印象で,全六話を収めた連作集となっています.

    ただ,伏線はそれなりにあった気がしますが,なじみの薄くなった時代や設定であり,
    読みながらあれこれを考えるというよりは,二重三重に張り巡らされた真相や人所裁き,
    そして,戦争への不安や恐怖など,当時の様子を見つめるという方が近いかもしれません.

    一方,日常の謎とは言ったものの,半に殺人事件も起き,確かに解決はされるのですが,
    本作の軸となり,最後も飾るこちらの流れは,真相どうこうではなく,戦後からしばらく,
    生き残ってしまったと自分を責める主人公の,一つの区切りに重きが置かれているようです.

    その反面,主人公をはじめ,多くの艦で出会う人物たちにはあまり魅力を感じられず,
    彼自身も振る舞いがスマートであったり,秘密にされていたちょっとした弱点も併せて,
    カバーのたくましい題字とはおおよそ似つかない雰囲気に,少し物足りなさを覚えました.
    軍艦探偵 (ハルキ文庫)Amazon書評・レビュー:軍艦探偵 (ハルキ文庫)より
    475844160X
    No.1:
    (5pt)

    面白かったです

    主人公は主計科に短期徴用された会計士で、
    最初は事件とよぶにはどうかしてるものからはじまり、だんだんと事件の内容もその推理もグレードアップしていくのが、
    もともと専任の探偵ではなく観察力にすぐれたただの主計といったリアル感があってとてもよかったです。
    基本軍艦内で事件は起こるのでどうやっても密室物になるところも面白いなと思いました。
    この本一冊で終戦まで話が進み、最後のほうはさすがに事件より戦場の雰囲気も緊迫したものとなります。
    血まみれで猟奇殺人が!みたいなものではない、人と人が閉鎖空間に閉じ込められていたら
    おこりうるであろう事件の数々を(自分は望んでいないのに)軍艦探偵と名付けられた主人公が解決する短編小説群で、
    とても楽しくよめました。
    軍艦探偵 (ハルキ文庫)Amazon書評・レビュー:軍艦探偵 (ハルキ文庫)より
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